今回のプレイガイドはブンデスリーガの古豪シャルケです。少し前まではよくチャンピオンズリーグに参加をするほどの強豪クラブでしたが、ここ最近は調子を落としており、特に今年(2021/2/16現在)はリーグでビリであり、降格の危機にひんしています。日本人からすると内田篤人が所属をしていたクラブでしょうか。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
Twitter(@kerlon_fm)もやっているので、よろしければフォローをよろしくお願いいたします。
戦力確認
ゴールキーパー
フェールマンとレノウはそれぞれ欠点を持っている感じで、ランガーは総合能力では劣るが欠点はない感じの選手。
ラルフ・フェールマン
コーチングが苦手だったりするが、他のキーパー系の能力は悪いところはなく、1対1や反応は優秀。足元はよろしくない感じ。
ミヒャエル・ランガー
パスを出すのが苦手だが、キーパーとしての能力は欠点が無く、全体的にそこそこ優秀な感じ。
センターバック
ナスタシッチは守備的な欠点が無く使いやすいが、他の選手はそれぞれ長所と短所がはっきりしている感じ。
サリフ・サネ
スキルや、フィジカル面の特に空中戦やボディコンタクトは優秀だが、メンタル面があまりよろしくない。周りの選手の動きを見る予測力が10なのは少しいただけない。ビルドアップは最低限は出来る感じ。
マティヤ・ナスタシッチ
足の速さが普通なのを除けば、守備に関する能力は全般的に良い感じ。ビルドアップは少し苦手。
ベンジャミン・スタンブリ
スキルとメンタル面では守備が優秀だが、フィジカル面が物足りない。ビルドアップ能力は最低限はある。守備的ミッドフィルダーもできるので、空中戦が苦手なことを考えると、そちらで使うべきかと思う。
オザン・カバク
スキルは優秀で、フィジカルはボディコンタクト関連の能力が優秀。メンタル面は物足りない感じか。ビルドアップは少し得意。現実ではリヴァプールへ移籍をしている。
ティモ・ベッカー
ディフェンスはどこでも出来る感じの選手。欠点はないが、全般的に物足りない能力をしている。
右サイドバック
サイドバックが天性の選手はルーデヴィヒだけ。控えはセンターバックが天性で、右サイドバックが熟達のベッカーという感じか。2人とも欠点はないが、物足りない能力をしている。
キリアン・ルーデヴィヒ
左サイドバック
左サイドバックも個性がはっきりしている。オツィプカは守備がよろしくなく、使いづらいか。
バスティアン・オツィプカ
クロスが上手かったりと、攻撃面は良いのだが、タックル、マーキング、ポジショングなど守備の能力が低め。
ミッドフィルダー
セルダルなど優秀な選手はいるが、気持ち層が薄めなので、中盤の枚数が少ない戦術を使う必要があるか。
スアト・セルダル
運動量が豊富で、攻撃時の位置取りが得意な選手。他の能力も全体的にそこそこで欠点が無い感じ。
ナッシム・ブジェラブ
オフザボールがそこそこ高く、運動量もあるので、攻撃参加が得意な感じ。しかし、集中力、判断力、冷静さなどが低く、プレイの安定感がなく、危なっかしくて見てられないタイプ。
サイドミッドフィルダー
アリとラマンが強い個性を持っているのでそれを上手く戦術でいかしたいところ。
アミーヌ・アリ
ドリブルが上手くて、視野も高いので良いパスを出せて、ボールを持ったときに活躍ができるタイプ。
アレッサンドロ・シェプフ
運動量は豊富で、欠点はないが、これといった武器も無い。
ラビ・マトンド
オベルタン
フォワード
ボールのおさまりが良いパシエンシアと、ディフェンダーとの駆け引きが上手いイビシェヴィッチがいるので、その辺を上手く使った戦術を組みたい。
ゴンサロ・パシエンシア
フィジカルコンタクトに強く、トラップも上手いのでボールのおさまりの良い選手。そこからのドリブルが上手かったり、パスもそこそこ出せる。
ヴェダド・イビシェヴィッチ
オフザボールと予測力が高いので、相手のディフェンダーを出し抜くのが上手い選手。さらに、決定力と冷静さが高いのでシュートが上手かったり、ジャンプ到達点、バランス、強靭さ、ヘディングが高いので空中戦やフィジカルコンタクトも強かったりする。現実ではシーズン中に元シャルケの選手で現在はコーチを務めているナウドと口論をした末に契約を解除した。
