ニューカッスルを今から応援する人のためにサッカー監督ゲームFootball Managerも見ながら紹介

2022年4月22日金曜日

Football Manager シリーズ関係なく楽しめる記事 シリーズ共通解説

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サウジアラビアの石油王がクラブの買収をして注目を浴びているイングランドのサッカークラブのニューカッスル・ユナイテッドですが、これからニューカッスルを応援しようと思っている人のために、クラブの紹介を、サッカー監督ゲームFootball Managerも絡めながらしていきたいと思います。

サッカー監督ゲームFootball Managerがどんなゲームか知らない方はこちらの記事をご覧ください。

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ニューカッスルの街の紹介

ニューカッスル・ユナイテッドの本拠地があるニューカッスル・アポン・タインはイングランドの北東部に位置をしている人口30万人の都市。

ニューカッスルは、チェルシー、アーセナル、トットナムがあるイングランドの首都のロンドンと比べるとかなり北にあり、車で450kmと東京と大阪くらいの距離がある。マンチェスターやリヴァプールと比べてもさらに北に位置をしていて、マンチェスターとニューカッスルは車で200kmの距離がある。Wikipediaの「プレミアリーグ2021-2022」の記事のプレミアリーグのクラブの本拠地の図を見ても、ニューカッスルが圧倒的に最北端であることが分かる。

ちなみに、グリーズマンがフランス代表招集中にFootball Managerをニューカッスルでプレイをしていたときにムバッペを獲得して、本人にそれを伝えたら「あんまり暖かそうな地域じゃないね」というコメントを頂いていたりする。

ニューカッスルが属しているタイン・アンド・ウィア州は人口が110万人ほどで仙台と同じくらいの規模で、面積は540平方kmと仙台の786平方kmより少し小さい感じです。

ニューカッスルはやはり首都のロンドンから大きく離れているだけあってかなり激しい訛りがあり、この地域で話されている英語はジョーディーと呼ばれる。例えばTownがToon(トゥーン)になるらしく、ニューカッスルのサポーターの別名もToon armyとなっている。

地方都市あるあるで、石炭の採掘で栄えた都市。また、石炭で栄えた都市あるあるで1970年代ごろから石油の影響で石炭の需要が減って炭鉱の閉山が相次いで、失業者の増大、治安の悪化、人口減少などさまざまな問題を抱える事になった。その影響か、イギリスの社会問題をよく扱う映画監督で、イギリスの是枝裕和ともいわれる(?)ケン・ローチ監督の作品で「わたしは、ダニエル・ブレイク」と「家族を想うとき」と2作連続でニューカッスルが舞台になっている。

ちなみにニューカッスル・ユナイテッド自体が舞台になっている映画もあって、FIFA公認のサッカー映画「GOAL!」では主人公のサンティアゴ・ムネスがニューカッスル・ユナイテッドに加入をするために頑張ったり、レギュラーをつかむために頑張ったりするような内容になっている。

しかし今では観光業に力を入れていて活気を取り戻しつつあり、新しい現代美術館が建てられてアートの街との側面があり、その近くには隣町のゲーツヘッドへ架かる、ミレニアムブリッジというオシャレな橋があったりする。その隣町のゲーツヘッドは、下部組織出身の有名選手のアンディ・キャロルの出身地だったり、イングランド6部に所属をしているゲーツヘッドFCというサッカークラブがあり、選手兼監督が2010年から2015年の間にニューカッスルでプレイをしていたセンターバックのマイク・ウィリアムソンだったり、ニューカッスルの下部組織の選手が経験を積むためによくレンタルで移籍をする先だったりと、関係性が深い街でもある。

奥に見えるアーチ状の鉄橋は1928年に建てられた当時世界最大のアーチ橋のタイン橋で、新旧の対比を見ることもできる。ちなみにこのミレニアムブリッジはかなり独特な橋で、Youtubeのチャンネル「ゲームさんぽ /ライブドアニュース」の動画「【見たすぎて無理②】絶滅危惧の橋、奇怪なリフトなどなど、写真で聖地巡礼/英国ドボク旅行」の中で紹介を受けている。

ホームスタジアムのセント・ジェームズ・パークは収容人数が5.2万人というなかなか立派なスタジアム。

イングランド代表がホームスタジアムとして使っているウェンブリー・スタジアムが改修工事をしている際には、このセント・ジェームズ・パークが変わりにイングランド代表のホームスタジアムとして使われたり、EURO1996や2012年のロンドン・オリンピックといった国際大会での試合会場として使われることもあった。

ライバル

1番のライバルクラブは同じタイン・アンド・ウィア州で車で、20km程の位置にあるサンダーランドを本拠地とするサンダーランドAFC。

ニューカッスルとサンダーランドは昔から石炭の採掘に関する利権で争っていたり、清教徒革命や名誉革命のときには敵対する勢力となって実際に戦争になることもあり、歴史的に対立をしてて、タイン・ウェア・ダービーと呼ばれるニューカッスル・ユナイテッドとサンダーランドAFCの試合はピッチ内外ともにかなり荒れた試合になる。

