ギリシャのサッカーリーグについて(Football Manager)

2021年2月4日木曜日

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今回は香川真司が加入をするPAOKテッサロニキが所属している、ギリシャのサッカーリーグについて、サッカー監督シミュレーションFootball Manager 2021(FM21)も交えながらみていきたいと思う。

強豪クラブ

リーグ戦で最も優勝を経験しているのは首都アテネに本拠地を置くオリンピアコスで、今までで45回の優勝をしていて、ここ10年の間でも8回の優勝をしているギリシャ内の強豪クラブだ。そこに続くクラブとしては同じくアテネに本拠地があり20回の優勝の経験があるパナシナイコスと、12回の優勝経験があるAEKアテネ、ギリシャ第2の都市に本拠地があり、3回の優勝を経験していて、香川真司が加入をするPAOKテッサロニキがいるという感じだ。ここ5年間のトップ3は今までにあげた4つのクラブが占めている感じとなっている。

リーグの強さ

大陸大会

2020-21年のUEFAのリーグランキングではスイスに続く18位となっている。そのためチャンピオンズリーグは、リーグ優勝クラブはプレイオフ、2位のクラブは予選2回戦からの参加となっており、それぞれ1勝と3勝をしたら、チャンピオンズリーグのグループステージに参加をできる。その前のシーズンの1位はオリンピアコスで、2位はPAOKだったので、その2クラブが参加をしている。オリンピアコスはプレイオフでキプロスのチャンピオンのオモニアを下してみごとグループステージに参加をした。グループステージではマンチェスター・シティ、ポルト、マルセイユとなかなか厳しいグループに入ったものの3位となり、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントには進めなかったものの、ヨーロッパリーグの決勝トーナメントへの進出となった。一方でPAOKはトルコの名門ベシクタシュとポルトガルの強豪のベンフィカには勝ってプレーオフに進出をしたものの、ロシアのクラスノダールに敗北をして、ヨーロッパリーグのグループステージに進むこととなった。

給料

選手の年俸を見てみると、オリンピアコスだと最高で2.7億をもらっている選手がいて、中心選手だと2億円以上、スタメンだと1億円ほど、控えだと2000-5000万円といった感じだ。AEKとPAOKは最高年俸が1.7億円で少し下がり、パナシナイコスは9500万円といった感じ。中位のクラブだと600-3000万円、下位のクラブだと200-1500万円といった風になっているようだ。上位はJリーグより貰っているようだが(※イニエスタなどの一部の選手を除けば)、中位や下位になってくると、同じくらいか少ないくらいという感じか。ヨーロッパのリーグの中の上位のクラブであれば大陸大会に出場して、莫大な収入を得ることが出来るので、そういった格差が生じているという感じか。

観客動員数

スタジアムの規模を見ると、AEKとパナシナイコスが本拠地としているアテネ・オリンピックスタジアムが最大で、収容人数はFM21上では約7万人となっている。それに続いてオリンピアコスのスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスが32,111人、PAOKの本拠地のトンバ・スタジアムが28,703人で、最少はラミアのAthanasios Diakosで、収容人数は4,987人となっている。

観客動員数は、コロナ前の2019-20シーズンではオリンピアコスは平均24,438人、PAOKは18,425人、AEKは15,808人といった感じだが中下位のクラブは1,000-5,000人といったレベルだった。

有力選手

ポルトガルの選手が多めな気持ちがする。ギリシャよりポルトガルの方が平均年収が低い一方で、サッカーのレベルはポルトガルの方が上といった関係でそういう感じになったのか、それとも謎の力が働いたのか。

PAOK

ウイングにジヴコヴィッチやビエリーニャといった優秀な選手がおり、ここに香川が加わると、とりあえずロマンはある。

アンドリヤ・ジヴコヴィッチ

FMのファンの方なら知っている人も多いかもしれないが、元々はかなり期待をされていたワンダーキッドで、実際にアーセナルなどが獲得に興味を示していた。

ヴィエイリーニャ

ドイツのヴォルフスブルクで長く活躍をしていた選手。ヴォルフスブルクの前にもPAOKに所属をしており、戻ってきた形となる。元々はフィーゴ、クアレスマ、クリスティアーノ・ロナウドのような前線のテクニシャンだったのだが、いつの間にかサイドバックにコンバートをされていた。

オリンピアコス

圧倒的な優勝経験があるだけあり、かなり優秀な選手が所属をしている。

一見ポルトガルみが強いので、プレミアリーグの某クラブのように敏腕代理人のジョルジュ・メンデスに支配をされているクラブなのかと思ったが、彼と手を結んでいる選手は2人だけらしい。

