今回のプレイガイドはスイス1部のクラブのルツェルンです。あまり有名ではないクラブかもしれませんが、リーグ戦で1度、カップ戦で2度の優勝経験があり、ここ10年でも2位に1回、3位に2回なっているスイス国内ではそこそこ強いクラブです。
どうして今回はこのクラブを選んだかというと、高身長のウイングを使った戦術を作ってみたいという気持ちがあり、身長が高いウイングがいるクラブを探していたら、このルツェルンにたどり着いた感じです。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力確認
両ウイングに身長の高い選手がいる珍しいクラブ。他にも中盤にはキャラの立っている選手がそろっており、面白いクラブ。
ゴールキーパー
第3GKまで悪くない選手が揃っており、層は厚め。
マリウス・ミュラー
1対1やシュートストップが非常に優れたキーパー。他のキーパーに必要な能力も欠点がない。一方で足元は微妙。
ダヴィド・ツィブング
コーチングが得意なキーパー。さすがベテランという感じ。キーパーとしては欠点がなく、空中戦や位置取りはそこそこで、このレベルのリーグの控えキーパーとしてはかなり優秀か。一方で足でボールを扱うのはとても苦手。
ロイク・ジャコー
キーパーに必要な能力はだいたいがトップレベルでは最低限という感じ。第3GKとしてはかなり優秀だし、まだ20歳と若いので、これからに期待。
センターバック
同じレベルで4人並んでいるので少し起用に迷う。癖のなさを重視すればシュルツとクネゼヴィッチの2人の起用か。
マーヴィン・シュルツ
センターバックからミッドフィルダーまで出来るポリバレントな選手。能力もセンターバックとミッドフィルダーの間のような感じ。守備関係の能力は全般的にそこそこで、センターバックにしては足元がある感じ。
ステファン・クネゼヴィッチ
ボール奪取と空中戦が得意。他の守備能力も全般的に悪くないが、足元はあまり無さそう。
ルーカス・アウヴェス
機動力に難はあるが、他の守備関係の能力はそこそこ優秀。ビルドアップは最低限という感じ。
マルコ・ビュルキ
ポジショニングが悪いわけではないが微妙だったり、集中力が低いのが気になる。それ以外は悪くはない。
右サイドバック
シンドラーもシュヴェクラーも欠点があり少し使いづらい。総合能力は同じぐらいだが、シュヴェクラーは年齢が高かったり怪我をしているので、ここから結構能力が落ちる気がする。
シルヴァン・シドラー
サイドバックではあるがポジショニングが悪く、少し守備が不安。また、勝利意欲が低いので無気力なプレイを見せることがある。一方でクロスが得意だったり、ビルドアップはそこそこできたり、両足が使えたりはする。
クリスティアン・シュヴェクラー
スキルとメンタルはそこそこ良いのだが、年齢が高いせいか、足の速さやスタミナに問題がある。また、怪我をしているのでシーズンの序盤は出場できない。ロングスローが20で速いロングスローを投げる特性を持っているのが気になる。
左サイドバック
本職はバラルバンのみだが、優秀なユース選手というレベルで、トップチームレベルで言うと物足りない。ミッドフィルダーのフリーデクが一応左サイドバックでプレイができるので、この選手を起用することになりそう。
マルティン・フリーデク
本職はミッドフィルダーなのだが、ミッドフィルダーの層は厚い一方で、左サイドバックは数が少ないので、この選手は左サイドバックで使うことになりそう。欠点が無く何でもできる選手。
アシュヴィン・バラルバン
19歳と若い選手だが、トップチームでやるには少し実力不足という感じ。大きな欠点は無いが、全般的に物足りない。
ミッドフィルダー
シュウブ、ウィリアム・ヌデンゲ、グレーターとキャラが立っている選手がいるので、組み合わせ次第では面白いことになりそう。
ルイス・シャウブ
10番タイプの選手で実際に背番号も10番。テクニックがあり、ドリブルが得意。視野が高く、良いパスを出せるのだが、判断力や冷静さも高いので安定感もある。一方で守備は微妙。ケルンからの期限付き移籍の選手なのだが、こんなに良い選手を出してしまってよいのか。
アレックス・カルボネル
バランスの良い能力をしている選手だが、オフザボールが少し優れていて、マーキングが少し苦手で、少し攻撃寄りの選手。ドリブルが10とあまり得意ではないが、特性で「頻繁にドリブルをする」と「ディフェンスからドリブルで持ち上がる」がついている。
ツィ=ウィリアム・ヌデンゲ
フィジカルが非常に強い選手。空中戦やフィジカルコンタクトにおいては、このリーグではあまり負けることはないだろう。他の能力も欠点は無く、全体的にそこそこ。
