バイエルン・ミュンヘンといえばドイツの超名門クラブで、国内のリーグ戦を9連覇中ですが、国内のライバルクラブから選手を積極的に引き抜くことで有名かと思います。9連覇前の2010-2011シーズンと2011-12シーズンはドルトムントがリーグ戦を連覇していたのですが、そのドルトムントからレヴァンドフスキ、ゲッツェ、フメルスと主力選手がバイエルンに引き抜かれました。
他にもシャルケや最近ではRBライプツィヒなどが被害にあっていてかわいそうなので、今回はバイエルンが国内のクラブから引き抜いた選手を元のクラブに戻してリーグ戦を回してみたら、どのような結果になるかをサッカー監督ゲームFootball Manager 2022で検証をしてみました。
FM22がどんなゲームか知らない人はこちらの記事を見て欲しいです(真面目な記事も書いています)。
ちなみにバイエルンを真面目にプレイしている記事もあるので、よろしければそちらもご覧ください。
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1年目
というわけで、国内クラブから引き抜いた選手を元のクラブに戻したバイエルンはこのような感じ。選手が大きく減って流石に可愛そうだったので、レンタルで放出されている選手は戻しておいてあげた。
主力選手だとバイエルンのユース出身の選手はトーマス・ミュラーだけで、他に残ったリュカ・エルナンデス、アルフォンソ・デイヴィス、トリッソ、ムシアラ、コマン、サネなどは海外のクラブから加入をした選手だ。サネやシュポ=モティングはドイツのクラブ出身ではあるが、一度海外のクラブを経てからバイエルンに来ているので今回の対象とはならなかった。他にはレンタルから無理矢理戻したクリス・リチャーズ、アドリアン・ファイン、ジョシュア・ザークツィーなどがいたりする。
バイエルンから出ていった主な選手はこの通り。
ドルトムントからたくさん引き抜かれているイメージだったが、現在バイエルンにいた選手はレヴァンドフスキだけだったようだ。フメルスは実際に既にドルトムントに戻っていたり、ゲッツェも一度ドルトムントに戻ってきていて、その後にオランダのPSVに移籍をしていたりする。
少し前にナーゲルスマン監督の元で躍進をしたホッフェンハイムからはズーレがバイエルンに引き抜かれていた。当時のホッフェンハイムの中心選手だったルディもバイエルンに引き抜かれていたが、現在は既にホッフェンハイムに戻っていたりする。また、前述のナーゲルスマン監督はRBライプツィヒを経由しているが、バイエルンに引き抜かれていたりする。
新興クラブで5部から短期間で一気に1部のCL獲得圏まで上り詰めたRBライプツィヒもバイエルンの手にかかっていて、キミッヒ、ウパメカノ、ザビッツァーと3人もの選手が引き抜かれている。
ちょっと前まで名門だったが落ちぶれ気味で2部に落ちてしまったシャルケからもノイアー、ゴレツカ、ニューベルと3人もの選手が引き抜かれている。
あとなのだが、実はバイエルンから選手をもとに戻す以外にも変更点があって、バイエルンがしばらく悪いことが出来ないように、しばらく選手の獲得を出来ないように設定をしておいた。
というわけで1年目のリーグ戦の結果はこの通り。
バイエルンが思ったより健闘をして3位となった。かなり多くの選手が抜けたので、中位以下になるかとおもったが、ミュラー、サネ、コマンなどなどまだ優秀な選手が残っているので、CLの出場圏内に入ってきた。
優勝クラブは10年ぶりにドルトムントだった。
レヴァンドフスキが復帰したことによりドルトムントはハーランドとレヴァンドフスキという非常に破壊力のある2トップを形成していて、得点ランキングでもハーランドとレヴァンドフスキが1,2位になっていた。
一方でバイエルンのフォーメーションを見るとこの通り。
フォワードのザークツィー、ミッドフィルダーのファイン、センターバックのニアンゾーとクリス・リチャーズ、キーパーのフリュヒトルと若手が多いなーという印象なのだが、それぞれ能力を見てみると結構強かったりする。
本来であればこのレベルの若手選手が控えだったりレンタルに出されているので恐ろしい。
CLの結果はこの通り。
グループリーグはセビージャ、アヤックス、クラブ・ブルッヘを相手に首位通過をして、決勝トーナメントは初戦でスポルティング・リスボンを下したが、準々決勝でレアル・マドリードにPK戦で敗れた。
ちなみに2部はシャルケが優勝。
シャルケにはノイアーやゴレツカといった2部にいてはいけない選手を追加していたので余裕な優勝になるかと思ったが、案外突き抜けた成績にはならなかった。
2年目
2年目のバイエルンなのだが、あと10年ほど補強を出来ないはずなのだが、ブンデスで活躍できそうなレベルの選手を早速放出している。
