全体の戦術設定(Football Manager)

2022年10月14日金曜日

Football Manager シリーズ関係なく楽しめる記事 シリーズ共通解説

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今回はサッカー監督ゲームFootball Managerの全体の戦術設定で個人的な解釈を書いていきたいと思います。記載はあくまで個々の設定に対するもので、戦術を決めるときは設定の組み合わせを包括的に考える必要があるかと思います。

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メンタリティ

記事「戦術のメンタリティ(Football Manager)」を参照

ポゼッション時

攻撃の幅

広く設定をすると、攻撃時に選手間の横のスペースを広く取るようになる。

分かりやすいところだと、ウイングやサイドバックといったサイドの選手がよりラインに近くなるか、中央に寄るかというところ。

ウイングの選手をより中央で使って得点に近いプレイをさせたければ狭く設定をして、サイドでクロスを上げたり、中央の選手のために相手のサイドのディフェンスを釣ってスペースを作りたいときは広く取ると良いかもしれない。

スペースにパスを出せ

オープンなスペースにパスを積極的に狙う設定。結果として攻撃のテンポは早くなる気がする。

フォワードや攻撃的な役割を任せているウイングの足が速い時に有効か。

オーバーラップ/アンダーラップを待て

ウイングがボールを持ったときに、サイドバックなど後ろの選手の上がりを待つための設定。

人数をかけてゆっくり攻めたいときに使う設定で、強豪クラブ向けのものか。

左/右サイドを重視しろ

どちらかのサイドから崩すことをハッキリと決めたいときに使う設定。

片方のサイドにクリエイティブな選手を集めて、逆のサイドに決定的な仕事をする選手を配置しているときなどに使うか。

中央を重視しろ

文字通り中央を崩して攻めるための戦術。

相手の守備がよっぽどザルではない限り前へ真っ直ぐなパスを通すのは難しいので、中央からボールを供給すると、ファイナルサードは斜めにボールが通ってサイドになりがち。

DFからパスを組み立てろ

よっぽどディフェンスラインの選手の足元が悪かったり、こちらのチームの選手が全体的に強靭さ、バランス、ジャンプ到達点といったフィジカル系の能力が高くてボールに競り勝てる時以外は、この設定を入れておかないと、結果として相手にボールをプレゼントすることが増えてしまう気がする。

パスの直進性(旧: パスの長さ)

ロングボールを蹴るかというよりは、後ろからどれだけチャレンジングな縦パスを前線に入れるかの頻度の設定という感じ・

チームの選手が全体的に強靭さ、バランス、ジャンプ到達点といったフィジカル系の能力が高かったり、ファーストタッチやヘディングのスキルがある場合は長めに設定をしても良いかも。逆の場合は短めの設定でも良いかもしれない。

テンポ

攻撃時にボールホルダーがどれだけ長い時間ボールを持つかの設定。

チームの選手が全体的に運動量が高ければ高めの設定にしても良いかも。ただし、人数をかけてゆっくり攻めたい場合や、リードをしている場合は低めの設定となるか。

時間稼ぎ

リードしているときのための戦術。

最近のシリーズは疲労の要素の影響がデカいので、リードをしているときは、選手を休める意味でも、この設定はおすすめかもしれない。

クロスの種類

高いクロス

空中戦に強い選手がいるときにおすすめ

変化するクロス

クロスを上げる選手の、テクニックやクロスと言ったスキルが高いときにおすすめか

低いクロス

加速力や敏捷性など機動力がある選手が瞬間的に相手を振り切って得点を狙えそうなときに使う

エリア内に持ち込め

得点が入る確率が高い位置からシュートを売って欲しいときに使う設定。

無駄にロングシュートなどを売ってチャンスを浪費したくないときに使う。

バランスなどが高くてエリア内で活躍できるフォワードがいるときや、ロングシュートが得意ではないのにロングシュートをよく打つ特性を持っているミッドフィルダーがいるときにおすすめ。

アーリークロスを上げろ

相手のディフェンダーを振り切ってゴールが狙えそうな、足が速くて空中戦も強いフォワードがいるときに有効か。

すぐにシュートを打て

ロングシュート、テクニック、ひらめきといった能力が高くて謎なシュートを決めれる選手がいるときには良いかも?

基本的には劣勢でなんとか1点が欲しいときに使う戦術か?

セットプレイを取れ

セットプレイ時に得点能力が高いディフェンダーや、ロングスローが得意な選手がいるときに有効か。

ドリブル

チーム全体にドリブルを増やすか減らす指示をする設定。

個人的には個々の指示では使うけど、全体指示ではあまり使わない気がする。

創造性

「もっと自分を出せ」を設定すると、選手がポジションから離れやすくなったり、攻めたパスをしやすくなる。そのぶん、攻めたときに選手の配置が崩れてネガティブトランジッションが弱くなったり、パスミスが増えるといったデメリットもある。スキルやメンタルの能力が高い選手が揃っていれば有効かもしれない。

逆に慎重に行きたいのであれば「もっと自分を抑えろ」の設定をすると良い。

トランジション時

ポゼッションを失った時

カウンタープレス

ボールを失った際にすぐにボールを奪うためにプレスをかける設定。

チームが全体的にチームワークや運動量が高いときにおすすめ。

カウンタープレスが上手くはまらずにかわされてしまうと、スペースを突かれてカウンターを受けてしまう危険性もあるので注意が必要だが、上手く行けば相手に主導権を渡さずに試合を支配できる。

