今回のプレイガイドはサウサンプトンです。
ファン・ダイクやマネ、ルーク・ショーやオックスレイド=チェンバレンなどが所属をしていたクラブで、スカウトやユース育成に定評のあるクラブです。日本人からすると吉田麻也が長く所属をしていたクラブや、南野がレンタルで加入をしていたクラブという印象が強いかもしれません。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力確認
ゴールキーパー
マッカーシーもフォースターも優秀な選手なのだが、それぞれ年俸が3.5億円と5億円の計8.5億円で、どちらかが控えにはなるが、かなりお金がかかっている。
アレックス・マッカーシー
1対1、ハンドリング、反応が高いシュートストップが優れているキーパーで、ポジショニングや予測力も良く、位置取りも優れている。一方でコーチングが微妙でディフェンダーとの連携が微妙だったり、集中力と冷静さが低く、プレイの安定感がない。
フレイザー・フォースター
ジャンプ到達点、強靭さ、空中リーチがとても強い空中戦の鬼。1対1、反応、ポジショニング、冷静さなども優れている良いキーパーだが、スピードと加速力が低く、足が遅いので広いエリアをカバーするような守備は苦手。
センターバック
ヴェスターゴーアは空中戦に強くて足が遅いという強烈な個性を持っている。相方としては同じく空中戦に強いサリスが有力な気もするが、怪我をしていたり、勝利意欲が低かったりと悩ましいところ。
ヤニク・ヴェスターゴーア
足が遅いことを除けば非常に優秀なセンターバックで、特にジャンプ到達点と強靭さに関しては世界でもトップレベル。パスと視野もあり、ファーストタッチが低いのが怖いがパスは出せる選手なのだが、スピードと加速力がとても低く、とにかく足が遅い。
ヤン・ベドナレク
まんべんなく全般的にそこそこで良くて、大きな欠点も長所もあまりない感じの選手。
モハメド・サリス
ジャンプ到達点と強靭さが強くて空中戦に強い選手。他の能力も悪くなく、全般的にそこそこ良いのだが、全治3ヶ月の怪我をおっているのと、勝利意欲が低く、試合中にすぐにやる気をなくしてしまう可能性があるのが残念。
ジャック・スティーヴンス
守備関係の能力やフィジカルは全般的にそこそこ良いレベル。唯一、スピードと加速力が高くなく、足の遅さだけが気になる感じか。パスや視野がそこそこ良く、ボールをさばくことができる。
右サイドバック
本職の右サイドバックがカイル・ウォーカー=ピータースしかいない非常に層の薄いポジション。
カイル・ウォーカー=ピータース
チームワーク、運動量、スタミナが高く、元気に走り回るサイドバック。他の能力も全般的にそこそこなので何でもできる選手だが、ジャンプ到達点が低く、空中戦は弱い。
左サイドバック
右に続き、左のサイドバックも層が薄い。どんな戦術にせよサイドバックやウイングバックは必ず必要になるので、かなり困る。
ライアン・バートランド
スタミナと運動量が高く、元気に走り回る選手。攻撃は最低限で、守備はそこそこ優秀という感じ。とくに判断力が良く、プレイ判断をミスらない選手。
サム・マックイーン
復帰に1年以上かかる非常に酷い怪我をしている選手。2018年10月に膝に怪我をおって、その手術で感染症にかかってしまい、未だに復帰ができていない。2021年4月時点では監督のハーゼンヒュットルいわく「彼が再びプレーできるとしたら奇跡」らしい。
ウィリー・フェリー
左サイドバックの控えがいないのでとりあえずトップチームに上げた選手。本職はウイングなのであまり守備は得意ではない。というかそもそもトップチームのレベルの選手ではない。
ミッドフィルダー
ウォード=プラウズとロメウとキャラが濃い選手がいる。ディアロも悪い選手ではないが、それ以外にプレミアレベルの選手はおらず、選手層が薄く、取れる戦術が限られそう。
ジェームズ・ウォード=プラウズ
様々な選手がサウサンプトンを去っていったが唯一残った選手。非常に優秀なセットプレイのキッカーで、コーナーキックとフリーキックがともに20の最高評価となっている。普通のプレイでは運動量が豊富なゲームメイカーで、なんとなくベッカムと似た感じか。
オリオール・ロメウ
守備が得意なミッドフィルダー。スキルとメンタルではマーキングを除けば、守備に必要な能力は全て15以上で、マーキングも14とそこそこ優秀。パスと視野も悪くなく、パスもそこそこさばける。フィジカルを見ると強靭さが強くフィジカルコンタクトが強いが、スピードと加速力が低く、足が遅い。
イブラヒマ・ディアロ
チームワーク、運動量、スタミナが高く、元気に走り回る選手。タックルが高かったりと守備は得意だが、攻撃は最低限という感じ。
ウィル・スモールボーン
トップ下とセントラルミッドフィルダーができる選手で少し攻撃寄りで、守備は最低限という感じ。プレミアリーグのレベルという感じではないがまだ20歳なので、ここから成長をして頑張って欲しいところ。
右サイドミッドフィルダー
サイドの選手だがシュートが上手いと、猪突猛進ドリブラーのジェネポという使い勝手が難しい選手が揃っている。
スチュアート・アームストロング
サイドの選手ではあるが、ロングシュートや決定力が高く、シュートが上手い選手。そこそこ運動量が豊富で、そこそこパスが出せる感じ。
