ユベントス戦略を実践してみる(Football Manager 2022)

2022年7月26日火曜日

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以前に翻訳をして公開をした記事「ユベントス戦略 - 選手を貯めれば儲かる理由(翻訳記事)」があったかと思います。内容としては、将来有望な若手選手を大量に保有をして、大量にレンタルに出してレンタル料を稼いで、レンタル先の活躍で評価額を上げて、最終的には完全に売却をして、お金を稼ぐといった内容です。上記の記事ではユベントスが例になっていましたが、他にはチェルシーやマンチェスター・シティなど、最近では様々なクラブがそのような活動をしているかと思います。今回はそのユベントス戦略を実際にやってみて、どれだけ稼げるかを検証してみました。

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今回プレイの舞台に選んだのはオランダ1部の名門クラブPSVアイントホーフェンです。PSVはJong PSVというリザーブチームを持っていて、Jong PSVはオランダ2部のリーグ戦に参加をしていたりして、イタリアのユベントスと似たような仕組みを持っています。なので、獲得した若手選手のレンタル先が上手く見つからなかった場合にも、このリザーブチームでそこそこ高いレベルでの試合経験を積むことができて、ある程度の成長が期待できて、評価額を上げたり、来季のレンタルに向けてのレベルアップができます。さらにこのJong PSVは2部から昇格することはありませんが、降格をすることもないので、成績を気にせずに安心をして成長メインの選手起用をすることができます。

1年目

1年目は若手選手の仕込みということで12人の選手を獲得。ブラジル、ウルグアイ、ベネズエラといった南米のクラブや、ノルウェーとデンマークといった北欧、後はルーマニアなどから選手を獲得した。最初の移籍予算は20億円とそこそこな額だが、分割払いで今年度に払う額を抑えて、総額では移籍予算以上のお金を動かした。本来はこうすると来期以降の予算に響くのだが、来期以降は獲得した選手のレンタル料や成長をした選手の売却で増収が見込めるので先行投資という感じ。

冬移籍では若手のイングランドの有望株のマドゥエケがマンチェスターUtdに52億円というそこそこな移籍金で売却ができたので、トップチームのレンタルで借りていた正GKの契約を切って、ベルギーの有望な若手GKファンデフートを32億円で獲得をした。トップチームも好成績を狙うのが1番だが、サブとして若手の選手を多く起用して評価額を高めてお金を稼ぐことも狙っていく。

今期は25人の選手をレンタルしたが、残念ながら1.5億円しかレンタル料の収入は得られなかった。年俸自体はほぼ全部移籍先クラブ負担になっているので赤字ではないが、来期以降は成長した選手や、新規加入の選手でより多くの収入が欲しいところ。

Bチームはどの選手も成長のための出場機会が得られるように17人と少な目の編成。ユベントス戦略の記事ではレンタルで出しやすい国籍の話などもあったが、ベネズエラ、ウルグアイ、コロンビアといった国から獲得をした選手はレンタル先が見つからずに苦労をして、多くがJongやトップチームに残ることになった。一方でブラジルの選手は能力によりけりなところもあるが、割とレンタル先が見つかった印象だった。

しかしながら戦術がハマったのか、2部にしては良い戦力が確保できたからかなんと2部で優勝をしてしまった。

ちなみにJongの監督はあのファン・ニステルローイだったりする。PSVのファンからするとバルセロナのBチームでペップが好成績をおさめたのと同じように感じて、次期監督としての期待感が凄いのではないか。

お金の方ばかり気になっていたが、本業の方もかなり頑張って、流石にAjaxにはかなわなかったがリーグ戦は2位、CLはグループステージで負けてしまったが、ELで優勝、カップ戦も優勝となかなかの成績だった。

2年目

今期は合計410億円という頭のおかしい金額が動いて、23人の選手を獲得した。

これだけお金を使えたということは、放出もなかなかの金額で、260億円ほどの移籍金を獲得した。パフォーマンスがピークの年齢の選手を売り払って、これからの成長が期待できる有望株に多くのポジションを切り替えることが出来た。

今期獲得した有力選手の例を挙げるとPSGのペンベレ、ブラジルのパウメイラスのヘナン、VfLヴォルフスブルクのヴランクス、インテルのアグメ、ラツィオのモロ、アタランタのピコリとなかなかの有望な若手を確保できた。もちろんこのレベル選手はレンタルではなくトップチームでの活躍を期待しているが、ビッグクラブから良いオファーが来たら現金にすることも考えている。

そんなこんなで、以下の通りトップチームのスカッドは若手多めながらもかなり強力となった。

今期はレンタルもそこそこ上手く行って、15億円ほどのレンタル収入があった。今期はかなりの金額が動いたので金銭感覚が麻痺しているが、初年度の移籍金予算が20億円だったことを考えるとかなりの金額だ。

今期の成績はこんな感じ。

勝点87と今期のリーグ戦はかなり頑張ったのだが、やはりAjaxが強すぎて2位だった。CLも去年と同じく残念ながらグループリーグ敗退で、ELはベスト8でミランと当たってしまい敗れた。一方でカップ戦は優勝をして連覇をした。

