今回はワトフォードFCのプレイガイドです。
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目次
戦力
悪くないポジションもあるのだが、いくつか選手層の薄さを感じるポジションもあって、プレミアリーグのレベルを考えると苦戦を強いられそう。
キーパー
3番手のロブ・エリオットまでスタメンで使っても恥ずかしくないレベルで、1番手から3番手までレベルの差が少ない。
ベン・フォスター
1対1と反応を中心にGKの能力が優れている38歳のベテラン。パス、ファーストタッチ、視野が低いので足元は微妙だが、スローイングは得意。
ダニエル・バッハマン
1対1や反応が優れていてシュートストップが得意なキーパーで、それ以外の能力も最低限以上はある感じ。
ロブ・エリオット
1対1が優れていて、他の能力は全般的にそこそこで万能なGK。
センターバック
悪くないレベルで欠点がない使い勝手の良い選手が多いが、尖ったFWを相手するときに苦労をするかもしれない。
フランシスコ・シエルラルタ
ジャンプ到達点、バランス、強靭さが高くて空中戦やフィジカルコンタクトが強く、積極性と勇敢さが高くて球際が激しく、ヘディングも上手くてセットプレイ時の得点にも期待ができる選手。
ニコラ・ヌクル
センターバックに必要な能力が全般的に14前後とそこそこで欠点がない選手。パスと視野もCBにしては悪くなく、そこそこパスが出せる。
クレイグ・キャスカート
ポジショニングが優れていて、他の能力も全般的に悪くなく、欠点がない選手。
ウィリアム・トロースト=エコング
強靭さが高くてフィジカルコンタクトに強い選手。他の能力も全般的に悪くなく、欠点がない。
クリスティアン・カバセレ
ジャンプ到達点、バランス、強靭さが高くて空中戦やフィジカルコンタクトに強く、スピードがあって足も速くて身体能力が高い選手。スキルとメンタルは最低限という感じ。
右サイドバック
フェメニアもエンガキアも足の速さはあるものの、他の能力は全般的に最低限な感じで、あまりレベルの高くないポジション。
キコ・フェメニア
本職はサイドバックではなくウイングバックで、スピードと加速力が高くて足が速い選手。スキルとメンタルの能力は全般的に最低限という感じだが、予測力が低くて試合の状況を読むのが苦手。
ジェレミー・エンガキア
運動量と加速力が高いが、それ以外の能力は最低限という感じ。
左サイドバック
マジーナもローズも悪くない選手で同じくらいのレベルなので、どちらを起用するか迷いどころ。
アダム・マジーナ
積極性が高くて動き回る選手で、スタミナもある。能力は全般的にそこそこだが、ポジショニングが最低限という感じ。
ダニー・ローズ
タックルやオフザボールが高い選手。積極性が高くて動き回るタイプで、勇敢さが高くて球際に激しく行く。また、サイドバックにしては決定力が高くてシュートが上手い。他の能力は全般的にそこそこという感じだが、スピードと加速力がそこまで高くなくて足の速さは無いので、動きが比較的少ないインバーテッドWBのような役割で使うのが良いかもしれない。
ミッドフィルダー
全体的に献身的で運動量が豊富で、フィジカルコンタクトが強い選手が多い。
ムサ・シソコ
チームワーク、運動量、スタミナが高くて献身的に走り回る選手で、バランスと強靭さが高くてフィジカルコンタクトも強い。
ユライ・クツカ
バランスと強靭さが高くてフィジカルコンタクトが強く、運動量も豊富な選手。ロングシュートも得意。
オザン・トゥファン
チームワーク、運動量、スタミナが高くて献身的に走り回る選手で、バランスと強靭さが高くてフィジカルコンタクトも強い。ドリブル、パス、ロングシュートといった攻撃系のスキルも優れている。
イムラン・ルーザ
視野を中心にパス関係の能力が優れているプレイメイカー。
トム・クレヴァリー
チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性が高くて献身的に走り回る選手で、集中力が高くてミスが少ない。タックル、マーキング、ポジショニングといった能力があまり高くなくて、守備は最低限という感じ。
ダン・ゴスリング
運動量とした皆が豊富な選手で、欠点はない。
ピーター・エテボ
チームワーク、運動量、スタミナが高くて献身的に走り回る選手。守備的MFがメインの選手だが、ドリブルが得意という面白い特徴を持っている。
ウイング
ここで紹介をするサイドの選手は3人と少ないが、MFで紹介をしたシソコや、FWで紹介をする何人かの選手もサイドでプレイができるので、選手層が薄いということはない。
エマヌエル・デニス
スピードと加速力がかなり高くて足が速い選手。テクニック、ドリブル、ひらめきがそこそこあってドリブルもできるが、オフザボールや視野は微妙。
イスマイラ・サール
スピードと加速力が高くて足が速く、バランスもあって倒れづらい選手。ドリブルやロングシュートも得意。
ケン・セマ
クロスが得意で、サイドの選手だが強靭さも優れている。ドリブルやオフザボールもそこそこ。