ムサ・ジェネポ
ドリブル、スピード、加速力が高い快速ドリブラー。視野や予測力が低く、周りを見るのは苦手そう。
左サイドミッドフィルダー
南野、ウォルコット、レドモンドと有名選手が多いポジション。皆ドリブルが得意。
南野 拓実
ドリブルとテクニックが15とドリブルが上手く、それ以外にウイングに必要な能力のだいたいが13,14あたりで何でもこなせる選手。左サイド、左右のウイング、トップ下、フォワードとこなせるポジションが多い便利な選手。
セオ・ウォルコット
アーセナルで活躍をしていたウォルコットだが、ユース時代を過ごしたサウサンプトンへ戻ってきている。31歳と高齢だが、スピード、加速力、敏捷性あたりは高く、まだまだ足が速い。運動量とスタミナが高いので元気に走り回るのと、ドリブルもまだまだ上手い。
ネイサン・レドモンド
スピードと加速力が高く足が速い選手で、ドリブルとバランスが優れているので、多少ボディコンタクトがあってもゴリゴリとドリブルができるタイプだと思う。
フォワード
とりあえずイングスが優秀過ぎるのが目につく。2番手のアダムスもなかなか優秀で面白い選手で、さらに個性的な若手のエンルンドゥルとオバフェミがいる。
ダニー・イングス
何でもできるすごいフォワード。まずはテクニック、決定力、冷静さが高いのでシュートが上手く、オフザボールと予測力が高いので攻撃時のポジション取りが上手い。それに加えてチームワーク、運動量、スタミナが高かったり、パスと視野が高かったり、ドリブルもそこそこできたりする。唯一の欠点としては少し怪我をしやすいというのがある。
チェ・アダムス
8シーズン前は7部でプレイをしていた成り上がり選手。とは言っても8シーズン前は16歳くらいなのだが。スピード、加速力、強靭さが強い、身体能力が高い選手で、決定力も高くてシュートが上手い。また、パスと視野が15とフォワードにしてはかなり高評価で、使い方次第ではアシストにも期待ができそう。
ダン・エンルンドゥル
バランスと敏捷性は微妙だが、フィジカルの能力は全般的に15前後と、アンバランスだが身体能力が高いフォワード。チームワークと運動量が高いが、それ以外にフォワードに必要な能力はだいたい最低限というレベル。
マイケル・オバフェミ
スピードと加速力がとても高く、かなり足が速い選手。それに加えてバランスと強靭さも高く、フィジカルコンタクトにも強かったりして、とにかく身体能力が高い選手。残念ながら他の能力は見ないほうが良いレベル。両親がナイジェリア人だったり、足が速かったり、あと名前的にもマルティンスみを感じる。
戦術
センターバックにはヴェスターゴーアとサリスの空中戦に強い2人を並べて、ラインを下げて守る。
サイドバックの右にはスティーヴンスを起用する。本職ではないが、引いて守るため、空中戦に弱いウォーカー=ピータースを使うのが怖かったのでこういった選択肢を取った。左にはバートランドを起用する。こちらもジャンプ到達点がそこまで高くないので気になるのだが、この選手以外の選択肢が無いので致し方がないだろう。
中盤は真ん中の右にウォード=プラウズをディープライイングPMで置いてパスで試合を作るのと、左のミッドフィルダーにインバーテッド・ウイングで南野を置いてドリブルで前にボールを進めるのをビルドアップの軸とする。ウォード=プラウズの相方はボックストゥボックスMFでディアロに任せて、運動量で周りのサポートをさせる。
フォワードは2トップにして、右にフォルス9で何でもできるイングスを配置する。その右側にサイドミッドフィルダーを攻撃にしてアームストロングを配置して、ボールを受けたイングスからのさらなる展開先として期待をする。そして一番前には足が速いアダムスをポーチャーで配置する。
キーパーはバランスを重視してマッカーシーを使う。
結果
リーグ戦は5位でフィニッシュ。目標は上位半分だったのかなり良い成績だろう。カップ戦はローテーションをした上に、それぞれ早い段階でリーズとリディングと当たってしまったので敗北をした。
リーグ戦の詳細を見ると、68点とそこそこな得点を上げることができたが、失点が52と多めだった。引いた守備を上手く構築するのはなかなか難しい。
個人の成績を見ると、アダムスが25得点と大活躍なのだが、フォルス9のイングスも17ゴールとかなり頑張ってくれた。それ以上に意外なのが右サイドのアームストロングが10ゴール17アシストと異常な活躍を見せた。イングスがフォルス9なので下がり目の位置に降りてくるのだが、そこで空いたスペースを上手く使って活躍をしているように見えた。
得点ランキングを見るとアダムスが得点王になった。イングスも3位となっており、上位に2人もランクインをすることになった。
課題
選手層を見ると、両サイドバックの選手層が酷いので早急に補強が必要だろう。中盤も人数が少ないので、もう何人かほしいところ。
戦術面では攻撃力はあるのだが、失点が50と多いので改善の余地がたくさんありそう。鈍足センターバックのヴェスターゴーアが守備の軸になってしまうので、低いラインの守備になってしまうとは思うのだが、その時の戦術の組み方をもっと研究していかなくてはという感じ。
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