今回は冬アプデ後のデータのブライトンのプレイガイドです。三笘が冬アプデで能力が大幅に上がったため、せっかくなので彼を上手く活かす戦術を考えたいと思います。
Football Manager 2023の他のクラブのプレイガイドはこちらです。
Twitter(@kerlon_fm)やYoutubeもやっているので、よろしければフォローとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
当ブログではFootball Managerの様々な情報を発信しているので、よろしければ他の記事も見ていってください。
W杯やプレミアリーグでの活躍によって、三笘はFM23の冬のアップデートでかなり能力が上がりました。そのため公式のブログにてその能力アップについて触れられていたり、公式Twitterにインタビュー動画がアップされたりしました。
Dribbling: 18 😍
— Football Manager (@FootballManager) March 31, 2023
Concentration: 15 🧠
Long Shots: 14 🎯
What does Kaoru Mitoma think of his #FM23 profile, as one of the most upgraded players in our Data Update...pic.twitter.com/VEYSjqVL9N
特にドリブルは18という、全体でトップ10に入る非常に高評価を受けていたり、スピードと加速力もかなり高い評価になっていたりと、全体的に見るとなかなか強い。実際に選手の総合評価をしめすCAの値は、ブライトンのアタッカー陣の中ではトップである。なのでぜひとも彼を活躍させられるような戦術を考えたいところなのだが、試合の状況を読むための能力の予測力が9という非常に低い評価となっている。今作FM23はサッカーに対する理解度的なものを重視しているのか、予測力がパフォーマンスに大きく影響をしている気がする。実際自分がプレイをしていた中では、自分が好む戦術の影響かも知れないが、予測力が高いウイングは活躍をしがちな気がするし、一方で予測力が低いウイングは上手く使えたことが無い。そのため、この予測力の低さが致命的な気がして、彼を有効活用してブライトンで良い成績を納めるのはあまり簡単ではない気がする。なので今回は彼を活用するために、色々と工夫を入れた戦術を考えていきたいと思う。
組んでみた戦術を見る前に、ブライトンの選手の能力の確認をしたいと思うのだが、基本的には以前に投稿をしているブライトンのプレイガイドの記事を参照していただきたく、今回は能力が大きく上がっている中心選手だけを紹介したいと思う。
エヴァン・ファーガソン
実は三笘以上に能力が上がったファーガソン。今季トップチームでブレイクをしたFWで、ゲーム開始時点ではまだ17歳となっていて、高校3年生の世代だ。
ファーガソンの武器の身体能力だが、同じフォワードのウェルベック先輩と比較をすると同じくらいのレベルで、攻撃時の位置取りに関する能力のオフザボールはウェルベック先輩のほうがかなり高かったりと、プレイ開始時点ではFWのファーストチョイスはウェルベックになりそう。
ソリー・マーチ
ソリー・マーチも今回のアプデで能力アップをしている。派手さは無いが、チームワークが良かったり、判断力が高くてプレイ判断が優れているといった良さがある。しかし派手さは無い。
レヴィ・コルウィル
今シーズンにプレミアリーグでデビューをしたこともあってかアプデで能力が上がった。足元と身体能力が優れているが、総合的にダンクとウェブスターと比較をすると劣るので、優秀なバックアッパーとなってしまうか。そして買取条項がないレンタル加入なので来シーズンにはいなくなってしまう。
戦術
狙いとしては三笘にとにかくシンプルなプレイが出来る状況を整えること。予測力が低くいため、周りとの連携や相手との駆け引きなど複雑なことを多く考えさせることは難しいと思うので、彼を活かすためには彼の長所をシンプルに活用できる状況を作る必要があると考えた。
具体的に何をしたかというと、とにかく三笘をサイドのボールが受けられる少し低めの位置でアイソレートさせて、ボールを受けて相手とシンプルに1対1のドリブル勝負を出来るようにした。さらにチームの戦術指示でも攻撃の幅を広くする設定を入れていて、チーム全体としてはワイドに攻めるようにして、より三笘と他の味方が距離を取れるようにした。それでも相手が三笘がボールを受けてドリブルをすることを妨げるためにタイトにマークをしてきた場合は、三笘がかなり外れた位置にポジションがあるため、おそらく相手の守備陣系は歪まざるをえないと思うので、それで無理が出来た場所を狙うような仕組みも入れて、相手がどのように守ってきてもそれなりに対応が出来るようにしたい。
