今回はマラガのシリーズの7回目です。
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今期の予算は以下の通り。予算をすべて移籍予算に振ってしまっているのだが、移籍予算残額が37.1億円となっていて、昨シーズンとあまり変わらない感じ。3期連続でCLに出場をしていて、年俸もかなり低い水準に抑えているにも関わらず、ここまで予算がカツカツでプレミアリーグの下位のクラブより少ないのは結構つらい。やはりスペインのクラブはお金のやりくりが大変だ。
今季は合計で40億円ほどの移籍金を支払った。
今季獲得をした選手は以下の通り。
アルゼンチンからフリーで獲得をした選手で、年俸も6870万円とかなりコスパが良い感じ。フォワードをメインにトップ下と左のウイングもできる。そこそこ空中戦に強くて、今チームがフォワードや左ウイングに求めているタイプにも合致をしているし、チームワーク、運動量、スタミナあたりも優れていてチーム全体の戦術の方針にも合っている。
センターバックをメインに右サイドバックもできる選手。うちのクラブでセンターバックに求めている足の速さに加えて、空中戦やフィジカルコンタクトに関する能力も高くて身体能力が高い。実は昨シーズンも獲得を狙っていたが、お金が足りなくて獲得ができなかった選手。昨シーズンでは年俸交渉で5億円ほど要求をされた気がしたが、今季は1.71億円のオファーを受け入れてくれた。マラガのここ最近の好成績のおかげで選手からクラブに対する魅力がアップをして、大金で釣らなくてもうちのクラブに来てくれるようになったということか。
フランス2部から獲得をした選手で、前線ならどこでもできる感じ。空中戦の強さとそこそこの献身性や運動量を持っていて、ドリブルが上手い。欲を言えば決定力がもう少し高かったら嬉しかったか。しかし、これくらい優秀な若手選手が下部ディビジョンに転がっているのは、さすがフランスという感じだし、こういった掘り出し物が転がっているのがフランスっぽさがあって良い。
チリから獲得をした本職はMFの左利き選手。しかし、足元がある左サイドバックが不足をしていたので、いっそのこと守備がそこそこ上手くて足元も悪くない左利きの中盤を獲得してコンバートしてしまおうと思って獲得をした。獲得時点では左サイドバックの適性は全く無かったが、半年で熟達まで成長をしてくれた。
今季加入をした選手は以上なのだが、レンタルから戻ってきたJosepも今季はマラガのトップチームで起用をしようと思う。昨シーズンはセルタにレンタルで修行に行っていたのだが、急激に成長をして戻ってきて、課題だった予測力も2つも上がって12となっている。セルタでは9ゴール5アシストの活躍だったようだ。
一方で以下の選手たちを売却したりレンタルに出した。前話で売却をすると言っていたRoqueはなんとマンチェスター・ユナイテッドが80億円で買い取ってくれて55億円の利益となった。今季は戻ってきたJosepをトップチームで使うので、同じポジションの控えだったPikhalyonokを売却した。彼はフリーで獲得をした選手だったので、11.7億円の移籍金はそのまま利益という感じ。
というわけで今季のスタメンは以下の通りで戦う。前話の通り、空中戦に強いRoberto FernandezをFWに戻して、それにともないMosqueraも左ウイングのレギュラーとして復帰。また、レンタルから帰ってきたJosepを思い切ってレギュラーで使ってみることに。今季獲得したセンターバックのHilgersもスタメンで起用をする。
今季の総年俸は昨シーズンと変わらない感じ。
リーグ内の総年俸ランキングを見ても相変わらず下位となっていて、レアル・マドリードと比較をすると1/10ほどのレベルだ。
トップチームの選手たちのそれぞれの年俸は以下のようになっていて、1部に昇格をした後の過渡期に獲得をしたGazibegovicやFontanあたりは足元を見られたのか高めな年俸になっているが、それ以外はかなり抑えられている感じ。最低移籍金をこれくらいの金額で放出となれば仕方がないと思えるギリギリの低い金額に設定をすることによって、賃金を抑えることに成功をしている気がする。しかし、Roberto FernandezやJosepといった下部組織出身のスター選手やスター候補はなんとなくクラブに残しておきたい気持ちが働いて、最低移籍金の設定額が高めになっている。Riederは年俸が高いのに控えにしてしまっていてかなりもったいない感が…
ちなみに今季は課税のタイミングで予算を人件費側に思いっきり寄せるのを試してみたのだが、そのおかげでサラリーキャップはかなり余裕な感じに。これからは毎年これをやろうと思う。
そしてRoqueの移籍金によって大金が手に入ったのでトレーニング施設やユースに投資をしておいた。
