今回のプレイガイドはセリエAのアタランタです。
以前はセリエAの中堅クラブという感じだったクラブでしたが、2016年にガスペリーニが監督に就任をした以降は好成績をおさめており、ここ2シーズン連続でチャンピオンズリーグへの出場をしていて、去年はベスト8まで進んでいます。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力
キーパー
1番手のゴッリーニは優秀な選手だが怪我をしていて残念と思いきや、2番手のスポルティエッロも幸いゴッリーニに匹敵をするぐらい優秀なキーパー。
ピエルルイジ・ゴッリーニ
1対1や反応が高くシュートストップが得意で、空中リーチも良いので、空中戦に強い選手。他の能力も全般的に13前後と悪くなく、苦手がない良いキーパー。しかし、全治2,3ヶ月ほどの大怪我をおっている。
マルコ・スポルティエッロ
キーパーに必要な能力が全般的に14前後と、欠点がなく何でもこなせる良い選手。
ボリス・ラドゥノヴィッチ
1対1、ハンドリング、空中リーチ、反応などのキーパーのスキルや、ポジショニングが14と悪くないキーパーに見えるが、集中力と判断力が低く、プレイの安定感が気になる。
センターバック
6人も良いセンターバックがいて嬉しいのだが、出れない選手が怒って喧嘩にならないかが心配。
ラファエウ・トロイ
ジャンプ到達点が13と少しだけ空中戦が得意ではない感じがあるものの、守備に必要な能力が全般的に15前後で、欠点が無く、全てのプレイを良いレベルでこなせる選手。視野も12とセンターバックにしては高く、ビルドアップ参加もできる。
ホセ・ルイス・パロミノ
守備に必要な能力がスキル、メンタル、フィジカルと全般的に15前後の何でもできる良い選手。視野が10と、ビルドアップは最低限な感じ。
クリスティアン・ロメロ
スキルとメンタルを見ると、アルゼンチンの同郷のパロミノと似た感じで優秀だが、フィジカルは一回り落ちる感じで、特にスピードと加速力は12と足はあまり速くはない。
ベラト・ジムシティ
ジャンプ到達点、強靭さが高いので、空中戦に強い選手。さらにヘディングもあるので、セットプレイでの得点も期待できそう。タックルやマーキングも優秀で、他の守備能力でも悪いところがない良い選手。
マッティア・カルダラ
マーキング、ポジショニング、予測力が良いので、守備時の位置取りが良い選手。ジャンプ到達点もあり、空中戦も良い。
ボシュコ・シュタロ
全般的に守備に必要な能力が14前後でまとまっており、何でもそこそこできる選手。リーグ下位ならスタメンかもしれないが、アタランタの層の厚いセンターバック陣の中では、少し劣ってしまう。
右サイドバック
ハテブールとメーレの現在能力の星の数は一緒だが、ハテブールのほうがメーレより明らかに
ハンス・ハテブール
ドリブルが10だったり、視野が9だったりと、ボールを持ったときの武器はない感じだが、チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、勇敢さ、スタミナが高く、とにかく試合を通して元気に走り回ってどこにでも顔を出すタイプで、オフザボールも高いので、良い感じの攻撃参加ができそう。守備関係の能力も全般的に13前後とそこそこ良い感じ。
ヨアキム・メーレ
スタミナと運動量が高く、運動量が豊富な選手で、スピードが15と高く、加速力も14とそこそこ良いので足が早い。それ以外を見ると、ポジショニングとマーキングが9と守備が微妙で、オフザボールと視野が10で攻撃も最低限な感じ。ただしクロスが14と、少し上手い。
左サイドバック
一番手のゴセンスはとても優れた選手だが、続くエグエルフィがかなりレベルが落ちるので、ゴセンスが怪我をしたり出場停止になると、厳しいポジション。
ロビン・ゴセンス
チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、スタミナが高いので、元気に走り回る選手で、スピードと加速力も高いので足が速く、オフザボールと予測力も高いので、攻撃時の走りの質も良い。現実では昨季は9ゴール、今季は10ゴールを決めているのが能力に現れており、決定力が13とサイドバックにしては非常に高く、テクニックがそこそこ良かったり、冷静さも良かったりして、難しいゴールを決めたり、簡単なゴールも確実に決めれる選手。守備に関してはタックルが少し上手いが、それ以外は最低限という感じ。
ファビオ・エグエルフィ
攻守ともに全般的にサイドバックに必要な能力が最低限という感じ。
ミッドフィルダー
基本的に運動量が多い選手が多め。
マルテン・デ・ローン
チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、勇敢さ、スタミナが高く、試合を通して元気に走り回る選手。攻撃やビルドアップはそこそこという感じだが、タックルやポジショニングが高く、マーキングもそこそこあり、判断力や予測力もあるのでプレイ判断が良い選手。
レモ・フロイラー
デ・ローンと同じく、元気に走り回る選手で、プレイ判断の良い選手だが、攻守に偏りが無く、何でもそこそこできる選手。
マリオ・パシャリッチ
オフザボールが非常に高く、予測力も高い、攻撃時の位置取りで勝負をする選手。決定力も中盤にしては高いので、シャドウストライカー的な使い方が適任か。
ルスラン・マリノフスキー