立て直せ

ボールを失ったときにはとりあえず安全に守備陣形を整えるための設定。

チームワーク、運動量、スタミナなどに不安がある場合に有効だったり、引いて守りたいときに使う感じか。

ポゼッションを得た時

カウンター

ボールを奪ったらすぐにゴールを狙うためにボールを前に進める設定。攻撃のテンポは実質早くなる。

ボール奪取直後は相手の守備陣系が整っていないので、得点の確率が高い。

スピードや加速力が高くて足が速い選手が前線にいる場合や、運動量が高い選手が多い場合におすすめの設定。

ゆっくり攻めても得点が狙えるような戦力を持っているクラブであれば、攻め急がなくても点は取れると思うので、カウンターのカウンターを食らうリスクや、スタミナの消費などを考えると、使わなくても良い設定か。

陣形を保て

ゆっくり攻めても得点が狙えるような戦力を持っているクラブや、リードをしているときにおすすめの設定。

GKのポゼッション

得点を狙っている展開であれば「素早く出せ」、失点を防ぎたい展開なら「ペースを落とせ」という感じか。

供給するエリア/選手,供給するポジション

テキストラベルの横にある下三角を押すと「供給するエリア/選手」と「供給するポジション」の選択を変えることができる。

「供給するエリア/選手」だとセンターバックやサイドバックといったポジション、ターゲットマンやプレイメイカーといった役割、サイドや相手DFの上といったエリアを指定することができる。

「供給するポジション」だと特定のポジションの選手を指定できる。丁寧にビルドアップをしたいのであればサイドバック、同じく丁寧にビルドアップをしたい場合にサイドバックを高い位置に上げたくてセンターバックの足元に自信があるときはセンターバック、丁寧なビルドアップに自信がなくて優秀なターゲットマンがいる場合はターゲットマン、身体能力が高い前線の選手に一か八かで賭けたい場合は相手DFの上に出せといった感じか。

供給タイプ

ボールを供給したい範囲で長いか短いかを決めて、キーパーのパスやキック力、スローイング能力を見てキックかスローを選択する感じか。

キーパーがボールを投げる飛距離は強靭さで決まるという話があるのだが、現実で長い飛距離を投げるキーパーはスローイング能力が高かったりするので、どのように実際評価や実装がされているかは謎。

ちなみにキーパーによるロングスローのギネス記録を持っているAlireza BiranvandはFM22ではスローイングが19、強靭さが14となっている。

非ポゼッション時

オフサイドトラップを使え

オフサイドトラップを仕掛けるようにする設定。

ディフェンスラインの選手のポジショニングの能力が高くて守備時の位置取りが良くて、予測力や判断力も良くて、チームワークもあるときに設定すると良いかもしれない。スピードや加速力といった足の速さに関する能力もあると安心。

エンゲージライン

どれくらいの高さのラインから積極的にプレスを掛けるようにするかの設定。

高く設定をすると積極的にボールを奪うことになり、上手く行けば試合を支配できるようになる。高めに設定をした場合は、ディフェンスラインも合わせて高めに設定しないと、ディフェンスが間延びして、守るのが難しくなるかも。

高く設定するには、とりあえずチームワークと運動量が必要だと思う。合わせてタックルもあるとよりボールを奪えるようになるか。

高めに設定をするとスタミナの消費が激しくなるのも注意が必要。

ディフェンスライン

高く設定をすると、ディフェンスをコンパクトに保つ事ができる一方で、デイフェンスラインの裏に大きなスペースができてしまう。相手の前線の選手のほうが脚が速い場合には注意が必要。

低く設定した場合は、ディフェンスラインの裏を狙われない一方で、相手を自陣の深い位置に入れてしまうので、相手のフォワードのほうが強靭さやバランスなどのフィジカル能力が高かったり、ディフェンスの集中力などが低くてミスが多い場合は注意が必要。

守備の幅

サイドをどこまで守るかの設定。

エリア内の空中戦の守備に自信がない場合や、相手のフォワードの空中戦が強い場合には「相手に内側でプレイさせろ」を設定して広めに守り、クロスを積極的に潰すようにする。空中戦に関係なく積極的にボールを奪いたい場合でもこの設定にしても良いかもしれない。

一方でクロスを上げられても困らない場合は、「相手に外側でプレイさせろ」を設定して、中央を固めるという判断もある。

タイトにマークしろ

チームのメンバーが全体的に強靭さが高くて、フィジカルコンタクトで優位に立てるときに入れると良いかもしれない設定。

プレスの実行

どれだけ積極的にプレスに行くかの設定。

エンゲージラインと似た感じで、チームワークや運動量が高い場合は有効な設定な気がするのと、スタミナの消費が激しくなるので注意が必要。

GKの短いパス出しを防げ

相手のGKがボールを持ったときに積極的にプレスをかけて、ロングボールを蹴らせたり、ミスを誘いたいときにする設定。

タックル

タックルの激しさの設定。

審判のイエローカードを出す数の傾向に合わせて設定をしても良いかもしれない。あまりカードが出ない審判であれば激しく設定をして、カードをすぐ出す審判の場合は立ったまま当たった方が良いと思う。

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プロフィール

サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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