移籍金分割払いのすすめ(Football Manager)

今回はサッカー監督ゲームFootball Managerで移籍金を分割払いするメリットについて書いてみました。

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Football Managerの移籍金支払いでは全てを一括で支払う以外に、分割での支払いをすることが出来る。世の中の他の分割払いと同じで、移籍金も分割を使うと、一括で支払ったより多少合計支払額が多くなってしまう。そのため、分割での支払いは一見損をしているように思われるかもしれないが、有効活用をするとチームを強くするための非常に強い武器になる。

そんな分割払いのメリットは、とても当然のことなのだが、そのシーズンで支払う金額を抑えることが出来る。極端な例で色々と無視をしていたり実際のゲームの挙動と異なるのだが、今シーズン使える移籍金が100億円だった場合に、一括払いの場合は20億円の選手を5人しか獲得できない。しかし分割払いで総額21億円だが3年払いの場合は、そのシーズンで使うお金は7億円なので、一括の場合の倍以上の14人を獲得しても、2億円のおつりが来る(もちろん頭金なしのフル分割払いは難しいので架空な話だが)。この場合、1年で総額294億円の移籍金を使うことが出来るのだが、一括であれば280億円で済んだのに余計に費用がかかっているとか、この後の2シーズンの移籍活動で使うお金が無くなってしまうのではないかと思う人が多いのかもしれない。

しかし、このシーズンに総額で高い移籍金を使ってより大きな補強活動でチームの力を強化することにより、成績をより向上させて、一括払いで補強活動をするより多くの収入を得ることができれば結果としては、損をしているどころか得をしているのではないかと思う。上記の例の場合であれば、分割により損をした14億円以上の増収をしていれば、結果をして得をしているのではないかと思う。

一応今回の例の話はあくまで例であって、1シーズンで14人もの補強を行うというノッティンガム・フォレストのようなことをしてしまったら(フォレストはもっと多かったが)、様々なデメリットがある。例えばチームのまとまりが下がってしまったり、クラブの雰囲気が悪くなって士気に影響があったり、戦術の習熟度や、ピッチ上の連携など、ネガティブな影響が多すぎて、おそらく投資をした割には微妙な結果になったり、最悪の場合は成績が下がることもあるかもしれない。獲得する選手の数は目安として5人前後を上限として、1トップ戦術のFWなど戦術的に重要で、成績に大きな影響を与えるような役割の選手の補強は、かなり慎重に行ったほうが良いと思う。

話をまとめると、分割払いを使えばより大きな補強活動を行うことが出来るので、分割払いによって損をした額より、補強活動を行ったことによる成績向上で増収をした額のほうが多いことが望める場合は有効な方法であるかと思う。例えば、今季頑張ればトップディビジョンに昇格をするとか、大陸大会に出場を出来るといったことが狙えそうな場合に使うとよいかと思う。

逆に使わないほうが良いケースとしては、プレイしているクラブが既にメガクラブになってしまっていて、ちょっとやそっとの大きな補強をしても、これ以上の大きな増収が望めないような場合にはあまりおすすめは出来ない気がして、来季以降の移籍予算を削ってまでも獲得をしたいようなよっぽど良い選手がいない限りは、分割払いの出番はあまり多くない気がする。

そして注意をしてほしいのは、分割払いを使って今季に大きな移籍を動かすのは、その行動によるさらなる増収をするためであって、ミスって成績を落としてしまったりして収入が減ってしまった場合や、期待しているほど増えなかった場合は、次のシーズン以降は補強に使うお金が無くなってしまって、悲しいことになる。そういった場合は、クラブには大変申し訳無いが、監督の経歴に大きな傷がつく前に、他のクラブへの転職活動をしたほうが良いかもしれない。

逆に移籍金を受け取るときに一括と分割のどちらが良いかというと、支払うときと逆で、クラブにまだまだ伸びしろがあって、今すぐ強化するための資金が必要な場合は、少し少額にはなるが可能な限り一括払いか頭金の金額を大きくして、逆にクラブがある程度強くて安定をしている場合はより多くの収入が得られる分割での受け取りにした方が良いかもしれない。