お悩み相談室の回答の第12回です。お悩み相談室の回答のラベルはこちらなので他の回の記事がまとまっています。
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質問1
初心者です。 今2シーズン継続してフラムでプレーしています。
4-2-3-1や3-4-3のゲーゲンプレスがメインです。
攻撃の組み立てがうまくハマらず、ワントップやWGが孤立する場面が多いようで、なかなかシュートを撃ってくれません。
長めのパスやスルーパスでチャンスメイクしてほしいのですが、それを指示したときにクソみたいなロングボールを出してボールをロストしてしまうのでショートパスを出させるしか方法がない状況です。
オフェンス側の選手の役割配分に問題があるのかもしれませんが、違いがはっきりせず最適解を見つけられて居ない状況です。こんな感じなのでBIG6相手の戦績は非常に悪いです。
ボールも最低限五割前後持ててはいるので何をまず改善すればいいのでしょうか。ちなみに主な負けパターンとしては一方的に支配されて何もできずボコられるか、ボールはほぼ対等に持ててるのにシュートに持ち込めないかです。
フラムファンさん
個人的な感想ですが、役割の配置があまりよろしくない気がします。以前に役割の配置などについて書いた記事があるので、よろしければ参考にしてください。また、それぞれの役割の違いについては。こちらのページの戦術の箇所にある「~の役割」という記事で書いているのでそちらを参考にしてみてください。まずは4-3-3の方で気になる点は以下の2つですかね。必ずしもここを修正すれば上手くいくかは分かりませんが、個人的にはここが気になります。
- 全体的にサポートと守備のタスクが多く、攻撃のタスクがない。そのため前に出て相手のディフェンスラインを押し上げたり、全体的にチームの攻撃を前に進めようとする選手がいないので、攻撃がなかなか前に進まないのではないかと思います。それがスタッツにも現れていますが、支配率は悪くないですが、ボールが前に進まないのでシュートにつなげることが出来ずに、得点とならないといった感じになっているかもしれません。また、ボールが前に進まないのは攻撃だけではなく守備の面でも問題になることがあります。ボールを前に進めることが出来ずに低い位置でボールを奪われると、そこからゴールまで近いので、失点の可能性が高いショートカウンターを決められてしまうことが多くなります。
- プレイエリアが被ってしまっている選手が多い気がします。極端なのが左サイドで、ウイング(サポート)、カリレロ(サポート)、ウイングバック(サポート)は全てサイドでボールを受けるような役割とタスクですし、特にウイング(サポート)とウイングバック(サポート)はプレイエリアが近い気がします。例えばですがウイングバック(サポート)はそのままで、ウイング(サポート)ではなく内側に入るインサイドFW、カリレロ(サポート)ではなく中央に残るセントラルMF(サポート)などにするとプレイエリアが被らなくてスッキリするかもしれません。また、逆にあえて左サイドにそのようにサイドでボールを持つような役割とタスクを多く配置して相手の守備をそちら側に引きつけようとしているのであれば、逆サイドの右は手薄になった相手の守備のスペースを攻めるために攻撃的なタスクを多く配置するような感じにしたほうが良いかもしれません。
3-4-3についても気になる点は似たような感じで、全体的に前に出る選手が少なすぎるのと、ウイング、ウイングバック、サイドのセンターバックが全てサイドに張るタイプの役割なのでプレイエリアが被っている気がします。
攻撃の組み立てを意識して役割などの配置を考えるときは、基本的に相手は4バックを用いるチームが多いと思うので、そこを相手にした場合を考えると良いと思います。4バックの場合は以下の画像の通り、それぞれのディフェンダーの5つの間を意識して、そこに1人ずつ選手を置くと良いと思います。そうすると様々な局面で相手のディフェンダーがこちらのどの攻撃選手を対応するべきか迷ったり、数的優位を作ることが出来ます。
しかしながら、もちろん上記の話はアタッキングサードまで上手くビルドアップが出来る場合に有効な話なので、ビルドアップに問題がある場合は少し話が変わってきます。また、勝利ではなく引き分けを狙う場合などにも前に枚数を増やすのは難しくなるので話は変わってくると思います。
相談いただいている4-3-3の戦術が攻撃時にどのような配置になるかを考えてみると、おそらく以下のような形になるかと思います。
上記の5つのスペースを意識した上で見てみると、前線の枚数の少なさが見て取れると思います。おそらくサイドでウイングが相手のサイドバックを釣りだしたり、フォルスナインがセンターバックを釣り出すことが出来たとしても、その釣りだしたスペースに走り込むような選手がいないので、相手のディフェンスはそこまで対応が難しくない気がします。また、前線に対してボールを供給する後方の選手の配置も偏りがある気もしたりします。
例えばですが、以下のような戦術にしてみたとします(即興で組んだので上手くいくか分かりませんが)。
すると以下の通り、前線には相手のディフェンダーの間に上手く5人の選手が並ぶ感じになります。左のウイングバックとウイングが一番外側で幅を取り、左のインサイドFWと右のメッツァーラが相手のセンターバックとサイドバックの中間に入って、ディープライイングFWが中央に位置する感じになります。
後方にも良い形で選手が配置されていてボールの保持と供給が上手くいきやすいのではないかと思います。右のサイドバックがインバーテッドWBになっていたりして、後方で良い感じに2-3の形が作れるのではないかと思います。
サッカーは戦術だけではなく選手の質も大事になりますので、もしかしたらそこにも問題はあるかもしれません。なので戦術を改善したからといって必ずしも成績が向上するとも限りませんが、とりあえず戦術面で気になるところを書いてみました。
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