そんなバイエルンの成績は今季は2位で、優勝は今年もドルトムントだった。
去年は勝ち点が69で今季は61なので減ってはいるのだが、首位のドルトムント以外が混戦で、2位に滑り込んだ形となった。ノイアーとゴレツカが加入をしているシャルケは1部復帰の初年度だが10位と大健闘をしている。
選手の放出や補強禁止といった暗い話だけではなく、若手のムシアラがかなり優秀に成長をしている。
20歳ではあるが代表戦に既に17試合も出場をして6得点をしている。リーグ戦でも今季は16得点7アシストの大活躍だった。
得点ランキングを見ると今年もレヴァンドフスキとハーランドが大暴れをしたようで、30得点と29得点で、2人で59得点もあげている。
グループリーグはラツィオ、PSV、ゼニト相手に首位通過をしたのだが、決勝トーナメントの初戦でローマに敗れてしまった。本来のバイエルンの実力であればローマにはあまり負けない気がするが、やはり力が落ちているのを感じる。
しかしながら、どういった経緯で出場権を獲得したかわからない(昨シーズンのCLベスト8?)が参加をしているクラブワールドカップでは、チェルシー、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンといった強豪クラブを下して優勝をしていたりする。
3年目
3年目なのだが、最初にバイエルンから各クラブに戻した選手が、更に他のクラブに移籍をしてしまっている。
ドルトムントに戻っていたレヴァンドフスキはフリーでレアル・マドリードに移籍をしている。ドルトムントはレヴァンドフスキの2トップの相方だったハーランドもパリ・サンジェルマンに移籍をしていて、昨シーズン59得点をあげたコンビを失っている。
他にはシュトゥットガルトのパヴァールがインテル、シャルケのゴレツカがチェルシーに移籍をしていて、同じくシャルケにいたノイアーは引退をしている。また、ホッフェンハイムのズーレもチェルシーに移籍をしていて、海外に多くの選手が流出をしている。やはりドイツ国内だとこのレベルの選手に給料を払えるクラブがあまりないのか。そしてブレーメンのニャブリは国内のドルトムントへ移籍をしている。
そんな3年目のブンデスリーガの成績はこの通り。
今年もドルトムントが優勝をしていてこれで3連覇だ。前述の通りレヴァンドフスキとハーランドが抜けた穴はでかいと思うのだが、新加入をしたニャブリが頑張っていたり、幅広い選手が点を決めていて、チームの力でなんとかしたような感じだった。
バイエルンは6位となってしまって、ついにCLの出場権を逃すことになってしまった。成績不振で監督のナーゲルスマンが解任されていて、新監督にはRBザルツブルク、バイエル・レバークーゼン、PSVなどの監督経験があるロジャー・シュミットが就任をしている。
中心選手のゴレツカを失ったシャルケも苦戦をしていて、16位で降格プレーオフに回ったが、勝利をしてなんとか残留をしている。
CLの結果はこの通り。
ビジャレアル、モナコ、ディナモ・キエフといった少し厳し目のグループリーグを2位で通過をしている。決勝トーナメントの初戦はナポリとクジ運が良さげだったのだが、敗れてしまっている。昨シーズンはローマに負けていて、2シーズン連続でイタリアのクラブ相手に敗退をすることになった。
4年目
そして今季のリーグ戦の成績はこの通り。
今季の優勝はバイエル・レバークーゼンだった。いつもそこそこ上位にいるクラブな気がするので久しぶりの優勝なのかと思ったが初優勝だったようだ。
3連覇をしていたドルトムントは大きくコケてCL圏外の5位となっていた。今季は監督だったマルコ・ローゼがドイツ代表に引き抜かれて、シメオネが新しい監督として就任をしていたのだが、どうやら上手くいかなかったようだ。
そしてなんとシメオネの後任にはビエルサ監督が就任をしていたりする。去年なんとか残留をしたシャルケは2000年代に強かったブレーメンと一緒に2部へと降格をしてしまった。こういった古豪がヨーヨークラブになってしまうのはなんとなく悲しさを感じる。
そして今回の主役のバイエルンは今年も6位でCLの出場権を逃すことになってしまった。やはり今季の選手退団が痛かったようで、このようなリザーブレベルの選手が32試合も先発出場をしなくてはいけなくなっていた。
成績不振によりナーゲルスマンに続きロジャー・シュミットも解任をされたのだが、暫定ではあるが新しい監督はなんとこの人。
ファン・ニステルローイだ。現実ではオランダ代表のコーチをやっているらしい。スタッフ能力を見ると選手のモチベーション管理や能力把握が非常に優秀で、悪くない監督に見える。
5年目
2年連続でCLを逃したこともあって、今季も優秀な選手がクラブを去った。
