サッカー選手で誰が最強なのかが気になったので、サッカー監督ゲームFootball Manager 2022で、以下の選手をそれぞれ23人ずつ集めたチームを作って、トーナメント戦を実施して検証してみました。
- アルトゥーロ・ビダル
- ナイジェル・デ・ヨング
- マリオ・バロテッリ
- ラジャ・ナインゴラン
- ジエゴ・コスタ
- ペペ
- ルイス・スアレス
- 遠藤航
実績としては、Japanese Emperor's Cup(天皇杯)の優勝経験があるビダルが一番あるので、優勝候補の筆頭ではないかと思います。
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というわけで、それぞれの選手をそのまま複製をした21人と、無理矢理GKにコンバートをした2人の計23人のチームを作ってみた。
チームの中を見るとこの通り、同じ名前の選手が23人並んでいる。
選手のみの設定しかしていないので、監督の席は空いているが、しばらく経つと適当に誰かしらが就任をするはずだ。
抽選の結果、トーナメントは以下のようになった。
どの選手も実力があるので、初戦から見逃せないカードばかりだ。
大会のコミッショナーはフェリペ・メロの参戦も模索していたが、足の怪我や、大会までに減量が間に合わないとのことで、オファーを蹴られてしまったようだ。
というわけで、さっそく試合を見ていきたいと思う。
1回戦 第1試合 「マドリッドの暴れん坊」ペペ VS 「吸血鬼」ルイス・スアレス
ペペといえば2009年に倒れているハビエル・カスケーロを2回蹴ったことで10試合の出場停止になったりと、ときおり非常に凶暴なことをすることがあって有名だと思います。
一方でスアレスも非常にアグレッシブな選手ですが、噛みつき癖があって3回も噛みつきで出場停止処分を受けていて、中でもブラジルW杯でキエッリーニへの噛みつきが一番有名か。
ペペは元レアル・マドリードで、スアレスは元バルセロナということで、クラシコでバチバチにやりあっていた因縁の相手だと思うので、さっそく面白い試合カードだと思う。
ペペのセコンドを見るとユベントスの監督を辞めてフリーになっていたピルロがついていた。
どこでペペとピルロのつながりがあったかわからないが、同じぐらいの年代でクラブでも代表でも戦い続けていたどうしだと思うので、なにかのつてがあったのだろうか。
一方でスアレスのセコンドは元日本代表監督のハビエル・アギーレ監督になっていた。
中南米の出身同士ということでこういった組み合わせになったのだろうか。アギーレの好きなインテンシティの高い戦術とスアレスとの相性は良さそうな気がする。
2人の選手を比較するとこの通り。
ペペはセンターバック、スアレスはフォワードとポジションが全く異なるので、比較をするとやはり、ペペが守備が優れていて、スアレスは攻撃が優れている感じになっている。身体能力の部分で見るとペペが勝っているので、能力を見るとペペが有利な気がするが、プレイ可能なポジションの適性を見ると、スアレスの方がサブで出来るポジションが多いので、その点はスアレスが有利な気がする。
というわけで、試合結果はこの通り。PK戦までもつれ込んだがスアレスが勝利をしたようだ。
試合展開としてはペペが4人負傷退場をするという荒れた内容だったようで、ファウルの数もあわせて42回と、3分に1回のペースで笛が吹かれていたようだ。ペペは最終的に10人で戦うことになったみたいだが、スアレスも退場をして10人どうしの戦いになっていたようだ。延長後半の終了間際までスアレスがリードをしていたようで、ギリギリでペペが追いついたのだが、PK戦となってしまい、そうするとPKが得意なスアレスに分があったようで、スアレスの勝利となっている。
1回戦 第2試合 「インドネシアの自由王」ラジャ・ナインゴラン vs 「スーパー・マリオ」 マリオ・バロテッリ
ナインゴランといえば、モヒカンとタトゥーで見た目の凄さもあるが、遅刻癖があったり、飲酒運転の上にスピード違反をしたりと、かなり自由奔放な選手だ。飲酒に加えて喫煙の習慣もあるようで、それであの運動量でプレイができるのが凄い。ちなみにインドネシアにルーツがあり、ラジャはインドネシア語で王という意味らしい。
一方でバロテッリも言うまでもなく様々な悪童エピソードがあることで有名で、エピソードをあげていたらきりがないが、個人的に好きな話はマンチェスターに住んでいたときに風呂で花火大会をしてボヤ騒ぎになったものか。
というわけで、このカードはセリエAが排出をした悪童対決という感じか。