この2クラブの対戦成績は2013年末の時点でニューカッスル・ユナイテッドの53勝45敗48分けとかなり互角だが、近年はサンダーランドが立て続けに降格をして3部まで落ちてしまったので、そもそもダービーマッチが出来ないといった状況になってしまっている。そのサンダーランドが降格していく様子は、Netflixのドキュメンタリ「サンダーランドこそ我が人生」で見ることができる。このドキュメンタリもニューカッスルと同じタイン・ウェア州の街やイングランドのサッカーサポーターの雰囲気を感じれるのでおすすめの作品だと思う。

サンダーランドの愛称はブラック・キャッツ(黒猫)で、100年ほど前にクラブで飼われていた名物猫が由来になっているらしい。しかし、一部のニューカッスルのファンは、2010年のタイン・ウェア・ダービーでニューカッスルが5-1で対象をしたことをもじって、サンダーランドのことを5under1andと呼んでいたりもする。

ちなみにニューカッスルの相性はカササギを意味するマグパイズで、白黒のユニフォームがカササギと似ていることが由来らしい。ちなみにクラブのマスコットのカササギがモデルのモンティ・マグパイ。

サンダーランドに続くライバルは現在イングランド2部のミドルズブラ。こことの試合はタイン・ティーズ・ダービーと呼ばれる。

レジェンド

ニューカッスルのレジェンドとして古くはジョー・ハーヴィー、ジャッキー・ミルバーン、ボビー・ロブソンなど様々な人物がいますが、ここ最近ではアラン・シアラーでしょう。

シアラーはプレミアリーグ通算得点記録を持っていて、2位のルーニーの208ゴールより50以上も多い260ゴールという記録を持っています。

ニューカッスルに加入をする前は同じイングランドのブラックバーンでプレイをしていて、3シーズン連続でプレミアリーグで30ゴール以上をあげての得点王になったり、プレミアリーグの優勝も経験をしています。そしてファーガソンが監督を務める当時イケイケだったマンチェスター・ユナイテッドからのオファーもありましたが、シアラーの生まれ故郷が本拠地のニューカッスル・ユナイテッドに加入をしました。

シアラーの現役最後となった試合は2006年のタイン・ウェア・ダービーで、そのシーズンでの引退を決めていたが、サンダーランドの選手から激しいタックルを食らって膝を負傷して予定より早い引退となった。しかし、シアラー本人曰く「それでこそタイン・ウェア・ダービーだ」らしい。

シアラーなどには及ばないにしても、ここ最近でクラブにインパクトを残した選手としてはジョーイ・バートンやハテム・ベン・アルファなどがいる。

ジョーイ・バートンは2007年から2011年にニューカッスルにいた選手だが、良くも悪くも色々とインパクトのあることをしていて、その話をしていたらそれだけで立派な記事が1つ書けてしまうので、とりあえずはエピソードの量が異常なWikipediaのほうを見てみて欲しい。

ハテム・ベン・アルファも色々とあったがインパクトのあるプレイをする選手で、ファンの記憶に強く残っている選手だと思う。

マイク・アシュリー

現在のニューカッスルを語るうえで避けて通れないのが前オーナーのマイク・アシュリーだ。

アシュリーはイギリスでチェーン展開するスポーツ用品店「スポーツ・ダイレクト」を創業した社長で、2007年にニューカッスルを買収してオーナーになり、2021年までオーナーを務めた。

消極的な補強と、有力選手を簡単に放出をしてしまうことからファンからは人気のないオーナーで、新オーナーが決まった時は、ニューカッスルのファンはお祭り騒ぎになった。

有力選手の放出の酷い例としては、シーズン中の冬移籍に下部組織出身のエースストライカーのアンディ・キャロルをリヴァプールに放出したり、フランス代表のMFでチームの中心選手のキャバイェも同じく冬に放出をしたりと、チームの成績への影響を考えない放出をしている。

選手の獲得も、一時期移籍金の安いフランス人選手の獲得にはまった時期があった。現在のウルヴァーハンプトンがポルトガル人選手が多いように、、ニューカッスルに多くのフランス人選手が所属をしていて、ロッカールームの公用語がフランス語とネタにされたこともあった。

前に紹介をしたクラブレジェンドのシアラーもアシュリーと対立をしていて、それが原因でシアラーの銅像がセント・ジェームズ・パークの敷地外に建っているという噂があるが、アシュリーがいなくなったので敷地内に移動をするという噂もある。

選手の補強以外にもクラブに投資をしないことが有名で、プレミアリーグのクラブにもかかわらず、練習場のプールがビニールプールだった。

本業のスポーツダイレクトでも、違法な労働や解雇で会社が訴えられていたりと、アシュリーは色々と問題を抱えている人物だ。

チームを見てみる

ニューカッスル・ユナイテッドはサウジアラビアの投資ファンドに買収をされて急に世界で一番リッチなクラブになりましたが、それはサッカー監督ゲームFootball Manager 2022にも反映をされていて、移籍金予算が172億円というかなりの額が設定されている。この移籍予算の強さと話題性の影響で、ニューカッスルはFM22でプレイをするのに人気なクラブになっている気がする。