トップ下のテクニシャン。テクニック、ドリブル、ひらめき、敏捷性あたりが高いのでドリブルが上手く、パスやオフザボール、守備関係の能力はそこそこという感じ。コーナーキックやフリーキックのキッカーが得意だったり、ロングシュートもとてもうまかったりする。プレイ特性でも「ロングシュートを放つ」と「力強いシュートを放つ」があったり、「頻繁にドリブルをする」と能力に一致をしたものを持っている。
マッテオ・ペッシーナ
チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、スタミナあたりが高く、元気に走り回る選手で、その上にオフザボールが高いので、攻撃時の走りの質が高い選手。判断力が15あったりしてプレイ判断がよく、攻撃の能力は全般的にそこそこ良く、守備は最低限という感じの選手。
アレクセイ・ミランチュク
判断力と予測力が高くプレイ判断が正確で、テクニックとドリブルとひらめきがあるので、ドリブルが上手く、オフザボールもあり、パスと視野もあるのでパスが良いという、得点能力以外は2列目の選手に必要な能力が手堅くある感じ。
ヴィクトル・コヴァレンコ
ミッドフィルダーとしてはスピードや加速力が高めで足が速かったり、視野がちょっと高いなどのちょっとした長所がある。守備は最低限という感じで、判断力と予測力がそこまで高くないのでプレイ判断が少し心配。
フォワード
パワープレイのサパタ、テクニシャンのイリチッチ、足が速いムリエル、苦手がないバックアッパーのランメルスとそれぞれ個性や各割のはっきりした良い選手たちがいる。
ドゥバン・サパタ
まずはフィジカルがすごい。ジャンプ到達点、スピード、バランス、強靭さがすべて15を超えており、空中戦も強いし、足も速いし、フィジカルコンタクトにも強い。特に強靭さは19という極めて高い値だ。更にオフザボールと予測力が高いので位置取りも良く、ヘディング、決定力、冷静さあたりも高いのでシュートが上手い。
ヨシップ・イリチッチ
かなり手広く色々できる選手。ドリブル、パス、シュート、オフザボールといった攻撃のプレイに関係する能力が全般的に高く何でもできて、32歳と年齢は高めだが、フィジカルもそこそこ良いレベルでまとまっている。
ルイス・ムリエル
サパタと同じくコロンビア人のフォワード。スピードと加速力が高いので足が早く、オフザボールと予測力も高いのでポジション取りも良いポーチャータイプの選手。決定力があり、ドリブルも得意な選手。
サム・ランメルス
フィジカル面を見ればジャンプ到達点が少し良く、欠点がない感じ。オフザボール、予測力、決定力とフォワードに最低限必要な能力もそこそこあって、悪くはない選手。
戦術
少しふざけたノリで考えた戦術なのだが、3人のミッドフィルダーと2人のインバーテッドウイングバックを中央に配置すれば、相手を押し込んでさえすれば、その後のセカンドボールの回収率が高いので、かなり攻め続けられるのではないかという発想の結果として、インバーテッドウイングバックを使った4-3-1-2というところに行き着いた。
フォワードはサパタとムリエルの空中戦が強い選手と、足が速い選手のバランスが良い組み合わせ。それぞれポーチャーとディープライイングFWの攻撃を設定している。あえて足が速い方のムリエルをポーチャーではなくディープライイングに設定をして、サパタと相手のディフェンダーが駆け引きをしているスキをついて、ムリエルが裏を突くといったことを狙っている。
トップ下にはマリノフスキーを起用する。なんでもそこそここなせることと、ロングシュートがうまいので、少しゴールから離れた位置からの得点に期待をしての起用。
中盤3人の真ん中は守備を重視してデ・ローン。両脇にはボックストゥボックスMFで運動量が豊富なフロイラーとパシャリッチを起用。
サイドバックはそれぞれ左右で一番手の、ゴセンスとハテブールを起用。
センターバックも1,2番手のトロイとパロミノが特に欠点もないので起用し、キーパーも同じくゴッリーニを起用する。
結果
リーグ戦は2位、CLは決勝トーナメントの初戦でリヴァプールに敗北、ローテーションをしていたカップ戦はローマに負けてベスト8という全体的になかなかな結果。
リーグ戦の細かい成績を見ると勝ち点は94で優勝してもおかしくないレベルだった。得点が多く、失点も少ないレベルで、意外と攻守ともに問題がなく機能をしていたようだ。
また、インバーテッドWBは中央での活躍を期待していたものの、実はいい感じに空気を読んでたまにサイドに流れてくれたりと、とてもかゆいところに手が届くという、結果として良い意味で思っていたのとちょっと違った動きをしてくれた。
個人の成績を見ると2トップのサパタとムリエルの得点力がとても高かった。トップ下に関してはマリノフスキーのロングシュートに期待をしていたがあまり得点は伸びず、一方で控えのイリチッチが、トップ下メインで少しフォワードの出場という感じだったが、出場時間が少ない中で13ゴール9アシストの活躍をしており、こっちを使えばよかったかもしれないという気持ち。
課題
全体的に強い選手が多く、あまり戦力面での課題は感じないが、両サイドバックともに控えのレベルが低いので、そこは補強をしたほうが良いかもしれない。
戦術面では思いの外に上手く行ったので、特に課題となりそうなところはなさそう。
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