プリセットの4-2-3-1ゲーゲンプレスがどれだけ強いか検証をしてみる 第1回(Football Manager 2024)

2024年5月8日水曜日

Football Manager Football Manager 2024 シリーズ関係なく楽しめる記事 プリセットのゲーゲンプレスがどれだけ強いか検証をしてみる

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今回からFootball Managerで強いと言われている戦術のプリセットの4-2-3-1ゲーゲンプレスがどれだけ強いかを検証していきたいと思います。

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Football Managerのプリセットの4-2-3-1ゲーゲンプレスは結構強いとの評判で、下手に自分で戦術を作るより全然強いとよく言われている。

この話はFootball Managerについてツイートをしている海外のアカウントのOut of Context Football Managerでも結構ネタにされている。(以下は「自分で作った戦術から4-2-3-1ゲーゲンプレスに変えた後」みたいな内容)

今回プレイをしてみるクラブはイタリア3部セリエCに所属をしているデルフィーノ・ペスカーラ1936。ロゴがイルカ🐬で可愛い。

ペスカーラの位置はイタリアの真ん中らへん。東西で見てローマの反対側という感じ。

ちょうどイタリアの真ん中らへんなので、どこのクラブと戦うにしても移動が楽かと思うかもしれないが、セリエA2023-2024のクラブ所在地を見ても分かる通り、上位のディビジョンに行くと北側のクラブが多く、イタリアの南北問題がここでも反映をされている。確かに大きな移動はないものの、少ない移動が多い北側のクラブと比較をするとメリットは無いかも。

しかし今季戦うセリエCは、北部、中部、南部の3つのリーグに分かれていて、ここで戦う分にはあまり移動は苦にならないはず。

ちなみにペスカーラの街の雰囲気は以下のような感じで、アドリア海に面した港町だが山もある自然豊かな土地といった感じか。

ペスカーラの成績の歴史を見ると、ここ20年で2回セリエAに昇格をしているが、2回とも残留をできずに1年で降格をしている。そして何回か3部も経験をしていて、それが今でもある。

記事を書いている時点での現実のペスカーラの監督はゼーマン。攻撃的で独特な戦術を用いる監督で、一部では非常に人気がある人物な気がして、選手の発掘力もある。

ゼーマンは何度かペスカーラを率いていて、2011/12シーズンにセリエBを優勝したときには、ヴェッラッティ、インシーニェ、インモービレが所属をしていて、彼らを開花させた監督と言われている。

そんな感じで少し濃い感じもあるペスカーラだが、スーパーリーグ騒動の際にはイタリア3部ではあるが「スーパーリーグからお誘い受けてはいないので、現在のところはこの件に関する声明はありません」と公式が発表をしたりとオチャメな一面もある。

今季戦うセリエC中部の順位予想は以下の通り。

うちのクラブは4位につけている。トップはユベントスのBチームで、そこに降格組のSPALとペルージャが続く。そしてうちのクラブで、その下はチェゼーナと聞いたことがあるクラブが連なる。ペルージャは中田英寿、チェゼーナは長友が所属をしていたので、日本人からは少し馴染みがあるか。

理事会の期待はプレイオフ進出。

とは言ってもセリエCのルールはなかなかいかれていて、11位以上がプレイオフに進出をするので、実質目標は中位という感じになってしまう。

この辺のセリエCの事情を詳しく知りたい方は、サッカーキングの動画で良いものがあるので見て欲しい。

今季戦っていく戦術とスタメン組は以下の通り。

おそらくスタメン組と言ってもイタリア3部なので見て分かる人は少ないと思うので、詳しくは後で紹介をする。

戦術面を見るとチームの設定はとにかくラインを高く上げて、激しくプレスをして、早く攻めるといった感じ。そのためプレイ強度はかなり高く、強さと引き換えに、選手の疲労や怪我といった代償もあるので、シーズン後半には疲労によるパフォーマンス低下や怪我人多発による選手のやりくりの問題が発生をするかも。なのでそこを気にしてスタメンと控えの差を少なくしたり、疲れが溜まらないようにローテーションを多用するといった対策が必要かも。とは言っても、ほぼ週1でしか試合がない大陸大会に出場をしないクラブであれば、割となんとかなる気が。

