今回はFootball Managerで強いと言われている戦術のプリセットの4-2-3-1ゲーゲンプレスがどれだけ強いかの検証の4シーズン目です。
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セリエAは2年目だが、今季も引き続き理事会の目標は残留となっている。
順位予想は以下の通りの12位で、昨シーズンの実際の順位の11位とほぼ同じ。
補強後の総年俸も相変わらず19位の半分以下で圧倒的な最下位となっている。
今季の移籍で使えるお金は移籍金と人件費の残高を合わせて20億円ほど。少なくはないが、前述の総年俸を見た通りスカッドはあまり強くはなく、まだまだ補強をしたいところはたくさんあるので、それを考えると物足りないか。
今季の補強は以下の通り。16.5億円を使って、4.1億円を受け取ったので、12.4億円のマイナス。
獲得をした選手を個別に見ていく。
まずはセンターバックのパトリック・ペダ。
ポーランドの名門レギア・ワルシャワ出身ではあるが、長くイタリアのSPALとパレルモでプレイをしていて、セリエBのレギュラー暮らすといった感じか。現実ではポーランドのA代表デビューをしているようだ。ジャンプ力が非常に高くて空中戦に強く、ポジショニングを中心に守備系のメンタルが優れている。一方でファーストタッチや視野などのビルドアップ面の能力は微妙なので、その能力があまり求められない左側の普通の役割のセンターバックで使う。
フォワードのパブロ・ロドリゲス。
レアル・マドリードの下部組織出身だがここ最近はイタリアでプレイ。セリエBではレギュラークラスだが、セリエAでは控えと行った感じか。足が速く、他の能力は全体的に悪くなくてそこそこといった感じ。足の速さを活かして後半の途中出場で活躍することを期待。
センターバックのアレクサンダル・ボルコビッチ。
オーストリアでそこそこ強いアウストリア・ウィーンやシュトゥルム・グラーツで控えだった感じで、短期間だがドイツのホッフェンハイムにも所属をしていた。ジャンプ力が高くて空中戦に強く、基本的に他の能力も悪くはないのだが、判断力が少し低いのが気になる。センターバックの控えのつもりで獲得をしたが、出場機会で揉めて、後半はドイツのボーフムにレンタルとなった。
右ウイングのボグダン・ミルチェティッチ。
セルビアの名門パルチザンから獲得をした若手。そこそこ足が速くて、そこそこドリブルが上手い。右ウイングの役割はインサイドFWなので左利きの選手を探したのだが、なかなか良い選手が見つからなかった。本当はもう少し強い選手が欲しかった。
ミッドフィルダーのマーセル・ローバー。
スロベニアの強豪マリボルから獲得。スピードがミッドフィルダーにしては優れていて、タックルもそこそこ優れていて、スタミナもあると行った感じで、ボールウィニングMFに非常に適している。さらにポジショニング、視野、予測力といった能力もそこそこ優れていたりする。
センターバックのドリアン・パロスキ。
ACミランから獲得をしたがトップチームでの出場はなく、昨シーズンはセリエBのモデナでスタメンだったみたい。ジャンプ力を中心に身体能力が高い。他の能力は少し物足りなさを感じるが、若いので良い感じに成長してくれることに期待。
トップ下のロレンツォ・カルフォラ。
セリエBベネヴェントから獲得。戦術的にトップ下にはまずは足の速さ、そしてある程度のチームワーク、運動量、スタミナが欲しく、そこを条件に探して見つかった選手。オフザボールや予測力といった一般的にトップ下に欲しい能力も高いので期待ができそう。
ミッドフィルダーのフィリッポ・ラノッキア。
ペルージャからユベントスに引き抜かれた感じの選手。その後はレンタルでいくつかのクラブを渡り歩いているが、セリエAでの出場経験が割とある。全体的にそこそこな能力と行った感じで、何でもそこそこ出来そう。バックアッパーとして使う予定。
フォワードのジュゼッペ・ディ・セリオ。
25歳ではあるがイタリア国内の様々なクラブを渡り歩いているし、直近ではオーストラリアでプレイをしていたりと濃いめの経歴。フリーで年俸は1980万円と控えのつもりなのでお金をかけないで獲得。長所はないが大きな欠点もない。
センターバックのセバスチャン・アンベルガー。