というわけで三笘にはサイドの低い位置でボールを受ける役割のインバーテッドウィングのサポートタスクに設定をして、さらにはその仕事を徹底させるために、「ポジションを保て」と「サイドに残れ」の個人指示まで設定をした。
三笘の周りの選手たちの役割も、三笘を孤立させることに重点を置いた設定にした。
ウイングと連携を取ることが要求されがちなサイドバックはインバーテッドWBに設定をして中央に絞るようにして、サイドに三笘しか存在をしない状況を作るようにした。左サイドバックのスタメンはエストゥピニャンで、彼の長所は足の速さやスタミナなので、サイドの広いエリアで使えないのは少し残念だが、パスや視野がサイドバックにしては優秀でボールをある程度さばけるという長所は、攻撃時は守備的MFの横でMFのように振る舞うことで上手く活用できるのではないか。
そして同じサイドのMFは攻撃的MFの攻撃タスクにして前に出てもらうことによって、三笘と距離を取るようにした。また、このトップ下の選手は、三笘を捕まえるためにサイドバックが開いて守ってきた場合は、そのサイドバックとセンターバックの間を上手く攻撃が出来るのではないか。また、攻撃的MFによって空いたスペースは、前述の通りに設定をしたインバーテッドWBが上手く使うこともできそう。ここはグロスを使うかララーナを使うか非常に迷った。ララーナはチームワークや予測力が優れているので、相手のディフェンスの間に出来たスペースの有効活用や、味方のFWとの連携が上手く取れそうだが、決定力はグロースのほうが上手くて、シュートをより確実に決められそうである。最終的にはスタミナがグロースのほうが優れているので、スタメンとしては彼を使ったほうが良さそうという判断をした。
そして逆サイドのウイングはインサイドFWの攻撃タスクに設定をした。三笘に気を取られて相手のディフェンスの間にスペースが出来てきたらそこを狙うことを期待する。チーム全体の戦術設定として攻撃の幅を広く取るようになっているが、このポジションの狙いは相手のCBとSBの間なので、個人指示では「中央へ絞れ」を入れる。ここはソリー・マーチを起用する。
他のポジションはここまでで設定をしたポジションや役割に合わせて設定をしていく。フォワードは右のインサイドFWやトップ下が積極的に前に出るためのスペースを作るために、さらにもっと前に出るようにポーチャーの役割にした。ここは前述の通りにウェルベックを起用する。ちょうど前線にはポーチャー、インサイドFW、攻撃的MFの攻撃タスクと、直接的に相手のディフェンダーを殴るような役割を3人配置することが出来たが、これはいざカウンターという局面になったときにちょうどよい枚数な気がする。
右のサイドバックはウイングバックのサポートタスクに設定をする。右のウイングが攻撃タスクなので、そこと連携を取るにはサイドバックもある程度高い位置にいる必要があるのでウイングバックのサポートにした。攻撃のときにインサイドFWが中央に入って空いたサイドのスペースを活用してほしいので、攻撃的な選手のランプティを起用したいところなのだが、今作は攻撃でウイングが重要なため、逆にそこと対するサイドバックの守備も重要になっている気がして、その点でランプティはフェルトマンに大きく劣っているので、基本的には守備が得意なフェルトマンを使うことにしたい。しかし、ホームで勝ちきらなくてはいけないチームを相手にする場合はランプティを起用するというのもありだと思う。
右のMFはBoxtoBox MFの役割にして、4-3-3ベースなのに左のMFがトップ下の配置だったり、右サイドがインサイドFWとウイングバックという攻撃的な設定だったり、攻撃の幅が広かったりと色々と無理がありそうなところを、運動量で無理やりカバーすることを期待する。ここは走力が優れているカイセドを起用したかったのだが、この後に説明をするる守備的MFでカイセドを使ってしまうので、マカリスターを使うことに。しかしマカリスターもチームワーク、運動量、足の速さなども悪くないし、パスがさばけたりと色々と出来るので、彼は彼で適任な気がする。
