今回のプレイガイドはドイツのブンデスリーガのホッフェンハイムです。
もともとは8部に所属をしていたレベルのクラブでしたが、1990年にドイツの大手のソフトウェア会社SAPの創設者であり、ホッフェンハイムのユースに所属経験があったディートマー・ホップがクラブに資金提供を始め、今では1部に所属をするクラブとなっております。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力
能力に癖のある選手が多く、ハマれば強そうではあるが、なかなか上手く戦術を組むのが難しそうではある。
キーパー
正GKのバウマンが少し癖があるが、控えのペントケが1部レベルではないので、バウマンを上手く使う感じか。
オリヴァー・バウマン
シュートストップに極振りな選手。1対1、ハンドリング、反応とシュートを止めるための能力が良い。飛び出し傾向が高く、加速力もそこそこ良いので、広いエリアをカバーするタイプ。一方で支配力やジャンプ到達点は10と微妙で、エリア内の空中戦は苦手。また、ポジショニングの悪さも気になる。
フィリップ・ペントケ
身長が191cmと高く、ジャンプ到達点も16もあるのに、空中リーチが10と低めな不思議な選手。反応は15と良さげだが、他は最低限からそこそこという感じ。
センターバック
8人もセンターバックがいて、とにかく数が多く、3バックを使うにしても整理が必要そう。選手のタイプとしてはデカくて強くて速い身体能力が高い選手が多め。
ケヴィン・フォクト
身体能力が優れていている選手。194cm85kgの巨体で、ジャンプ到達点は15、強靭さは16もある。にも関わらずスピードが18もある俊足である。だが加速力は11とトップスピードにのるのは遅かったり、敏捷性は8と小回りはきかない感じ。守備の能力としてはマーキングと予測力が12と少し物足りない感じだったり、タックルとポジショニングが13と平凡な感じ。
ベンヤミン・ヒュブナー
強めの引きこもり系センターバック。ジャンプ到達点と強靭さが高く、空中戦やフィジカルコンタクトに強い。タックル、マーキング、ポジショニング、予測力と守備能力が高く、プレイの安定性に関する集中力や、勇敢さが高いので五分のボールにチャレンジできる。一方でスピードと加速力は高くなかったり、積極性が低いのであまりボールを奪うために飛び出すタイプではなかったりする。
シュテファン・ポッシュ
この選手もフォクトと似て、ジャンプ到達点とスピードが高い身体能力系の選手ではあるが、線が細いのか強靭さは12と高くない。タックル、マーキング、予測力は14とそこそこだが、ポジショニングが12と少し微妙。
ケヴィン・アクポグマ
こちらも身体能力系の選手。ジャンプ到達点、スピード、バランスが高く、加速力と強靭さもそこそこ良い。一方で守備能力を見るとポジショニングが11と微妙だったりする。
エルミン・ビチャクチッチ
かなりできることとできないことがはっきりしている選手。強靭さとスピードが高く身体能力は高いが、加速力や敏捷性は微妙で小回りは効かない感じ。守備面を見るとタックルとマーキングは得意だが、判断力、予測力、冷静さが微妙なのでプレイ判断がよろしくなさそう。右サイドバックもできるのだが、攻撃系のスキルやオフザボールと視野が低く、攻撃は苦手という感じ。
ホーヴァル・ノルトヴェイト
センターバックと守備的ミッドフィルダーができて、ミッドフィルダーもそこそこできる選手。タックル、マーキング、ポジショニングと守備系の能力が13と、センターバックとしては少し物足りないが、ミッドフィルダーとしてはそこそこという感じ。一方でパスと視野はディフェンダーとしてはそこそこで、ミッドフィルダーとしては最低限という感じ。
カシム・アダムス
またまたフィジカル系。他のフィジカル系選手と似て、ジャンプ到達点、スピード、強靭さは優秀だが、加速力と敏捷性が微妙で小回りは効かない感じ。タックル、マーキング、ポジショニングが14と一見守備は悪くなく見えるが、判断力と予測力が低く、プレイ判断が微妙なのが気になる。
クリス・リチャーズ
バイエルンからレンタルの若手センターバック。大きな欠点がなく、全般的にそこそこなのだが、1部で使っていくには少し難しいレベルの気がする。更に言うと自前のセンターバックがたくさんいる中でレンタルなので使うかどうかは厳しい気がする。