個人の成績を見ると以下のような感じ。

今期獲得をしたヴランクス、モロ、ピコリといった若手選手が大暴れをした。

3年目

今期は330億円と去年と比べると100億円ほど使ったお金が少ないが35人と大量の選手を獲得した。

一方で売却も200億円という大きな額が動いた。去年獲得をしたモロやピコリはさっそく買い手がついて、移籍金の収支を見ると、それぞれ24億円と30億円の利益を生んだ。

今期はレンタルによる収入がかなり伸びて、27.3億円となった。レンタルで出している選手は48人にもなって、なかなか管理が面倒臭くなってきた。

そして今季の成績はこんな感じ。

なんと、リーグ戦とCLの2冠を達成してしまった。リーグ戦はAjaxの調子次第では優勝が出来るかもしれないとは思っていたが、CLは去年までグループリーグで敗退をしていたので優勝ではなくとりあえず決勝トーナメント進出と思っていたのでかなりの驚きだ。

CLの戦いは以下の通り。

予選第3ラウンドからの参加だったのだが、こんなところから参加で優勝したクラブはあるのだろうか。グループリーグはパルチザン・ベオグラード、ベンフィカ、ナポリとCLにしては緩めの相手で、決勝トーナメントも1,2戦目はビルバオ、ライプツィヒとかなりくじ運が良かった。しかし準決勝と決勝はチェルシーとリヴァプールと強豪クラブをしっかりと倒して優勝となった。

個人の成績を見ると以下のような感じ。

昨シーズンに続きヴランクスが大暴れをしていて、セントラルMFにもかかわらず24ゴール18アシストという訳の分からないことをしている。今期売却をしたモロの代わりの左ウイングのスレマナと、ピコリの代わりのフォワードのガブリエル・ヴィドヴィチもなかなかの活躍だ。

ちなみにスレマナとヴィドヴィチの能力は以下の通り。

非常に良い成績をおさめられたので軽く戦術を紹介しておくと、ミランで使ったもので、それぞれのポジションに戦術に適した選手を配置できた気がする。

センターバックには足が速い選手、セントラルMFのサポートにはパスがさばける選手、メッツァーラの攻撃にはオフザボール、運動量、積極性とできれば前に出るようなプレイ特性、インサイドFWには機動力に関する能力と前に出るプレイ特性、フォワードはオフザボール、予測力、バランスあたりが大事か。

見づらいかもしれないが、参考までに各選手の能力は以下のような感じ。

4年目

コツコツ稼ぎながらコツコツとCLで上位進出を目指して頑張ろうと思っていたのだが、思わぬビッグタイトルの獲得で、このプレイでの目標がなくなってしまったので一気にモチベーションが落ちてしまった。

というわけで4年目の移籍の収入だけ見てみる。

まずはレンタルによる収入だが、今季はなんと68人もの選手をレンタルしていて、合計のレンタル料収入はなんと80.5億円となった。

完全移籍は以下の通りで3人だが、148億円の収入を得て、3人の合計で78.5億円の収支だった。

そのうち一番最初に移籍をしているイサク・ヨハンネソンはトップチームでの出場なしで、レンタルで収入を得ながら評価額が上がっていき、最終的には完全移籍をしていて、今回のプレイの理想的な動きをしてくれている。

16.5億円で獲得をしていて、レンタル収入で4.2億円、最終的には33億円で売却をしていて、20.7億円の利益をクラブにもたらした。

感想

実際にユベントス戦略をやってみた感想だが、最終的にはレンタル料だけで80億円もの収入を得ることができて、かなり強力な戦力であることがわかった。しかしながら、68人もの選手をレンタルに出したり、121人もの選手がクラブに所属をしていて、管理をしなくてはいけない労力が少なくなくて、かなり面倒ではあった。

ユベントス戦略をやってみて、元記事でおすすめしている通り、イギリスの国籍を持っている選手はイングランドのクラブへのレンタルが簡単に決まるのでオススメだったり、ブラジルの選手もコスパが良くてオススメだった。一方でベネズエラなどのヨーロッパ以外の少しマイナーな国籍の選手はレンタル先が見つからなくてツラかった。また、日本や韓国のリーグは金払いが良いのだが、シーズンの時期が今回プレイをしたオランダと半年ずれているので、トップチームやBチームのスカッドを組むタイミングと移籍のタイミングがずれるので、管理が面倒だった。

今回は元手の移籍金予算がそこそこあったのでたくさん選手を獲得できたが、そうでない場合はイギリスの国籍を持っている選手を、2,3部へレンタルする向けに、フリーで獲得するところからはじめると良い気がする。

この手のレンタルで収入を得る方法は、ビッグクラブが他のクラブからお金を吸い上げる事になっていて、クラブ格差が広がってしまうなど様々な問題があることから、2022年7月からFIFAがレンタル移籍に制限をかけるらしく、このユベントス戦略を思いっきりプレイできるのはFM22が最後か。

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プロフィール

サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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