マルク・ウート
足が速いポーチャーで、決定力もある。
アフメド・クトゥジュ
集中力、判断力、予測力あたりが物足りないが、他はそこそこという感じ。これからに期待の若手。
スティーヴン・スクリプスキ
攻撃時のポジション取りが良く、運動量が豊富な選手。フォワードとしては視野が広い方。
戦術
戦術の核はターゲットマンのパシエンシア。ボールのおさまりが良いので、とりあえずパシエンシアに向かってボールをけっておけば、なんとなく前線にボールが運べてしまうと思う。さらにそこから、ドリブルやパスも出来たりするので、ボールを受けた後の展開も期待が出来そう。
ボールを受けるターゲットマンがパスを出す選択肢として、左側にはボックストゥボックス・ミッドフィルダーで攻撃参加が得意なセルダル、右側にはウイングで足の速いラマンを配置する。
パシエンシアの2トップの相方としてはイビシェヴィッチをポーチャーとして起用して、ディフェンダーの裏を狙う駆け引きをして、ディフェンスラインを押し上げることを狙う。
左のウイングは、ボックストゥボックス・ミッドフィルダーからのサポートはあるものの、前方向に味方があまりいないポジションなので、ボールを持った時は自分で何とかできるタイプの選手を起用したいところだが、アリという適任がいる。
センターバックはサネとナスタシッチ、キーパーはフェールマンを起用。パスをつなぐきれいなビルドアップは目指していないので、足元はあまり期待をしていない。
サイドバックは左右ともにウイングバックのサポートを選択。前のサイドミッドフィルダーも両方ともウイングの攻撃で、少し前目に出る役割なので、そのさらに外側の少し引いた位置でサポートすることを期待している。右はルーデヴィヒしか選択肢がなく、左は守備を優先してメンディル。
守備時はディフェンス、中盤、フォワードとそれぞれに少し間が空きやすいので、コンパクトに守るためにラインは上げて、エンゲージラインは下げる。こうすると、フォワードが低い位置で守備に参加をすることにもなるので、守備に関わる枚数の少なさをカバーすることもできる。
結果
リーグ戦は4位で最下位の現実と比べるとかなり良い成績を収められた。カップ戦はローテーションをした結果、2部のボーフムに敗れてしまった。
リーグ戦の成績を見ると引き分けが多め。得点と失点のバランスは良さそうに見える。
ホームとアウェーを別にみると、ホームでは優れた成績を収めており、負けはバイエルン相手のみである。
一方でアウェーの成績はよろしくなく、特に失点がとても多い。やはりディフェンスのメンバーの欠点の影響があったり、中盤が2人だけだなので守備力のある選手ではないと守り切れないという感じか。
個人の成績を見ると期待をしていた通りパシエンシアのパスの数が40とフォワードとしては異常に多くのパスが集まっていたことが分かる。さらにそこから8アシストと、そこそこなアシスト数も稼いでいる。また、その右わきのウイングのラマンが9ゴールと多めの得点なのも期待した通りで嬉しい。
アシストがかなり分散しているようで、様々なところからチャンスが作れているのは素晴らしい。
課題
結果を見るとアウェーでの失点が課題か。おそらく、押し込まれる展開の時の守備に問題がある気がして、戦術面は置いておいて、起用している選手としてセンターバックのサネのポジショニング周りに問題があったり、前でも書いたが、ミッドフィルダーにより守備力が要求されるのではないかと思う。また、キーパーや右サイドバックの能力にも少し疑問がある。一方で攻撃面は期待通りだと思う。
選手面で見ると、まずはキーパーの補強か。1,2番手のキーパーが両者とも大きな欠点を抱えているので、使いづらさがある。
センターバックも同様で、ナスタシッチ以外の選手が何かしらの問題を抱えているのでもう最低もう1人欠点が無い使い勝手の良いセンターバックが欲しい。
右サイドバックは層が薄く、スタメンのレベルも低いので、即スタメン級の選手が欲しいところ。
0 件のコメント:
コメントを投稿