ナインゴランのセコンドは、直近でバルセロナのフィットネスコーチをしていて、インドのクラブや、エルサルバドル代表の監督経験があるアルベルト・ロカとなっている。
一方でバロテッリのセコンドは、元アルゼンチン代表で、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードでプレイをしていたガブリエル・エインセだ。直近ではMLSのアトランタ・ユナイテッドで監督をやっていたらしいのだが、練習中に水を飲ませずに選手が脱水症状になってしまったり、選手に休暇を与えなかったり、いつでも電話に出れるようにして、いつでも練習場に来られるように選手に要求をしていたりと、前時代的なパワハラ指導をしていて、選手会がMLSに苦情を申し立てるなど、問題があったようだ。このパワハラ監督とバロテッリの相性に凄く疑問があるが、傍から見る分には面白そうである。
ナインゴランとバロテッリを比較するとこの通り。
ミッドフィルダーのナインゴランとフォワードのバロテッリの比較だが、ナインゴランが非常に万能な選手なので、守備はもちろんのこと優位で、攻撃も同じくらいのレベルである。サッカーに対する賢さまわりのメンタルもナインゴランが圧勝だが、フィジカル、スピード、空中能力といった身体能力や、ボールの扱いの上手さのスキルではバロテッリが勝っている。つまり賢い選手vs上手くて強い選手という構図か。
というわけで2人の試合の結果はこの通り。PK戦の末にバロテッリが勝利をした。
試合内容を見ると、イエローカードが8枚飛びかう荒れた展開だったようで、ナインゴランが支配率75%、シュート35本と圧倒をしていたが、キーパーのバロテッリが評価点8.4となっていてスーパーセーブを連発したようで、0対0でPK戦になって、結果としてPKが得意なバロテッリが勝利をしたようだ。
1回戦 第3試合 「野獣」ジエゴ・コスタ vs 「日本産のデュエルマスター」遠藤航
RIZINバンタム級トーナメントに唯一参加をしている日本人選手の遠藤だが、相手はジエゴ・コスタで、敵味方、選手、監督、理事会、クラブと代表チームと相手を問わずバトルを繰り広げる恐ろしい選手だ。
ジエゴ・コスタはブラジル生まれで、ブラジル代表として親善試合の出場があったのだが、2014年のW杯の直前に前回王者で前評判の高かったスペイン代表に鞍替えをしてブラジルを裏切るような形になったり、チェルシーやアトレティコ・マドリードなどのクラブでは監督と喧嘩をして退団をするなど、試合中のプレイもアグレッシブだが、そのアグレッシブさがチーム内などにも向いてしまうタイプの選手だ。
遠藤は今まで紹介をした選手のようなエピソードはないが、フィジカルで劣っていると言われがちな日本人にもかかわらず、ブンデスリーガの中でもデュエルの勝利数が上位にいたりと、球際が非常に強い選手だ。
ジエゴ・コスタのセコンドはフランキー・ベルコーテレン監督で、選手としても監督としてもベルギー代表となったことのある、経験豊富な監督だ。
遠藤のセコンドは元アルゼンチン代表で、現在はMLSのサンノゼ・アースクエイクスで監督を務めているマティアス・アルメイダだ。現役時代のポジションやプレイスタイルが遠藤と似ていると思うので、相性は良いのではないか。
2人の能力を比較するとこの通り。
フォワードのジエゴ・コスタと、ミッドフィルダーの遠藤の比較だが、守備とフィジカルを除くとジエゴ・コスタが全て勝っている感じ。ポジションの適性を見ると、遠藤がセントラルミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー、センターバックとフォーメーションを組む時に多く必要になるポジションの適性があるので、その点は有利な気がする。
試合の結果はこの通り、1対2で遠藤が勝利をしている。
予想通りに、センターバックとミッドフィルダーと大事なポジションに本職を配置できた遠藤が有利に試合を進めたようで、シュート数はジエゴ・コスタと遠藤で7対8と差は無いが、得点期待値を見ると0.65対1.73と大差をつけていて、良い位置でシュートが打てていたようだ。
1回戦 第4試合 「アムステルダムの壊し屋」ナイジェル・デ・ヨング vs 「世紀末戦士」アルトゥーロ・ビダル
ナイジェル・デ・ヨングといえば優秀な守備的ミッドフィルダーとして有名かもしれませんが、相手に怪我をさせるような危ないプレイをすることでも知られていて、2010年のW杯でのシャビ・アロンソへの飛び蹴りなどが有名でしょうか。一時期はラフプレーが多すぎるので、オランダ代表の監督が、オランダ代表のイメージ悪化を懸念して、ナイジェル・デ・ヨングを代表に招集をしないということもありました。
