Football Managerで戦術を組むために大事な6つの要素について話をしてみたいと思います。
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目次
何人で攻めて、何人で守るか
フィールドプレイヤーは10人いるが、そのうち何人を攻撃、何人を守備させるかの考慮は大事で、攻撃の人数が多すぎると失点をしてしまうし、守備の人数が多すぎると得点ができないので、バランスを考える必要がある。また、ボールを受けに行く選手ばかりだと攻撃が前に進まず、前に出る選手ばかりだとパスコースが無くなってしまう。
ちょうどFootball Managerにはタスクで攻撃、サポート、守備というものがあるので、その数でバランスを考えるのも良いと思う。
また、人数だけではなく、どこに守備や攻撃の人員を配置をするかも大事で、守備の欠点になりやすい例えばバイタルエリアにはそこを直接でも間接でも守る選手は必要となる。
右サイドと左サイドで攻撃的なタスクが1人ずつになっていて、守備的ミッドフィルダーもおいてバランスを取っている |
ディフェンスラインから前線へのボールの運び方を考える
ビルドアップなどとも言うが、ディフェンスからミッドフィルダー、ミッドフィルダーからフォワードへボールを渡す方法は考慮して置かなければならない。
これを考慮をしないと得点ができないのもあるが、低い位置でボールを奪われてカウンターを食らうと失点にも直結するので、ちゃんと高い位置にボールをすすめる手段は考えておいたほうが良い。
サポートタスクのサイドバックと守備的ミッドフィルダーがディフェンダーと中盤をつないで、F9のフォワードとサポートタスクの右ウイングが中盤と前線を繋ぐ |
どうしてもディフェンダーからミッドフィルダーを経由して前線へボールを運ぶのが難しく、空中戦に強くてフィジカルコンタクトに強いフォワードがいるのなら、そこをターゲットにしてボールを放り込んでボールを前にすすめるのも現実的だと思う。
思い切ってフィジカルの強いベンテケに放り込んでボールを前にすすめる例 |
得点パターンを用意する
ビルドアップは得点パターンから逆算をすると良いと思うが、その経路はできれば複数用意しておいたほうが良い。
例えば足の速いフォワードをスペースに走らせる得点方法のみに依存していたら、相手が引いて守ってきたり、ディフェンダーのほうが足が速かったら攻めてが無くなってしまうので、空中戦に強い相方を用意して引きこもった場合の攻め方を用意すると良い。他にも中央を狭く守るチームにはサイドを攻める役割が効果的だし、クロスを警戒して幅の広い守備をしてくるチームにはサイドからカットインをするのが効果的なので、両方の役割を配置しておけばどちらでも対応ができる。
引いたら空中戦に強いジェコが突っ込んできて、前に出たらラウタロ・マルティネスがスペースを突いてくる |
チームのスタイルを確認する
チームの選手のスタイルにあわせて戦術を考えるのが大事で、ピューリスが率いていたストークでティキタカはできないでしょう。ハイプレスをしたければチームワークや運動量の高い選手が多く必要になりますし、ハイラインにしたければ足の速いセンターバックが必要で、ティキタカをしたければパスや視野が高い選手が必要になります。そのためチームにあった戦術を考えるか、やりたい戦術にあったクラブでプレイをするか、やりたい戦術にあった選手を集める必要があります。
インテンシティの高い戦術だが、それにあった選手が揃っているから遂行が可能 |
全てをカバーすることはできない
有名な言葉で「サッカーは寸足らずの毛布だ。足下にかければ上半身が寒い、頭からかぶると足が出る」という言葉があります。中央を守ればサイドがおろそかになり、サイドまで守れば中央がおろそかになります。前に出て守れば後ろにスペースができて、引いて守れば敵を自陣に入れることになります。多い人数で守れば攻撃に転ずるのが難しく、多い人数で攻めれば致命的なカウンターを食らいやすくなります。急いで攻めればその分だけ攻められる回数が増えて、ゆっくり攻めれば相手に守備を固める時間を与えてしまいます。どの選択にも一長一短があり、全てを上手く行かせることはできません。
ここで大事なのがどこでリソースを使って、どこでリスクを負うかです。わかりやすい例が銀河系軍団のときのレアル・マドリードと、イタリアのカテナチオです。レアル・マドリードではロナウド、ジダン、フィーゴ、ラウール、グティ、ロベルト・カルロスといったメンバーで攻撃に多くのリソースを使いましたが、そのリスクをマケレレでカバーしました。昔のイタリアでは多くのメンバーで守備を固める一方で、攻撃はバッジョ、デル・ピエロ、トッティといったファンタジスタの才能を活用していました。このように守備が得意な選手がいれば得意な方法で守備を受けられるようにそこで守備の負荷をかけたり、攻撃では才能のある選手にビルドアップで大きな裁量を与えるなど、受け入れやすいようにチームの欠点を作って、そこを無理やり、主力の選手や上手く活用できる個性を持った選手を使ってバランスをとると良いでしょう。
守備はフェルナンドがなんとかする |
スペースの使い方
スペースを誰が作って、誰が使うかの整理も重要で、皆がスペースに走り込んだり同じエリアでプレイをするとお互いのプレイエリアを潰し合ってしまいますし、全員がポジションをキープしているとボールをゴールに近づけることが出来ません。なので例えばですが攻撃タスクのウイングの役割とサイドバックの役割を起用するとサイドで同じエリアでプレイをすることになって被ってしまったり、同じサイドでインサイドFWとメッツァーラを使うとお互いにハーフスペースに侵入をしようとして被ってしまうかもしれません。また、サポートタスクの選手ばかり並べると、なかなか攻撃が前に進まなかったりします。
誰かがスペースを作って、そこを他の選手が使うというわかり易い例だと、ペップ時代のバルセロナで、メッシがフォルス9と呼ばれた役割でフォワードではあるがセンターバックを釣って中盤に降りて、空いたスペースをビジャやペドロといったウイングや、イニエスタといったミッドフィルダーがつくというものがありました。ここで大事なのは、複数の選手が同じスペースに入らないようにすることと、ポジションから離れる選手がいると守備に切り替えるのが難しくなるということで、動く選手と動かない選手のバランスを取ることです。
そして特殊な戦術の場合は異なるかもしれませんが基本的にはスペースを作るために、相手のディフェンスラインを押し上げて味方のプレイエリアを確保するためにチャンスがあれば裏への抜け出しを狙う選手だったり、相手のディフェンスをサイドに釣り出すためにサイドに張ったエリアでプレイをする選手も大事になります。
その他にもレジスタやアドバンスドPMのように動き回るタイプのプレイメイカーに、より動き回るスペースを作って活躍するために、周りに広いスペースを用意してあげるというスペースの考え方もあったり、ウイングとサイドバックで縦のラインがかぶらないようにどちらかが内側に入ったら、どちらかが外側に張るなどの整理も大事です。
アントニオがCBを釣って、ベンラーマとクレスウェルが幅を取る。空いたスペースにフォルナルスとソウチェクが走り込む。ノーブルとライスはポジションを守って守備のバランスを取るのと、ツォウファルはソウチェクが空けたスペースを埋めておく |
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