今回のプレイガイドはイタリアのセリエAのフィオレンティーナです。
2013-14シーズンから3期連続で4位になったりとユベントス、インテル、ミラン、ローマといった強豪クラブに次ぐレベルにいた気がしましたが、ここ最近は3期連続で半分以下の順位にいるみたいです。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力
リベリー、カジェホン、マルティン・カセレス、ボルハ・バレロなどなど有名なベテラン選手が多い印象。どの選手もスキルやメンタルは良いのだが、年齢が年齢なのでフィジカルに難があり、アクセントとして起用するには良いが、同時に全員を出すのは難しそう。
ゴールキーパー
それぞれ正GK、第2,3GKとしてちょっと良い選手が揃っていて層が厚いので、怪我人が出ても影響は少なそう。
バルトウォミェイ・ドロンゴフスキ
1対1、支配力、反応が特に優れているが他のキーパーに必要な能力も全般的にそこそこ悪くないレベルの結構優秀な選手。同じポーランド代表のキーパーにシュチェスニーがいるため、なかなか代表では試合に出場できていないが、2020年に初めて代表として出場をできたらしい。
ピエトロ・テラッチアーノ
1対1、ハンドリング、反応とシュートストップに必要な能力が14とそこそこ良い。他にも悪いところはなく、控えのキーパーとしてはかなり優秀で、1部でも下位のクラブなら正GKというレベル。
アントニオ・ロサーティ
空中リーチが少し優れていて、あとのキーパーに必要な能力は悪くない。第3GKとしては優秀な選手か。
センターバック
悪くないレベルの選手が5人も揃っており選手層が厚め。4バックも5バックもできるだろう。
ニコラ・ミレンコヴィッチ
タックル、マーキング、ポジショニングと守備に必要な能力が15と高評価。ジャンプ到達点も高く空中戦に強い。全般的に欠点がなく使いやすい選手。
ヘルマン・ペッセージャ
ポジショニングと予測力が高く、適切なポジション取りができる選手。ジャンプ到達点やマーキングが高い一方で、スピードと加速力が11とあまり足は速くなく、引いて守るのが得意な感じか。
マルティン・カセレス
センターバックとサイドバックができて、その間のような能力をしている。チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、勇敢さが高く積極的にチームのために走り回る選手で、33歳と高齢だが、スタミナは14とまだまだある。
ルーカス・マルティネス・クアルタ
ポジショニングとマーキングを中心に優れた守備能力をしており欠点がない。
イゴール
センターバック、左サイドバック、左ウイングバックができる選手。センターバックとしても守備は悪くなく、ジャンプ到達点もあるのでセンターバックを任せられるし、クロス、努力、パス、オフザボール、視野と攻撃系の能力がそこそこなのでサイドも任せられそう。
右ウイングバック
マルキュイもヴェヌーティも欠点がなく使いやすい選手で、どんな戦術でもある程度は対応ができそう。
ケヴィン・マルキュイ
スピードと加速力が高い足の速い選手で、タックルが上手かったり、クロスとオフザボールもそこそこ高い。欠点がなく、予測力も14とそこそこ優秀で、割と良い選手。
ロレンツォ・ヴェヌーティ
全般的に能力が12,13前後で大きな長所はないが欠点もない選手。控えとしては使い勝手が良いか。
左ウイングバック
攻撃力が高くて優秀なビラーギがいて、他にもバッレーカとオリベーラと悪くない選手がいる層の厚いポジション。
クリスティアーノ・ビラーギ
クロス16、オフザボール15と攻撃力の高いサイドバックだが守備も悪くない。
アントニオ・バッレーカ
スピードが高いというとりあえず走ることが要求されるサイドバックには必要な能力がある。それ以外も全般的には悪くなく、欠点のない選手。
マクシミリアーノ・オリベーラ
全般的に能力が13前後で何でもそこそここなせる選手。
ミッドフィルダー
カストロヴィッリとボナヴェントゥーラといった攻撃参加が得意な選手、アムラバトとプルガルと守備が得意な選手、プレイメイカーのバレロと様々なタイプの選手が揃っている。
ガエターノ・カストロヴィッリ
テクニック、ドリブル、ひらめきが高いドリブラーで、オフザボールも優秀。パス、視野あたりもそこそこ良く、攻撃力が高い選手。
ソフィアン・アムラバト
チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、スタミナが高く、元気に走り回る選手。全般的に能力が13,14あたりで、何でもそこそここなせる上に、判断力が15とプレイ判断が良い。
エリック・プルガル
何でもそこそここなせる万能な選手だが、中でもタックルとフリーキックが優秀だったりする。
ジャコモ・ボナヴェントゥーラ
オフザボールとロングシュートが優れていて、他の攻撃系の能力も全般的にそこそこ良い。
ボルハ・バレロ
以前のフィオレンティーナが少し強かったときにいた選手で、一度インテルに移籍をしたが、戻ってきた。パスと視野が優れているプレイメイカーで、守備とシュート以外のスキルとメンタルは全般的に良い感じ。しかし年齢が年齢なので、フィジカルがかなり低い。現実ではこのシーズンを最後に引退をしたようだ。
右ウイング
カジェホンは優秀な選手ではあるが、ベテランでスタミナがあまり高くないのでフルで出せるかは難しいところ。控えのモンティエリは若手でこれからの選手という感じで、選手起用が難しそうなポジション。
ホセ・マリア・カジェホン
レアル・マドリードやナポリでプレイをしていて、スペイン代表の経験もある。オフザボールが非常に優れていて、予測力も高いので、攻撃時の位置取りがとても良い。パスと視野も優れていて、パスも上手く、自身の攻撃力もあるし、アシストもできる。