ドイツの1860ミュンヘンから獲得。10代の非常に若い選手だが既にドイツ3部でレギュラーで、能力的にはセリエAでもレギュラーを取れてもおかしくないレベル。ポジション適性的には右サイドバックと守備的MFが出来るし、能力的にも任せられそうなので、怪我人などが発生をしたときにも嬉しい選手。
ミッドフィルダーのジュールス・ルサディス。
スウェーデンの名門マルメから獲得。18歳だが既にタックルとスピードが13とそこそこな値で、良い感じのボールウィニングMFになりそう。
獲得をした選手は以上。年俸は最高でもローバーの1.1億円で、人件費をかなり抑えることが出来た。
一方で能力の割に年俸が高めでコスパの悪い感じがしたロナルド・デコヌや、31歳になったベテランセンターバックのルーベン・アウベスや、それ以外に補強によって戦力外になった選手などを放出した。
そんな感じで今季のスタメン組は以下の通り。今季獲得をした選手のうち5人が入った。
他には昨シーズンに加入をした若手のクインとボゾビッチが良い感じに成長をしてスタメンに昇格。能力は以下の通りに成長をしている。ついでに同じく良い感じに成長をしているクリバリの能力変化も貼っておく。
ちなみにオフシーズンにはプレイヤー自身も移籍のオファーが。アタランタのレベルのクラブには興味を持ってもらえるようになったみたい。
そんな感じで戦った今季の成績は以下の通り。
リーグ戦は5位で、カップ戦は3回戦敗退だった。
リーグ戦の詳細は以下の通り。
76得点42失点と攻守ともにそこそこ頑張った感じ。昨季の52得点52失点からは大きく改善をした。そして5位なのでなんと来季は大陸大会のヨーロッパリーグに参加ができてしまう。
期待値がかなり面白いことになっていて、なんと勝点期待値うちのクラブが首位だった。だいたい予想外に順位が高かったときは色々と上手くいったので期待値は上振れることが多い気がするが、なんと今回はその逆で得点、失点、勝点の全てが下振れだった。まぁ選手の質低いので、良い場面を作れても平均より上手くやることができなかったということか。
個人の成績は以下の通り。
ボゾビッチが30ゴールを決めていて高さは正義だなと言う感じ。だんだん相手を押し込めるようになったのでフォワードだけではなく、2列目と右サイドバックといった前に出るポジションの得点関与が増えてきた。そして今回は中盤のハンデルの得点関与も多い。
今季はあまり良い戦力ではないにも関わらず、リーグ戦が非常に好調だったのだが、何が起きていたのかをデータで見ていきたいと思う。
まず分かりやすいのが高強度スプリントで、回数が圧倒的に1位となっている。まさにゲーゲンプレスといったスタッツ。
そして攻撃回数も多いようで、チャンスを作った回数も1位になっている。
一方で積極的な攻撃の影響でボールロスト回数もなかなか多い感じ。
同じくパス成功率も低め。
決定率は中位でより優秀な選手を獲得してここを改善できたら、多いチャンスをしっかりと得点につなげられるだろう。
クロスやヘディングの成功率は長身FWボゾビッチのおかげか。
タックル成功率とボール奪取数は1位で、良い感じにボールを奪えていることがわかる。
ファウルは中位で、積極的に守備をしているがそこまで危ない守り方にはなっていないみたい。
面白いのが「1回の守備アクションで許したパス本数」のスタッツ。たくさんボールを奪えているので低い値になるのかと思ったら、意外とリーグ内で4番目に多くなっている。
しかし以下のボール奪取位置の高さ、ファイナルサードで通されたパス、ブロック数、クリア、被シュートの少なさといったスタッツを見たら分かるのが、相手の攻撃を自陣に入れていないということ。つまり「1回の守備アクションで許したパス本数」の多さは、ペスカーラのプレスが上手く行っているため、相手がボールを前に進めることができず、仕方がないので低い位置でボールを回している事によるみたい。
そんな感じでゲーゲンプレスの特徴的なスタッツが見受けられた。
カップ戦の成績は以下の通り。
アウェイでユベントスに競ったものの負けてしまった。
今回はこれで以上。期待値的にはかなり良いサッカーができている(プリセットのおかげ)ので、戦力を順当に強化出来れば、さらに上が目指せるのではないか。
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