監督はエディ・ハウが務めている。

エディ・ハウはボーンマスでの実績が有名な監督で、2008年にシーズン途中に当時4部のボーンマスの監督に就任をして、クラブが17ポイントの勝ち点の減点処分を受けていたが見事残留を達成して、なんと翌シーズンには3部への昇格をしている。一度ボーンマスを離れたこともあったが、もう一度ボーンマスの監督に就任をして、その後は2部とプレミアリーグへの昇格もして、プレミアリーグにも5シーズンも残留をさせた。

スタッフの有名どころとしては、ニューカッスルで選手として長くプレイをしていたスティーブ・ハーパーが育成部門の責任者、ショラ・アメオビが選手の期限付き移籍を管理するスタッフとして働いている。

ちなみにショラ・アメオビの弟のトミとサミーもニューカッスルの下部組織出身で、サミーは現在ミドルズブラでプレイをしている。

続いては主力選手の紹介をする。

ジョンジョ・シェルヴェイ

元々はリヴァプールにいた選手で、ジェラード2世として期待をされていた。ジェラードほど偉大な選手にはなれなかったが、非凡なロングパスをする優秀なパサーで、年に1,2回凄いロングシュートをぶち込んだりして、ジェラードみを感じるときもある。調子が良いと手が付けられない選手だが、パフォーマンスの波が激しくて安定感のない一面もある。

アラン・サン=マクシマン

独創的なドリブラーでベン・アルファみを感じる選手。ドリブルによる突破力が高くて、ブルース監督時代は攻撃が彼に大きく依存をしていた。

ちなみに子供の頃はIQが145もある神童で、母親は学業で頑張ってほしかったとか。

ミゲル・アルミロン

良い人そうな顔をしていて、プレイも献身的で運動量が豊富な選手。ベニテス監督時代は起用法と相性が良かったのかなかなかのパフォーマンスを見せていて、レアル・マドリードへの移籍の噂も出ていた。

ジョエリントン

クラブ史上最高額の4400万ポンドで加入をしたFWだったが、2019–20シーズンはリーグ戦で2ゴール、2020–21シーズンは4ゴールと全く活躍が出来ていなかった選手。ハウ監督就任後はまさかのMFへのコンバートをされて頑張っている。元々FWではあったが、運動量が豊富で守備が得意な選手だったので、適性があったのかもしれない。

ロングスタッフ兄弟

クラブの下部組織出身の若手注目株で、兄はショーンで、弟はマティー。共に既にプレミアリーグデビューを果たしている。2人ともイングランド定番のボックストゥボックスMFで、1シーズンに1回くらい凄いロングシュートを決める感じ。兄は一時期マンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれる噂もあった。

ファビアン・シェア

スイス代表のCBだが、デポルティーボから400万ユーロという破格の安さで獲得が出来た選手。足元が優れている選手で、ディフェンダーだが訳の分からないシュートを決めることがある。

ダン・バーン

名前の擬音感が凄い選手。201cmという高身長だが、左利きでパスを出すスキルのある選手。実は11歳まではニューカッスルの下部組織にいたがリリースをされて、イングランド5部から這い上がってきた苦労人。

ジャマール・ラスセルズ

ニューカッスルのキャプテンの選手で、イングランドのセンターバックらしい空中戦の強さを持っている。一時はイングランド代表に召集をされるという噂も出るくらいの選手だったが、ハウ監督が就任をしてから左利きで足元があるダン・バーンを獲得したことからも分かる通り、センターバックにもビルドアップ能力を期待しているようで、パスがあまり得意ではないラスセルズは出場機会を減らしている。

ブルーノ・ギマランイス

ブラジルの期待の若手MFで東京オリンピックに出場をしていて、A代表にも召集をされている選手。今期、ジョエリントンに次ぐクラブ史上歴代2位の移籍金4000万ユーロでニューカッスルに加入をした。タイプ的にはシェルビーと同じパサーな気がする。

マルティン・ドゥブラフカ

3代目ニューカッスルの唯一の砦。初代のギブン、先代のクルルも凄かったが、このドゥブラフカも1シーズンだけのベストセーブ集で8分の動画が作れるおかしいキーパー。何故か知らないが、ニューカッスルのGKは優秀なことが多い気がする。

元々はチェコの名門スパルタ・プラハからレンタルで加入をした30歳くらいの選手で、当時は会長がアシュリーだったこともあってケチな補強かと思ったが、意外な大当たりで、結局400万ユーロという格安な移籍金で完全移籍をした選手。

一時はユベントスに引き抜かれる噂もあったが残留をしてくれた。

気になるのは大きな怪我で長期離脱をすることがちらほらあるところだが、第2GKのダーロウもかなり優秀で、さらに第3GKのギレスピーやレンタルで修行に出ているウッドマンも悪くない選手だったりして、ニューカッスルは謎にGKの選手層が厚い。

ニューカッスルの日本人コミュニティ

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サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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