フィリプ・ウグリニッチ
攻撃関係の能力はそこそこ良いが、守備は苦手という感じ。シャウブの控えの選手という感じか。
シモン・グレーター
守備的ミッドフィルダーと右サイドバックができる選手。守備はそこそこ優秀だが、ビルドアップは最低限という感じ。
サミュエル・アラビ
空中戦が苦手だったり、冷静さとファーストタッチが低いという微妙な欠点があるが、他は悪くないレベル。まだ20歳と若いのでここからの成長に期待。
ロリック・エミニ
スキルとメンタル面を見れば守備的にはそこそこ悪くはない。一方でビルドアップはあまり得意ではなかったり、身体能力は低め。
ウイング
ンジャイとシュルプと空中戦が強いウイングが2人いる。対応する相手のサイドバックが少し可哀そう。
イブラヒマ・ンジャイ
今回の主人公その1。ジャンプ到達点が15とウイングとしては非常に空中戦が高い選手。だからと言って他の能力も悪くなく、全般的にそこそこ良かったりする。
パスカル・シュルプ
今回の主人公その2。ンジャイと同じくジャンプ到達点が15と空中戦が強いウイング。勝利意欲や健康さが低いのが少し気になるが、この選手も全般的に悪くない能力をしている。ウイングにしては守備が少し優秀か。
リノ・ラング
普通のウイング。スキルとメンタルはそこそこ優秀だが、身体能力が低め。
フォワード
ソルジッチとTasarで同じくらいの星の数だが、足の速さ以外はソルジッチが勝っている。しかし、単純な足の速さも割と武器になる気がするので、どちらを使うかは難しいところ。
デヤン・ソルジッチ
決定力、オフザボール、足の速さあたりがそこそこあるポーチャータイプのフォワード。
Varol Tasar
オフザボールと足の速さがある選手。集中力や判断力が低いので、プレイの安定感は微妙か。
戦術
ウイングはンジャイとシュルプの身長が高い組み合わせ。ウイングのサポートを任せて、片方がボールを持っているときは、もう片方がファーでクロスを受けるような形を狙っている。
フォワードは足が速いTasarを起用して、相手のディフェンスが、うちの身長が高いウイングがエリア内に入ることを嫌って、ラインを上げてきたところを突きたい。
中盤はシュウブ、ヌデンゲ、グレーターの組み合わせ。シュウブはドリブルや視野が高いので、前へボールを出す役割を任せるためにローミングプレイメイカーを任せる。ヌデンゲには運動量と身体能力を生かして、中盤で幅広く顔を出してほしいのでボックストゥボックスMFを任せる。グレーターは中盤の底で守備のバランスをとる役目。
サイドバックはウイングバックのサポートを設定して少し高めの位置に陣取ってクロスを上げることを狙う。右はシドラー、左はフリーデクに任せる。
センターバックは欠点のないシュルツとクネゼヴィッチの組み合わせ、キーパーは一番能力が高いミュラーをそのまま起用。
結果
リーグ戦は優勝した。理事会の期待は中位、シーズンプレビューでも4位で、ヤング・ボーイズやバーゼルといった強豪もいる中で、まさか優勝をできるとは思わなかった。カップ戦はベスト8という結果だった。
勝ち点は77とあまり高くなく、バーゼルやヤング・ボーイズといった強豪の勝ち点が伸び悩んで、混戦となったおがけで優勝が出来た感じがする。とはいってもルツェルンというクラブのレベルで考えればかなり多い勝ち点が取れた気もする。
ホームでもアウェーでも勝ち点は1位だった。それぞれホームとアウェーで勝ち点が40と37であまり差がない結果になった。今作はホームとアウェーの差が出やすいので、これは珍しい気がする。
前線の選手が皆2桁得点となった。やはりファーへのクロスがあがった時のウイングの競り合いが強く、そこからの得点が多かった印象。相手がディフェンスラインを上げてきたときは、シュウブからTasarへスルーパスが通り、そこからの得点が多かった。
課題
戦術面では期待以上の結果を残せたのであまり問題はない気がする。今回はたまたま成績が良かった説もあるが、同じクラブとの対戦が4回もあるリーグなので、あまり偶然順位が良いといったことは起きにくいかと思う。強いて言えば、身長の高いウイングをそろえるのが大変そう。
スカッド面では両サイドバックの選手層が薄いのと、期限付き移籍で来年いなくなる16アシストのシュウブの代わりの選手を探す必要ありそう。あと、高身長のウイングが怪我をしたと起用の控えも欲しいか。
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