選手の役割を見ていくと、ディープライイングPMの守備的MFが一番の攻撃の中心で、それに続いて右のサポートタスクのインサイドFWもボールを受ける回数が多く、ここらあたりで試合やチャンスを作ることになるし、そのポイントが左右や2,3列目と良い感じに散らばっていて良い気がする。

攻撃の先頭はプレッシングFW、2列目は右から攻撃タスクのウイングバック、内側に入る役割のインサイドFW、攻撃的MF、幅を取れる役割のウイングといった感じで上手く邪魔をしないように4枚が並ぶ。

プレッシングFWは守備に走り回るので、押し込まれると守備に戻ってしまい、ボールを奪って攻撃に転じるときの矛先が無くなってしまうが、押し込まれないように守る戦術なので、そこまで問題は発生しないか。

右サイドバックがウイングバックの攻撃タスクで積極的に前に出るところを、近くのボールウィニングMFの守備タスクがカバーできたり、左サイドは攻撃タスクのウイングやサポートタスクのディープライイングPMなど少し前に出る選手は多いところを守備タスクのウイングバックが上手く守備を支えることができそうだったりと、守備面でもバランスが良さそうな配置をしている。

そしてパスを出すディープライイングPMの周りには攻撃タスクのウイングと攻撃的MF、同じくボールを受けてパスを出すことがメインの仕事になる右のサポートタスクのインサイドFWの周りにも攻撃タスクの攻撃的MFとウイングバックなど、ボールの出し手と受け手も良い感じに配置がされている。また、左サイドの攻撃タスクのウイングと守備タスクのウイングバックも、お互いにプレイエリアを邪魔せずにちょうどよい距離感で仕事ができそうである。

それではスタメン選手を見ていく。今季の個人成績も見えてしまっているのは目を瞑って欲しい。

キーパーのゴラン・カラチッチ。

昨シーズンまではトルコ1部のアダナ・デミルスポルで控えのキーパーだったがフリーになっていた選手。キーパーに欲しい能力はそこそこあるし、移籍金はかからず、年俸もそこまで高くない。

右サイドバックのロベルト・ピエルノ。

セリエBのバーリ出身のようだが、その後はセリエAのレッチェに引き抜かれた。その後は様々なクラブをレンタルで渡り歩いて、今季にペスカーラに完全移籍をしたという感じで、イタリア感がある経歴。欠点がなく走れる選手なので使い勝手は良さそう。

センターバックのリッカルド・ブロスコ。

ローマの下部組織出身だが、主にセリエBで戦ってきた34歳のベテラン選手で、昨シーズンからペスカーラ。ずっと2部を主戦場にしていただけはあって3部にはもったいない能力をしている感じもあるが、年齢が故か足の速さに問題を抱えていて、チームのハイラインのスタイルとも合わないので今シーズン限りか。

同じくセンターバックのイワン・メシク。

スロバキアから北欧を経由してペスカーラに加入。テクニカルとメンタルの能力は悪くないが、身体能力が微妙。3部ならこれでも大丈夫か。

左サイドバックのロレンツォ・ミラーニ。

エンポリ出身の選手。全体的にそこそこな能力で使い勝手が良さそう。

ボールウィニングMFのジュゼッペ・キャリアロ。

何故か小中学生くらいのレベルの経歴から表示をされている選手だが、5部から昨シーズンには2部のクラブまでプレイをしている叩き上げな感じ。ファーストタッチの低さが少し気になるが、タックルやスピードがそこそこあってボールウィニングMFに適していそう。