右サイドバック
カデジャーベクもブレネットも足が速いのだが、メンタルに気になる欠点がある。
パヴェル・カデジャーベク
運動量、勝利意欲、スタミナ、スピードが高く、足が速くて走り回る選手。バランスが高く、強靭さもサイドバックにしては高かったりして身体能力の高い選手だが、視野、判断力、予測力、冷静さあたりが低く、サッカーセンスが微妙。
ジョシュア・ブレネット
スピードと加速力が高く足が速い選手で、運動量もある。オフザボールもそこそこあったりして攻撃面は悪くないのだが、ポジショニングと予測力が微妙で守備時の位置取りに不安がある。
左サイドバック
右のサイドバックと同じくサイドバックとしては少し使いづらい感じのスタフィリディスとセセニョンがいる。
コンスタンティノス・スタフィリディス
大きな欠点があるわけではないが、その中でもなかなか得意と不得意がはっきりしている選手。守備ではタックルが得意だがマーキングとポジショニングが最低限という感じで、攻撃ではクロスがそこそこ上手いが、ドリブルやオフザボールは最低限という感じで、なんだかちぐはぐした選手。
ライアン・セセニョン
トットナムの期待の若手選手。左サイドならどこでもできる。スピードと加速力が高く足が速い一方で、タックル、マーキング、ポジショニングは9とサイドバックとしては微妙で、どちらかと言うとウイングの選手。
ミッドフィルダー
少し癖のある選手が揃っているが、上手く組み合わせられれば良い成績に結び付けられそうな気もする。
セバスティアン・ルディ
ナーゲルスマン時代のホッフェンハイムで活躍をしてバイエルンに引き抜かれたが結局戻ってきた選手。チームワークが高く、パス、ファーストタッチ、判断力、予測力、冷静さが高く、スキルとメンタル両面で手堅くプレイができる選手。ポジショニングが優れており守備は良いが、オフザボールは微妙なのであまり前でプレイするのは得意ではなさそう。
ディアディ・サマッセク
ルディと似た系統でパスの正確さがあったり、チームワークや予測力も高い。一方で守備のスタイルがタックルと積極性が高く、ボールを狩りに行くタイプだったり、運動量が豊富だったりする。
フロリアン・グリリッチュ
パスやファーストタッチの技術力があって、オフザボールやも高い。テクニック、ロングシュート、視野あたりもそこそこ高い一方で、運動量、勝利意欲、積極性、勇敢さあたりが低く、クラシックな王様タイプのミッドフィルダーという感じか。チームワークは高く、動かないだけで、自己中ではなさそう。
デニス・ガイガー
とりあえずテクニック、判断力、冷静さは高く、技術的にもメンタル的にもサッカーのセンスがある感じ。その他はチームワークと敏捷性も高いが、他は特筆するような箇所は無く、大きな武器が無い感じがする。
クリストフ・バウムガルトナー
オフザボールと視野と、とりあえずトップ下にあると嬉しい能力が高い。他に欠点もなく、テクニックや運動量も高い良い選手。
ウイング
プレイ判断が悪いなどの欠点を抱えている使いづらさを感じる選手が多い。
イーラス・ベブ
スピードが18とかなり高く、加速力も15あって足が速い選手。その他にはテクニックとドリブルが14だったり、オフザボールが14と攻撃面ではそこそこ良いところがあるが、判断力、予測力、冷静さが低く、プレイ判断が微妙。
ロベルト・スコフ
右のウイングとサイドミッドフィルダーがメインで、左サイドはどこでもそこそこできたり、他にも色々とできなくはないポジションが多いポリバレントな選手。オフザボールが16と優れていて、それ以外の攻撃系のメンタルも全体的にそこそこ良い感じ。コーナーキック、フリーキック、ペナルティキックが得意で、止まったボールを蹴るのが得意。
サルギス・アダムヤン
スピードが高く、足が速い選手。ドリブル、オフザボール、視野が14とそこそこで、悪くない選手。
ミヤト・ガチノヴィッチ
ドリブル、ひらめき、加速力、敏捷性が高く、瞬発力のあるドリブラー。一方で判断力が低かったり、冷静さが低かったりと、プレイ判断や安定感に難がある。
フォワード
パスがさばけるクラマリッチとダブール、ターゲットマンのベルフォディルとフォワードも個性を感じる。