かなりいい感じに育っていたムシアラだったが、パリ・サンジェルマンに167億円で引き抜かれてしまった。23歳で代表出場が51なのは非常に凄い。
もうひとり出ていってしまったのがトーマス・ミュラー。バイエルンの生え抜きの選手なので、バイエルンで引退をしてほしかった。
現在のバイエルンのスタメンはこの通り。
初期から残っている主力選手はコマン、サネ、リュカ・エルナンデス、アルフォンソ・デイヴィスだけとなってしまった。フォワードのザークツィー、センターバックのニアンゾー、キーパーのフリュヒトルも初年度から頑張っているが、去年紹介をした右サイドバックと、中盤の全員が入れ替わっている。
その中盤の3選手の能力はこのような感じ。
リザーブやユース上がりの選手たちなのだが、サッカーが上手くて天才肌なのだが、現代のアスリート化されたサッカーではちょっと苦戦をしそうな感じもする。その中でも2人目のトーベン・ラインは結構優秀でドイツ代表にも選ばれていたりする。選手獲得が出来なくてお金が余っているのか年俸が22.4億円と非常に高額になっている。
というわけで今季のリーグ戦の成績はこの通り。
バイエルンはついに8位まで落ちてしまって、カンファレンスなどの大陸大会の出場権すら獲得することが出来なかった。
ドルトムントはビエルサ監督が立て直して頂点に返り咲いている。
6年目
昨シーズンは順位が低かったので、多くの選手が出ていくかと思ったのだが、意外と放出はなかった。
そして順位はこの通り。
優勝はレバークーゼンで、ドルトムントはまた優勝を逃すことになった。その影響でビエルサ監督は解任をされていて、新しい監督にはポチェッティーノが招聘をされている。
バイエルンは4位となって久しぶりにCLの出場権を獲得している。
ちなみになぜか2シーズン前に監督に就任をしたファン・ニステルローイがまだ暫定監督となっている。データを変に弄った影響のバグだったりするのか。今季で契約が切れるので、流石に来季からは正式な監督になるのではないか。
7年目
今季はCLに参加ができるにも関わらず退団が激しかった。なんと今まで頑張ってきてくれたサネとコマンが退団をしてしまった。サネはまさかのRBライプツィヒに引き抜かれる事になり、いつもと立場が逆転をした。
そしてバイエルンから他のクラブへ戻った選手たちの穴を埋めて頑張っていたフォワードのザークツィーもまさかの移籍をしてしまった。
というわけで今季のリーグ戦の成績はこの通り。
バイエルンは10位と今までで一番悪い順位となってしまった。
ちなみに優勝をしたのはなんとヘルタ・ベルリン。2019年に富豪がヘルタ・ベルリンの株主になったことがゲームに反映されていて資金力が増強されていたようで、毎年積極的な補強をしていて、それで今年に結果が出たという感じだったようだ。
その補強の中で獲得をした、現実ではインテルに所属をしているがレンタルで修行に出されているアグメが今季は非常に活躍をしていたようで9ゴール10アシストを記録していた。能力の感じとしてはポグバのような感じでフィジカルがあってパスが出せるタイプか。
8年目
今季はついにアルフォンソ・デイヴィスがバルセロナに旅立ってしまった。
これで初期からいた主力選手はリュカ・エルナンデスだけになってしまった。
そんな今季のリーグ戦の成績はこの通り。
やはり8位と大陸大会の出場権を得ることは出来ない順位だった。今季はここ最近調子の良かったレヴァークーゼンとヘルタ・ベルリンが競って、最終的にはレヴァークーゼンが優勝をしたようだ。
ちなみに去年と今年に抜けたサネ、コマン、アルフォンソ・デイヴィスの代わりをやっているのはこの選手たち。
悪い選手たちではないのだが、このレベルでもCLの出場権を狙うのは難しいのか。
9年目
そしてよくみるとドイツ代表監督がクロップになっている。
今季はバイエルンの最後の有力選手のリュカ・エルナンデスがRBライプツィヒに移籍をしてしまった。
リュカ・エルナンデスの移籍に伴い、トップチームの選手が全員クラブ内育成選手となった。
そんなバイエルンの今季の成績はこのとおり7位で、カンファレンスリーグの出場権を獲得した。
自分のクラブの育成選手だけでやっているチームで、ブンデスでこれだけの順位をとれるのは、それはそれで凄いことだと思う。
ちなみにファン・ニステルローイはいまだに暫定監督のようだ。
というわけで、バイエルンのトップチームの選手が全員クラブ内育成になったので、検証はここまでにしたいと思う。
検証結果
バイエルンが国内から引き抜いた選手を元のクラブに戻すと、終身名誉バイエルン暫定監督のファン・ニステルローイが誕生する。
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