守備的MFは、前述の通りカイセドを使う。BoxtoBox MFのところでも書いたが、前線や中盤にかけて色々と無理があるかもしれない配置になっているので、彼の運動量、足の速さ、タックルの上手さで無理やりなんとかしたい。このポジションではギルモアもいて、視野が高くて試合を作る能力が優れているので、ランプティと同じく、ホームなどで勝ちきりたいチーム相手では、こっちをスタメンで使っても良いかも。
センターバックはシンプルにボールを受けにサイドに開いている三笘を中心に無理なくボールを配球してほしいので、シンプルにセントラルDFの役割にする。ボールプレイイングDFにした場合は、前線に積極的にボールを入れてしまったりするので、今回の戦術の方向性とは合わない。ここはダンクとウェブスターと起用をする。2人とも空中戦に強いので、クロスは受け入れる設定にする。
キーパーはロベルト・サンチェスを使う。
全体的にチームワークや運動量が良かったり、センターバックのポジショニングや足の速さも良かったりするので、ハイラインでハイプレス気味の設定も入れた。
結果
なんとリーグ戦は2位、FA杯は準優勝、カラバオ杯は優勝というかなり凄い成績になった。
リーグ戦の詳細を見ると80得点36失点と攻守ともにかなり頑張った感じで、勝点も87とシーズンによっては優勝をしてもおかしくないレベルだった。
個人成績を見ると、ソリー・マーチが14ゴール21アシストという異常な活躍をしている。前回のプレイガイドでのテストプレイでもそうなのだが、正直に言ってソリー・マーチは特別能力が高いわけではないので、ここまで活躍をするのは謎で、開発をしたSI社がなにか特殊な裏パラメータでも設定をしているのだろうか。
フォワードはウェルベックが14得点、ファーガソンが22得点とともになかなかの活躍。最初はウェルベックをスタメンで起用をしていたのだが、W杯の中断期間中に能力が大きく下がってしまい、一方でファーガソンが成長をしていたので、ここで完全に序列が逆転をしてしまった。FMの仕様として、ベテラン選手は試合に出続けていないと能力が大きく下がってしまうというのがある気がして、今回のような途中にW杯で大きな中断があるシーズンというのはウェルベックには酷だったかもしれない。最終的にシーズン終了時点ではファーガソンとウェルベックで能力に大きな差がついた。
そしてファーガソンは時間あたりのゴール数は78.14ゴール/90分とか言う1試合に1ゴール以上のペースで、もしこのペースでフル出場をしていたら43.8ゴールという凄い勢いで得点を重ねていた。この記録はフィンランド出身のヤバイFWを除けばプレミアリーグで1番の成績だ。
他にもトップ下のグロスも11ゴール11アシストの活躍をしていてる。
しかし一方で、今回のプレイのテーマであった、三笘は4ゴール8アシストと目立った活躍はしていない。しかしながら、細かいデータを掘り進めていくと、結構面白いことがわかった。
まずはシーズンを通してのドリブル成功回数なのだが、2番手以降に大きな差をつけての1位になっている。アダマ・トラオレやサン=マクシマンといった名だたるドリブラーを抑えての圧倒的な成績となっている。そして何故か2位が特別ドリブルが上手いわけではないソリー・マーチとなっている。
そして三笘のウイングの創造性のレーダーチャートを見ると非常に特徴的な結果になっていた。90分あたりのプログレッシブパス(ボールを前線に運ぶパス)とドリブルが、プレミアリーグの平均値の倍という凄い値になっている。つまり、スタッツを見ると三笘はブライトンでボールを前に進めることについてかなりの貢献をしていたことがわかる。ゴールやアシストといった分かりやすい指標に現れてくるものではないが、チームとしてはとても大事な仕事をしていて、戦術の中で三笘を活かすというコンセプトは上手く行っていたっぽい。
最後に、ソリー・マーチがクルゼフスキやデ・ブライネといったスーパースターを抑えて、リーグのアシストランキングで首位に立っている画像を見て終わりにしたいと思う。
ブライトンは今シーズン、平均ボール支配率6割超えててリーグ2位で、このポゼッションサッカーも再現したいんですが、なかなか難しいですね…
返信削除最近のFMだとボール奪ってから速い攻撃の方が点取れるので
この前のワールドカップようなトレンドを反映してるとも言えますが
そうですね、支配率が高すぎると逆に攻撃が上手く行っていない感じになりますよね。
削除もしかしたら、先制をした後は、試合を殺すための過度なポゼッションをするみたいな戦術変更をすれば最終的に平均ボール支配率が6割とかも目指せるかも知れませんが、戦術の設定を上手く運用するのが難しそうですね