ディープライイングPMのサルヴァトーレ・アロイ。

視野だけならセリエAでも長所になるレベルな優秀なプレイメイカーで、このレベルの選手が3部のクラブにいるのは非常に助かる。ペスカーラのピルロといった感じか。そんな感じなのでどこかの強豪クラブ出身なのかと思ったが、一貫して下部のディビジョンに所属をしている。

右ウイングのダヴィデ・メローラ。

インテルの下部組織出身でエンポリからのレンタル。世代別の代表では非常に活躍をしていた選手だが、24歳の現在は3部へレンタルで哀愁を感じる。全体的に悪くない能力をしていて、3部ではそれなりに活躍ができるのではないか。

トップ下のルイジ・クッポーネ。

イタリア3部を中心に戦ってきた選手。この選手も全体的に悪くない能力をしていて、3部ではそれなりに活躍ができるのではないか。

左ウイングのフェデリコ・アッコルネロ。

世代別代表で、この選手も全体的に悪くない能力をしている。若いので育てたら良い感じになりそうだが、ジェノアからのレンタルなので、来季には戻ってしまう。

フォワードのエドアルド・ヴェルガニ。

元々はモンツァにいたが、10代前半でインテルに引き抜かれており、世代別のイタリア代表で活躍をしていた選手。この選手も全体的に悪くない感じの能力で、前線の選手は全体的にそんな感じだった。

以下のアレッサンドロ・プリッツァーリとルカ・モラはチームで1,2番目に年俸が多い2人。それぞれ年俸は8280万円と7300万円で、3位の選手の4120万円と4位の選手の2820万円より非常に高い契約となっている。キーパーのプリッツァーリは同じポジションでコスパが良いカラチッチが見つかったので、モラは高齢のため近いうちに老化で主力ではなくなると思うので放出をした。後述をするが、チームの総年俸は4.46億円となったのだが、この2人を放出して浮いた年俸は1.558億円なので、この放出の大きさが分かるだろう。

リーグ内での総年俸ランキングを見ると以下の通り。

6番目ということで、悪くはないが優勝争いは厳しそうといった感じか。1位のユベントスはトップチームも含めたデータか。

そんな感じで戦った結果は以下の通り。

リーグ戦は優勝、コッパ・イタリアは3回戦まで進出、イタリアCスーパーカップというセリエCのそれぞれのリーグで戦う謎の大会は優勝、コッパ・イタリア・レガ・プロという3,4部のクラブで戦うカップ戦は初戦敗退だった。

リーグ戦の成績は以下の通り。

プがここまで沢山並んでいるのを見るのはプププランド以来だし、それ以上に並んでいる。

勝点94という圧倒的な強さを発揮したが、2位になったチェゼーナも勝点93という強さを見せてくれて、最後の最後まで気を抜くことが出来なかった。そしてチェゼーナはこんなに頑張ったにも関わらず訳のわからないプレイオフに参加をすることになってしまった。

予想では優勝争いは厳しいかなと思っていたが、圧倒的な強さでリーグ優勝をしてしまって、やっぱりプリセットのゲーゲンプレスはかなり強い感じがする。

コッパ・イタリアは以下の通り。

セリエAのトリノやセリエBのパルマに勝利をして、リーグ戦だけでも4-2-3-1ゲーゲンプレス凄いと思ったが、それ以上のヤバさを発揮した。流石にミランには勝てなかったが。

コッパ・イタリア・レガ・プロは以下の通り。

ローテをしたらあっさりと負けてしまった。来季は2部で出れない大会なので、2度と獲得ができないタイトルとなってしまった。

個人の成績は以下の通り。

前に出るポジションの、フォワード、2列目、右サイドバックあたりが幅広く多くの得点関与をしていて、流石ゲーゲンプレスという感じ。

ちなみにプレイオフに回ってしまったチェゼーナの結果は以下の通り。

勝ち上がって無事に昇格をゲットしたが、PK戦までもつれ込んだラウンドもあり、やはりプレイオフは怖いなという感じ。

今回はこれで以上。来季はセリエBで頑張って行きたい。

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プロフィール

サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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