Football Managerの公式ブログにハーフバックを活用する方法を解説した記事があったので翻訳をしました。
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Football Manager 2023では試合エンジンが変更されたため、中盤のバランスを整えることがこれまで以上に重要になっている。
守備的MFの重要な役割として、最近注目されているのがハーフバックだ。オカイ・ヨクシュルとジェイク・リバモアという2人の天性のハーフバックを擁するイングランド2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンを起用し、この役割をFM23でどのように使うするのがベストなのかを紹介する。
FM23では、ハーフバックはアグレッシブなスイーパーとディフェンシブなミッドフィルダーの中間の役割を果たす選手とされている。ハーフバックは、通常の守備的ミッドフィルダーよりも深い位置でポゼッションし、ポゼッションを素早く再利用するための出口を提供し、カウンターアタックから身を守る。
結局のところ、ハーフバックは特に野心的な役割ではないということだ。その代わり、守備に重きを置く中盤の選手で、ボールを保持しているときは短くシンプルなパスでボールを動かし続ける。
優れたハーフバックには、強いメンタル能力が不可欠であり、パス、ファーストタッチ、マーキング、タックル、ジャンプ到達点、強靭さなどの能力も重要である。
戦術を組むセオリー
ハーフバックが最も効果的なのは、ポゼッションの幅が狭く、創造性をワイドエリアに求めるチームである。この記事でそれを最大限に生かすため、ウェストブロムは古典的な4-3-3にセットアップした。
前述したように、バギーズにはハーフバックの役割を十分にこなせる選手が2人いる。オカイ・ヨクシュルは、いくつかの重要な能力において若干のアドバンテージがあったため、ここでは彼を先発起用した。
ハーフバックは主に守備的な役割なので、他の2人の中盤プレーヤーはより攻撃的な推進力を提供する必要がある。プレーメーカーを2人起用することも、人気の高いメッツァーラを起用することもできるが、今回はカリレロとローミングPMを起用した。
カリレロはシャトルのような役割だ。ピッチの中央を横方向に移動し、ディフェンスラインと攻撃的な選手をつなぐ役割を果たす。
一方、ローミングPMはチームのビルドアップやチャンスメイクの中心である。ジョン・スウィフト、トム・ロギッチ、ジェイソン・モランビーなどがそのポジションで、常にチームの攻撃の先陣を切る。彼らは深い位置でボールを受けてからすぐに前進する。
4-3-3が実質的に3-4-3になり、攻撃的なウイングバックが2人のセントラルMFと同じ高さまで押し上げられ、ハーフバックが補助的な3人目のセントラルDFになったのだ。
ウイングバックがワイドエリアで自然なオーバーラップを提供していたため、ワイドなアタッキングプレーヤーがタッチラインに張り付くのは避けたい。そこで、左サイドにインサイドフォワード、右サイドにインバーテッドウイングを配置し、中央にカットインしてアドバンストFWにパスを供給するようにした。
ウェストブロムはイングランド2部の強豪チームのひとつであり、特にホームではほとんどの試合でポゼッションを支配する力を持っていた。それを念頭に置いて、チームには「テンポはやや高め」「パスは短く」という指示を出した。
守備面では、ミッドブロックでプレイにした。ロングボールでやられてしまうほど積極的ではなかったが、ボックス手前で守備をしない程度には積極的だった。
個人的な指示としては、ハーフバックに対するものだけだった。ヨクシュルとリバモアはプレスの強さを抑え、ポジションをキープするよう指示した。
結果
このアプローチを試すため、ウェストブロムでシーズン前半戦を戦った。スカイベット・チャンピオンシップで23試合を終えた時点で、バギーズはノリッジ・シティに勝ち点2差、プレーオフ圏内のチームに勝ち点5差をつけて首位に立っている。
順位表を見てみると、ウェストブロムは41ゴールでリーグ3位の攻撃力と、わずか21失点で最高の守備力を誇っている。興味深いことに、データハブでは、ほぼすべての分野で平均以上のチームパフォーマンスに加えて、ウェスト・ブロムが作り出したチャンスに基づくと、この攻撃的リターンが本来あるべき位置に6ゴール足りないことを示している。
個人の成績としては、主力ストライカーのダリル・ダイクがリーグ2位の18ゴールで得点王に輝き、ジェイソン・モランビーが7アシストで創造性を発揮した。
バギーズはカラバオ・カップでもベスト16に進出し、3回戦でトップリーグの強豪を破った後、アウェーでシェフィールド・ユナイテッドに敗れた。
ハーフバックのパフォーマンスはどうだったのか?
ヨクシュルはウェストブロムでイングランド2部の全試合に先発出場し、2得点、1アシスト、平均レーティングはちょうど7だった。
しかし、このスクリーンに映し出された数字に目を奪われることはないだろう。このトルコ代表選手はMr安定感であり、チームのプレイに欠かせない存在だった。中盤の底を支配し、深い位置まで下がることを好む彼の影響力によって、ウェストブロムは容易にボールを保持し、ほとんどの試合で500本以上のパスをこなした。
ヨクシュルはプログレッシブパスとフィジカル系のスタッツのリーグトップの一人であり、後者は以下のグラフの通りである。
センターバックからヨクシュルにボールが移動し、攻撃志向の強いMFか、ドリブルでプレイを前に進めるワイドプレーヤーにボールが渡る。
この戦術におけるヨクシュルの役割によってもたらされた守備の堅固な基盤は、ウェストブロムのポゼッションの多くが相手のファイナルサードで行われることを意味した。そのため、ポゼッションのためのポゼッションではなく、危険なエリアでの探り合いと攻撃的なボールの使い方が、23試合を通じてチームがディビジョン全体で最も高いxGを記録することに貢献した。下のピッチティルトグラフは、ウェストブロムがほとんどの試合でどれだけコントロールと支配力を発揮できたかを示している。
ヨクシュルがフィットし続け、非常に効果的であることを証明したため、リバモアの14試合の出場のほとんどはベンチからのものだった。データ・ハブを見ると、彼はトルコ人のチームメイトと同じ役割を果たしたが、そのやり方は少し違っていた。
例えば、リバモアはプログレッシブパスとパス完成度でヨクシュルと同じような高い評価を得ている。両者が大きく異なるのは、タックルとタックル成功率である。リバモアは90分あたりの平均タックル獲得数が3.16だったのに対し、ヨクシュルは1.47だった。
リバモアのデータサンプルのサイズは小さいが、2人の選手を比較するには十分である。リバモアは、我々が試合を終わらせようとしているときや、相手が反撃に出ようとしているときに、フレッシュな足を提供するために投入されることが多かった。そのため、試合の序盤で試合の流れを作り、リードを確立して試合をコントロールするのに貢献したヨクシュルよりも、リバモアの方がタックルや守備の仕事が多かったのだろう。
手持ちの選手に合わせて調整する必要があるかもしれないが、ハーフバックの役割がどのように機能するのか、そして次に戦術を組み立てるときにどのような違いを生むことができるのか、このブログでよく理解できたはずだ。
守備が安定し、ポゼッションをコントロールできるベースがあるハーフバックを起用した際の成功例を教えてください。
質問すべき場所がわからなかったのでこちらにて質問させていただきます。すみません。
返信削除チームの選手との契約時に約束したポジションと役割で5~8試合ほど出場させたのですが、選手との約束ステータスに「約束されたポジションと役割での出場機会がなく、我慢の限界が近づいている」と表示されてしまいました。考えられる原因がありましたら教えていただきたいです。