ヤン・エムヴィラ

フランス代表として22試合の出場経験があるミッドフィルダー。FM21ではギリシャ内で最高年俸。

マテュー・ヴァルブエナ

フランス代表として52試合もの出場経験がある創造性の優れた選手。一時期はとあるスキャンダルの主役となってしまい世間をにぎわせた。

ブルマ

10代の頃は非常に期待をされていて、モウリーニョも非常に欲しがっていたブルマ。

ラフィーニャ

シャルケとバイエルンで長く活躍して、ブラジル代表経験もある、攻撃的なサイドバック。

ソクラティス・パパスタソプーロス

ドルトムントやアーセナルで活躍をしたギリシャ代表のセンターバック。2021年1月25日にオリンピアコスに加入をした。

AEK

2012年に財政難に見舞われ破産をしたクラブ。その後アマチュアから再出発をして、再び名門として返り咲き、2017-18シーズンにはトップディビジョンでの優勝を果たしている。

ネルソン・オリヴェイラ

ポルトガル代表経験もあるフォワード。ポルトガル、スペイン、フランスの1部リーグ、イングランドの2部など様々なクラブを経験してギリシャにたどり着いた。

リーグのルール

リーグ戦の構造

トップディビジョンのスーパーリーグには14のクラブが参加をしている。スペイン、イングランド、イタリア、フランスといったリーグのトップディビジョンの20クラブと比較をすると少ない印象を受ける。こういった参加数の少ないリーグによくありがちなリーグ戦が途中から分割されて、同じクラブと3回以上戦うようになって、結果としてそこそこな試合数となるような方式をギリシャも取っており、最初は全部のクラブでホーム&アウェーの総当たりの26試合をやったのちに上位6チームと、下位8チームの中でそれぞれリーグ戦を行って、分割前後の合計勝ち点で、それぞれのグループ内で最終順位を決定する形となっている。上位6チームの場合は、ホーム&アウェーのリーグ戦で、最終的には合計で36試合をリーグ戦ではプレイすることになる。下位の場合は各1試合の対戦となり、合計で33試合となる。最下位のクラブは自動降格で、下から2番目のクラブが、下位のディビジョンとプレイオフを行って、降格が決まる。

選手登録

EU圏外の選手は最大8人まで選手登録をできるが、23歳以上の場合は5人までしか登録ができないルールとなっている。それ以外は人数制限も含めて、登録に制限はあまりないようだ。また、EU圏外の選手は5人までしか出場もしくはベンチ入りが出来ない決まりとなっている。EU圏外とはいっているものの、アルバニア、ボスニア、セルビア、トルコ、ロシアといったヨーロッパや周辺諸国、アルジェリア、モロッコ、チュニジアといった北アフリカの国、欧州自由貿易連合に所属している国は上記のEU圏外の選手には含まれないようだ。なのでおおよそ、南米、アジア、一部の北の国を除いたアフリカでこのEU圏外枠を争うことになる。ちなみにギリシャの国籍は7年の累計滞在で取得の申請ができる。

出場停止

イエローカードの累積は初回は4枚で1試合の出場停止、その後は累積3枚ごとに1試合の出場停止となるので、少し厳しめの印象。そのため、あまりカードをもらう選手は使いづらい印象なのだが、ギリシャ出身にはパパドプーロスやパパスタソプーロスといった激しい選手がいる気がする。

ギリシャから移籍をした選手

頻繁ではないが有力な選手がいれば移籍金が15-25億円くらいの範囲でプレミアリーグなどのクラブへ移籍をすることがあるようだ。

コスタス・マノラス

2018年に移籍金18億円でオリンピアコスからローマへ移籍をしたギリシャ代表のセンターバック。現在はさらに移籍金46億円でナポリへと所属をうつしている。

ルカ・ミリヴォイェヴィッチ

セルビア代表のミッドフィルダー。2017年に移籍金18億円でオリンピアコスからイングランドのクリスタルパレスに移籍をしている。

ダニエル・ポデンセ

2020年の冬に移籍金23億円でオリンピアコスからイングランドのウルブスに移籍をして、現在は背番号10をつけている。移籍後にポルトガル代表として初出場を果たしている。

コスタス・ツィミカス

ギリシャ代表のサイドバックで、2020年に移籍金16億円でオリンピアコスからリヴァプールへ移籍をしている。

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プロフィール

サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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