一方でビダルは、ナインゴランと同じくモヒカンの強面で、飲酒運転で捕まった経験も同じくあったりして共通点が多く、インテルの中盤でコンビを組んだこともある。
1回戦では唯一の同じポジション同士の戦い。天皇杯の優勝経験があるビダルの方が前評判が高い気がするが、壊し屋のナイジェル・デ・ヨングがどれだけビダルを潰せるかという感じか。
ナイジェル・デ・ヨングのセコンドにはドイツ代表の監督として長い間活躍をしたレーヴがついており、今回参加した選手の中では一番優秀なセコンドではないか。
一方で、ビダルのセコンドにはインテルの大先輩のスタンコビッチがついている。
2人の能力を比較するとこの通り。
能力は守備とメンタルに関してはナイジェル・デ・ヨングだが、それ以外に関してはビダルの方が優れている。またポジションの適性を見るとビダルが全てのポジションをこなせなくはないので、ここでも圧倒をしている。
試合結果はこの通り。前評判の高かったビダルが終始有利に試合を進めて、デ・ヨングがビダルを2人潰したものの、2-0でビダルが勝利をした。
というわけで1回戦の試合が全て終わったのだが、結果はこの通り。準決勝のカードは、遠藤vsバロテッリとビダルvsスアレスとなった。
準決勝 第1試合 「日本産のデュエルマスター」遠藤航 vs 「スーパー・マリオ」マリオ・バロテッリ
1回戦は謎の超優秀GKマリオ・バロテッリがスーパーセーブを連発して勝利をしたバロテッリだが、準決勝でもGKが頑張って、1回戦で同じくフォワードのジエゴ・コスタを下した遠藤を止めることができるかが勝負の鍵か。
遠藤とバロテッリの能力を比較すると守備とメンタルで遠藤が大きく勝っているが、それ以外の能力はバロテッリが勝っている。ポジション適性を見ると、ミッドフィルダーとセンターバックと主要なポジションにまたがってプレイができる遠藤にやはり分がある感じか。
試合の結果はこの通り。
前半の21分というかなり早い段階でバロテッリが2枚目のイエローカードを貰ってバロテッリが10人で戦うことになってしまい、バロテッリがバロテッリらしさを見せてしまった。その後は枠内シュート10本で支配率は62%と遠藤が試合を有利に進めて、今回はスーパーGKバロテッリも登場せず、3-0で遠藤が勝利をした。
準決勝 第2試合 「世紀末戦士」アルトゥーロ・ビダル vs 「吸血鬼」ルイス・スアレス
準決勝の第2試合は優勝候補のビダルとスアレスで、以前にバルセロナで同僚だった選手同士の対決となっている。
2人の選手を比較するとこの通り。
スアレスがメンタル、スキル、攻撃、視野、スピードと多くの能力で勝っているが、やはりビダルがこなせるポジション数で圧倒をしている。
試合の結果はこの通り。
予想に反してスアレスが試合を有利に進めて、得点期待値や支配率ではスアレスが勝っていたが、天皇杯の王者のビダルが勝負強さを見せて2-3でなんとか勝利をしたという感じだった。
というわけで準決勝の結果はこの通り。
遠藤とビダルが勝利をしたので、決勝はミッドフィルダーの選手同士の対決となった。
決勝戦 「世紀末戦士」アルトゥーロ・ビダル vs 「日本産のデュエルマスター」遠藤航
決勝のカードは前評判通りに勝ち進んできたビダルと、日本人選手の遠藤となった。ビダルが天皇杯に続き2団体の統一王者になるか、それともダークホースの遠藤が優勝をするのか。
2人を比較するとこの通り。
能力ではスピードのみ遠藤が勝っているが、他はビダルと圧倒しており、ポジションの適性を見てもやはりビダルのキーパー以外どこでも出来るというのは敵わない。
というわけで試合結果はこの通り。
決勝ということもあってかイエローカードが10枚、レッドカードが1枚飛ぶ荒れた試合だったが、なんと延長線の末に1-2で遠藤が勝利をして優勝をした。試合前の予想通りビダルが得点期待値でもボール支配率でも圧倒をしていて、先制点もビダルが決めたのだが、後半25分にビダルがPKを与えてしまい、それを遠藤が落ち着いて決めて同点となって延長戦になり、延長前半3分に遠藤が決勝ゴールを決めたという試合だった。
ちなみに今回、23人追加をした遠藤だが、GKの遠藤も含めて14人の遠藤が日本代表に招集をされたりすることになってしまっている。
検証結果
最強サッカー選手は遠藤航
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