トフォル・モンティエリ
視野が15とパスコースを探すのが得意な選手だが、冷静さが9とプレッシャーがかかる場面でのプレイが苦手。前線でプレイをするので、おそらくプレスがかかる場面が多いと思うので、実力を発揮できるか心配。
左ウイング
大ベテランのリベリーはスキルとメンタルは非常に優秀だがスタミナが厳しそう。クアメ、エイセリックも悪い選手ではない。
フランク・リベリー
バイエルンで長く活躍をした選手。テクニック、ドリブル、ひらめきは未だに非常に高く、パスと視野も優れているのでアシストに期待ができそう。判断力や予測力も高く、プレイ判断が正確なベテランという感じだが、フィジカルが衰えており、特にスタミナが酷い。
クリスティアン・クアメ
スピード、加速力、敏捷性が高く機動力が優れている選手。その他の攻撃に必要な能力やフィジカルは全般的に13前後と、なんでもそこそここなせる。
ヴァランタン・エイセリック
テクニック、ドリブル、ひらめきが優秀なドリブラー。視野もそこそこ優秀。
フォワード
ヴラホヴィッチは何でもそれなりにこなせる選手ではあるが、逆に大きな長所がない感じがする。ココリンもフォワードに必要な能力はそこそこあり、控えとしては悪くない選手か。
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ
割と何でもできる選手。強靭さとバランスが高くボールのおさまりがよく、スピードもあるので足が速い。オフザボールが高いのでポジション取りも良いし、決定力が高くシュートが上手いし、視野が13とフォワードにしては優秀でパスも出せる。プレイ特性で相手ゴールに背を向けるを持っているので、ターゲットマン的な使い方が良いか。
アレクサンドル・ココリン
大きな長所はないがオフザボールや決定力といったフォワードに必要な能力はそこそこ。
戦術
特徴的な能力をしたベテランのウイングを中心に戦術を組んだ。ドリブルが得意なリベリーを左に配置してインバーテッド・ウイングのサポートにしてドリブルでボールを前に運ぶことを期待する。オフザボールが非常に優れているカジェホンを右にラウムドイターで配置をして得点を狙う。
フォワードはカジェホンの攻撃のサポートを狙いつつ自分でも得点を狙うためにディープライイングフォワードの攻撃に設定をしてヴラホヴィッチに任せた。ボールのおさまりがよくてパスも出せるが、足も速くスペースを突くのも得意そうなので適任かと思う。
左のウイングバックは、前のウイングのリベリーがカットインをしながら前に進むので、その空いたスペースを突くためにコンプリート・ウインバックに設定をした。ビラーギを起用するが、攻撃参加が得意な選手なのでここも適任か。
右のウイングバックは、前のウイングが攻撃的なので、それをサポートするためにウイングバックのサポートにしてマルキュイに任せる。
サイドからの攻撃を主体としたいので、3バックにして、両サイドはボールプレイイングにして、パスもサイドを狙うようにした。真ん中は中央の枚数が少ないミッドフィルダーがボールを持ったときにサポートをできるようにリベロの攻撃に設定する。右には視野が高くパスが出せるペッセージャ、左には左利きでパスが出しやすいイゴール、中央はミレンコヴィッチを起用する。
中央の左はウイングバックが攻撃的なので守備でバランスを取るためにボールウィニングの守備に設定をして、守備が優秀なアムラバトを使う。右は攻撃的なウイングをサポートするためにボックストゥボックスMFを設定して、運動量が豊富で攻撃参加が得意なカストロヴィッリを起用する。中央が2枚と守備のときは少ない人数で広いエリアをカバーしなくてはいけなくなるので、なるべくエリアを狭めてあげるために、エンゲージラインを下げて、守備の幅は狭くした。
キーパーは一番手のドロンゴフスキを起用する。
結果
リーグ戦は7位で来季のカンファレンスリーグの出場権を獲得した。カップ戦はローテーションをして挑んで、トリノに残念ながら負けてしまった。
リーグ戦の詳細を見ると49得点46失点と得点も失点もともに良くも悪くもない微妙な感じ。攻撃面を見ると、中心選手の両ウイングがベテランでスタミナがなく、やはり後半は失速してしまうのか、前半45分は32得点をとった一方で、後半45分は17点と、前後半で得点に大きな差があった。守備面を見ると、やはり中盤が2枚と人数が少ないため、相手のミッドフィルダーが3枚以上いるクラブで、主導権を握られてしまうと、中盤の守備がかなり後手後手になってしまう感じがあった。
個人の成績を見ると、リベリーとカジェホンがスタミナがないおじさんにも関わらず平均走行距離が13kmを超える酷使具合だった。今作のウイングはどう頑張っても走行距離が多くなってしまうのは私だけだろうか。
カジェホンは期待通り11得点と頑張ってくれたが、他の選手の得点が少なく、結局彼がチーム内得点王だった。
センターバックのミレンコヴィッチが5得点と謎の得点能力を見せたが、ジャンプ到達点が17と高く、ヘディングも16、決定力も10もあるので、そのおかげか。
課題
選手層を見ると、主力の両ウイングが年齢的に限界な気がするので、入れ替えが必要か。本当はカセレスやバレロもスタメンで起用をしてロマン溢れる感じにしたかったが、流石に他の選手への負荷が激しすぎて崩壊することが目に見えている気がするのでやめておいた。
戦術面は、今回は両ウイングがベテランだったのでよくわからないが、もしかしたらスタミナや運動量のある選手を起用できていたり、優秀な控えを用意できていたら良い結果がおさめられるような気がしたりしなかったり。
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