以下の通り、ホームグロウンステータスを見ると下部組織出身の選手がトップチームに多数いるので、下部組織に投資をする意味はかなりありそうな気がする。
今季の成績は以下の通りでなんと優勝をしてしまった。今季は74ゴールを決めており、攻撃がかなり改善をされた気がする。前線の選手をいじった甲斐があったと思う。
しかし、勝点を見ると82と優勝にしてはあまり高くなく、どうやら優勝チームの最小勝点だったらしい。今季はバルセロナやレアル・マドリードが取りこぼしが多かったようで、そのおかげで奇跡的に優勝ができた感じがする。
また、順位表をよく見ると最後の5試合の成績が1勝1分3敗と大きく苦戦をしていたことが見て取れると思う。その原因が故障者の多さで、以下の通り、酷いときには前線だけで3人もの負傷者が出てしまって選手層がカツカツだったこともあった。
以下の怪我人の人数のグラフを見ても、2月あたりから故障者の問題に悩まされていたことが見て取れると思う。
そして終いには正GKも怪我をしてしまい、優勝を決めた試合では以下のU19のGKコーチも兼任をしている控えGKがゴールを守ることになっていた。
彼はゲーム開始時点からマラガにいて、2部で優勝をしてラ・リーガへの昇格に貢献をした選手でもある。そんな選手が1部の優勝を決める試合でゴールを守っていたのは何か良さがある。
ちなみにJosepの成長が止まらず、レンタルに出す前の2シーズン前と比較をすると以下の通りのもの凄い成長をしている。
最終節のパスマップを見ると以下の通りで、背番号10のJosepがかなりチームの中心としてプレイをしていることが分かる。下部組織出身の選手が10番をつけてここまで活躍をするのはなかなか気持ちが良いもので、まだまだ若いので10年以上チームを引っ張って行ってほしい。
CLの成績は以下の通り。グループリーグは6勝1分1敗の勝点19の4位で決勝トーナメントへストレートインをした。決勝トーナメントの初戦ではドルトムントを相手に勝利をしたが、準々決勝はPSGを相手に延長線の末にPKで敗北となった。
コパ・デル・レイは今度は決勝でバルセロナと当たって勝利をして、連覇を達成した。
個人の成績は以下の通り。
今シーズンは怪我人の問題を抱えていたので、出場機会のばらつきが酷いことになっている。しかし、Roberto Fernandezのゴールペースから全試合フル出場をした場合の得点数を計算すると29ゴールとなかなかの勢いでゴールを決めている。今季はチーム全体の得点数も増えていて、やはりチームの得点力不足はFWが問題だったようで、FWに空中戦が強い選手を置けば解決をするっぽい。ある程度強くなって押し込む展開が多いクラブには空中戦に強いFWが大事になるのだろう。
そしてJosepも13アシストの活躍をしていてついにマラガで力を発揮してくれているし、相方の攻撃タスクのMFはLautaro LopezとMondragonをあわせて18ものゴールを決めていて、今季は中盤が頑張ってくれているようだ。
Kuolは3ゴール6アシストとそこまで目立った活躍はできておらず、年俸やアジアカップによるシーズン途中の離脱もあるので、適当なタイミングで放出をしようかと思う。
そしてスタメンに復帰をしたMosqueraが13ゴールの活躍をしている。下記の通り、これだけ活躍をしているにも関わらず、コロンビアA代表の出場をしたことは無い。これで3回もスペイン1部でシーズン2桁得点をしているし、19ゴール9アシストをしているシーズンもある。それにもかかわらず代表に呼ばれないとなると、よっぽど代表監督と仲が悪いのだろうか、それとも1度変な理由で招集を断ってしまって協会との関係が壊滅的になっているのだろうか。
今季は以下の通りスタジアムに融雪施設をつける工事をするらしい。
マラガは以下の通り温暖そうな場所にあるのだが、雪は降るのだろうか?
今季の収入は以下の通りで、今季もそれぞれのカテゴリで順調に収入が増えている。そしてなんとユニフォームの売上を見ると、下部組織出身のRoberto FernandezとJosepを抜かして、Mosqueraが1番の売上となっている。
今季は色々とお金を使ったが、Roqueを売却して得た80億円がほぼそのまま利益となっている感じ。これはRoqueの移籍金収入は臨時収入みたいなものなので、それを差し引くと収支がトントンくらいなので、たぶんちょうどよいバランスでクラブを経営できているのではないか。
スタジアムの拡張工事をしたときにどうやらお金を借りていたようで、今季は利益が多かったので、その借金を繰り上げ返済したようだ。
今季はこれで以上。来季も優勝は難しいかもしれないが、同じレベルか少し上くらいの勝点を得られればと思う。
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