フォワード
ジョシュア・キングが非常に個性がある能力をしていて上手くハマれば面白いかもしれない。他の選手はプレミアリーグのレベルで考えると少し物足りなさを感じる。
ジョシュア・キング
スピードと加速力が非常に高くて足が速い選手で、ドリブルも得意。一方で、判断力と予測力が低くてプレイ判断が微妙という欠点もある。
クチョ・エルナンデス
運動量が優れている選手で、他の能力は全般的にそこそこという感じ。
ジョアン・ペドロ
19歳の若手ブラジル人FW。テクニックとドリブルが少し優れていてドリブルがそこそこできるのと、スピードと加速力が少し良い感じ。全般的にもう少し成長をすればプレミアリーグで活躍できるレベルになりそう。
アシュリー・フレッチャー
スピード、加速力、敏捷性当たりが高くて機動力がある選手だが、判断力が微妙。他の能力は全般的に悪くはないのだが物足りない感じ。
戦術
フィジカルコンタクトが強くてある程度オフザボールと積極性が高いMFのクツカと、オフザボールと積極性が高くて、前に出るプレイ特性も持っているSBのローズで得点を狙っていく。クツカはメッツァーラの攻撃、ローズはインバーテッドWBの攻撃に設定をして積極的にエリア内に侵入をしてもらう。
クツカとローズが攻撃をするために、CBを釣ることを目的でクチョ・エルナンデスをフォルスナインで起用する。
ウイングはクツカとローズに中央のスペースを空けるためにサイドに張る役割を選択する。右サイドはデニスを起用して、右利きなのでウイングの役割にする。左はサールを起用して、右利きなのでインバーテッドウイングの役割にする。
中盤の左はSBのローズが前に出るので、ポジションがかぶらないようにあまり前に出ないようにしたいのと、右のMFが積極的に前に出るメッツァーラなので、中盤に残って前線とディフェンスをつなぐ仕事をして欲しいので普通のセントラルMFのサポートの役割を選択、ここはシソコを起用する。
守備的MFはオザン・トゥファンを起用。運動量が豊富で、積極性や勇敢さが高くて球際が激しく、フィジカルコンタクトも強いのでボールウィニングMFの役割にして積極的にボールを奪いに行ってもらう。
サイドバックの右はメッツァーラが空けたスペースに入ることを期待してインバーテッドWBのサポートで、比較的パス関係の能力が優れているエンガキアを起用する。
センターバックは1,2番手のシエルラルタとヌクルが特に気になる点もないのでそのまま起用。
キーパーは少し悩みどころだが、特に問題点もないので、素直に1番手のベン・フォスターを起用する。
結果
リーグ戦は4位とCLの出場権を獲得して、目標の残留に対してかなり良い成績を上げた。一方でローテーションをしたカップ戦は、トットナムやレスターといった強豪とあたって早期の敗退になった。
リーグ戦の詳細を見ると、勝ち点は67と4位にしては少し低めな気がして、上位3チーム以外が潰し合いをしたおかげで4位に滑り込めた感じがある。失点は39と守備は少し頑張ったが、得点は58と悪くはないのだが、4位のチームにしては少しものたりないか。
個人の成績を見るとクツカが13ゴールとチーム内得点王で期待通りの活躍をしてくれたが、得点を期待していたもう1人のローズは4得点と狙い通りの活躍をしてくれなかった。一方であまり得点を期待していなかったサールが10得点となかなかの活躍をしてくれたのだが、足の速さとプレイ特性の「スペースに飛び込む」とバランス能力の高さあたりがよく働いたのか。
控えを見るとキングが90分あたり0.46得点と、全試合フル出場換算で17.5得点になるなかなかのペースでゴールを上げてくれていて、足が速い控えの有効性を示している。
課題
戦術的な課題としては、期待をしていた攻撃タスクのインバーテッドWBで思ったより得点が取れなかったことか。レアル・バリャドリードでのプレイのときはそこそこ得点が取れたので違いが気になるところ。少しデータを見てみるとレアル・バリャドリードはリーグ内でも上位の戦力を持っていて中盤でボールを持てていて押し込めているので、サイドバックがエリア内まで侵入ができるが、ワトフォードはリーグ内では下位のクラブで、主にディフェンスがボールを持っている感じで押し込めていないので、サイドバックがエリア内まで侵入が出来なかったようだ。なので、ある程度相手を押し込めるクラブでないとインバーテッドWBに得点能力を求めるのは厳しそうだ。
戦力的な課題としては、そもそもプレミアリーグで見ると圧倒的な戦力不足なので全般的に気になるのだが、強いていうとキーパーの年齢が高いのと、右サイドバックとフォワードの増強か。あとは、もし数年間プレイするつもりであれば、チームがリーグ内で相対的に弱い戦力のときは前線に足が速い選手がいると得点が取れるが、相対的に強くなってくると相手が下がって守ってくるようになって通用しなくなるので、どこかでアタッカー陣のタイプの転換が必要になるかもしれない。
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