アンドレイ・クラマリッチ
とりあえず、運動量とスタミナが高く、走り回る選手。それ以外には決定力が高くシュートが上手かったり、予測力が高いので周りの選手をよく見れる。ちょっとした長所としてはドリブル、オフザボール、視野といった感じで、割と色々とできる選手。
モアネス・ダブール
スキルとメンタルが優れたベテランストライカーな感じだが、年齢はまだ28歳である。ファーストタッチが高いのでボールのおさまりがよく、視野、判断力、冷静さが高いので、そこからの展開にも期待ができそう。チームワークも高かったりするので、フォルス9で周りを活かすような使い方をしても良いし、オフザボールが高いので、自ら前に出て相手ディフェンダーと駆け引きをするのも良いと思う。
イシャク・ベルフォディル
ジャンプ到達点、バランス、強靭さが高く、空中戦やボディコンタクトに強く、スピードも高いので身体能力が高い選手。スキルもそこそこあるが、メンタルの一部が微妙で、バロテッリ感のある選手。
戦術
左のウイングにクラマリッチを起用。得点能力が高い選手なのでインサイドフォワードを任せる。
クラマリッチの横の左ミッドフィルダーは彼をアシストするためにアドバンスド・プレイメイカーの攻撃にして、視野やオフザボールがあり適任っぽいバウムガルトナーを起用する。
ミッドフィルダーの相方にはボックストゥボックスMFを任せて、攻守ともにバランスをとってもらう。ここはグリリッチュに任せる。
フォワードはダブールを起用して、オフザボールを活かして、縦幅をとって後ろの選手のためにスペースを作ることと、自分で点を狙うことを期待する。
右ウイングにはベブを起用する。右利きなので役割はウイングを任せる。
センターバックは足が速いフォクトとアクポグマを起用して、デフェンスラインを高くする。
サイドバックは右にカデジャーベク、左にスタフィリディスを起用する。右はウイングのサポートなのと、左はインサイドフォワードでサイドが空くので、ともに攻撃的に設定をする。
中盤の底にボール奪取が得意なサマッセクを配置して、ボールウィニングMFにする。ここで相手の攻撃を受けるために守備幅を広く設定して、相手に内側でプレイをさせるようにする。
結果
リーグ戦は3位で、目標がヨーロッパリーグの出場権獲得だったので、なかなか良い成績だと思う。ヨーロッパリーグは決勝トーナメントの2回戦まで進出をしたが、ナポリと当たってしまい敗戦してしまった。カップ戦は早い段階でドルトムントと当たるいじめにあってしまい、敗退した。
リーグ戦の詳細を見ると得点は55とそこそこで、失点は33と少し良い結果だった。やはり足が速いセンターバックを起用してラインをあげるのが手っ取り早い守備の仕方な気がする。
個人の成績を見るとフォワードのダブールが23得点と活躍をしており、左ウイングのクラマリッチも9得点と点を取ることを狙っていたところではちゃんと点が取れいている。
一方でそれ以外のポジションからの得点が伸びず、チームとしての得点数はそこまで伸びない感じとなった。
ちなみにダブールはレバンドフスキやハーラントを抑えて得点王となった。
ちなみ1位のダブールと同じ得点数だったアウォニイの能力を見てみると、スピードと加速力が高くて足が速い上に、バランスと強靭さも高いのでボディコンタクトも強くて、オフザボールもそこそこある感じで、当ブログの日記「俺のサンダーランドこそ我が人生」でプレミアリーグに昇格した際に獲得をしてその後5シーズン連続で得点王を獲得したガナゴと似た雰囲気を感じる。
課題
選手層としては悪くはないのだが、癖がある選手が多く、例えば右サイドバックはどの選手を起用しても難しいので、戦術にあった難のない選手がほしいところ。
戦術面では守備はそこそこだが、攻撃力が足りない感じがする。得点を期待していたフォワードと左ウイングはそこそこ点をあげられたのだが、他のポジションであまり点があげられていなかったので、他のポジションをより攻撃的な役割を任せるか、それぞれのポジションによりあっている能力の分布をしている選手を探すなどをしたほうが良いか。
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