ポジションを中心に戦術を構築する～Football Manager 2022でCM（攻撃）を使う～（翻訳記事）

右のセントラルミッドフィルダーをより守備的に設定したことで、右サイドの選手はより攻撃的にすることができます。CM-Aの前方への動きにより、もう一つのパスオプションとして、シュートまたは味方にボールを預けることを狙います。

前線は、左にアドバンストFW、右にターゲットFWを選びました。左のアドバンストFWは、その名の通りチームの攻撃の先陣を切ることになります。ロングボールを追いかけ、可能な限りワイドなチャンネルにドリフトします。その際、CM-Aは補助的なストライカーとなり、ボックス内で自分のポジションを確保します。このように、CM-Aは他の中盤の役割とは一線を画すユニークな価値を提供することができます。セントラルミッドフィルダーの中で、CM-Aほど積極的に前に出て攻撃をサポートする役割は他にありません。

一方、ターゲットフォワードは、スペースに移動してボールをキープすることを目指します。空中戦に勝つことが多く、楔になったりボールを落としたりしてストライカーやCM-Aにボールを供給します。

最後に4バックです。ウイング（サポート）の真後ろにはサイドバックがサポートし、右サイドのインバーテッドウイングに重なるようにウイングバックが配置され、そのサイドからクロスのオプションを増やしていくことになります。2人のセンターバックが同じことをしないように、1人が押し上げ、1人が深い位置にとどまるようにセットアップします。押し上げるストッパーには、CM-Aが空けたスペースを守ることを期待するので、積極性とフィジカルの能力が高い、長身のディフェンダーが適しています。

上記のこれらを全部足すと、イングランド2部でストーク・シティで監督をしているときに組んだ以下のような戦術になります。

ここでは、戦術的な指示はあまり多くしないようにしました。ショートパスを選択することで、CM-Aがよりビルドアップに関与できるようになり、激しく当たれはチーム全体が積極的にボールを奪還しようとすることを意味します。

CM-Aを最大限に活用するためには、もっとリスクを負えや、もっと頻繁にシュートを打つというポジションの指示を追加すると良いでしょう。より高いエンゲージラインでプレイをすれば、より多くのチャンスを生み出せますが、ストークでは標準的なレベルにとどめています。なぜなら、彼らは素早いチームではないので、ディフェンスとミッドフィルダーの間に大きなギャップを作り、ディフェンス面を危険にさらしたくないからです。

適切な選手を選ぶ

ストーク・シティは、CM-Aの役割で活躍できる中盤のオプションを複数擁している。

CM-Aに求められる主な能力は以下の通りですが、これらに限定されるものではありません。ファーストタッチ、ロングシュート、パス、判断力、予測力、チームワーク、視野、運動量、加速力、スタミナなどです。

ニック・パウエルは中盤からゴールを量産し、サム・クルーカスとジョーダン・トンプソンはともに優れた多才さを備えている。

ボスニア代表ののマリオ・ヴランチッチは、足は速くないかもしれないが、ロングシュート14、ファーストタッチ14と、多くの項目をクリアしている。しかし、ウェストブロムウィッチアルビオンからレンタル移籍しているロメイン・ソーヤーズが最も適しているように見える。彼はファーストタッチ14、パス15、スタミナ14、オフザボール15となっている。また、興味深いことに、彼は「正確なシュートを打つ」の特性も持っている。

プレシーズンでは、ヴランチッチとソーヤーズがその役割に最も自然にフィットしているように見えた。そんなわけで、私たちが選んだストークのファーストチョイスはこちら。 

実際に試してみる

セントラルミッドフィルダーの攻撃参加を軸にした戦術を試すため、前半戦を戦い抜きました。

23試合を終えて、ポッターズはイングランド2部の2位につけている。誰よりも多くのゴールを決め、最も意地の悪いディフェンスをしている。首位シェフィールド・ユナイテッドとの勝ち点差もわずか4。順位表から判断すると、この戦術は大成功と言える。しかし、データ・ハブが提供するいくつかの試合とスタッツを掘り下げて、何が効果的だったのかを見てみよう。

ソーヤーズは怪我で8試合を欠場したが、15試合の出場で平均7.07、1ゴール、2アシストと非常に安定した成績を収めた。26本のシュートで得点期待値は2.38で、統計的にはもっと頻繁に得点できるはずだった。

クロスやスルーパスに反応しなくても、その存在感はディフェンダー1人の注意を引くのに十分だった。その結果、1トップのタイリース・キャンベルとサム・サリッジに、より多くのオープンスペースが生まれ、彼らはシーズン前半をリーグ戦25得点で終えた。

プロのアイスホッケーでは、セカンダリーアシスト、または「パスの前のパス」と呼ばれるものを追跡しています。サッカーチームの中には、こうした「プレアシスト」の統計をとっているところもある。ソーヤーズのパフォーマンスを振り返ってみると、彼はこのプレアシストを7つも持っていた。ほとんどは、ボックス内とその周辺にいて、チームメイトにパスを出していた。

以下のシュート数-ミッドフィルダーのチャートでわかるように、ソーヤーズは1試合あたりのシュート数でリーグトップクラスにあり、この役割と義務の組み合わせがストークチームにもたらした攻撃の脅威を実証している。

また、ヴランチッチはソーヤーズの負傷欠場に伴い、出場し、非常に効果的なオプションであることを証明している。シーズン前半の14試合に出場し、平均7.50というリーグトップクラスの評価を獲得した。また、3得点（得点期待値3.27）、7アシストを記録している。また、ソーヤーズと同様、2次アシストやプレアシストも多く、クロスの完成度はリーグ7位だった。 

ソーヤーズとヴランチッチのコンバージョンレートは少し低かったが、これは標準的なエンゲージラインしかないため、予想の通りだった。もっと高くすれば、もっと得点できただろうが、チームはより守備が危険になっていただろう。

まとめ

この記事では、特定の役割とタスクの組み合わせ（今回はセントラルミッドフィルダーの攻撃）を中心に効果的な戦術を構築できることを実証していただけたと思います。

この役割によって、あなたのチームの攻撃力がどのように向上するのか、興味はありませんか？ぜひ試してみてください。そして、その結果をソーシャルメディアチャンネルでお知らせください。