今回のプレイガイドはリヴァプールです。近年、監督にクロップが就任をしてから非常に成功をしているクラブで、プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグを制覇しました。今回はそんなリヴァプールを見ていきたいと思います。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力確認
全体的に献身的で欠点がない選手が多い。最近チャンピオンズリーグを優勝しているだけあって、世界最高レベルの選手が何人かいる。
ゴールキーパー
まずはアリソンが飛び抜けて優秀かつ欠点がないので第1キーパーとなるだろう。控えとなるアドリアンもクラブによってはレギュラーになれる優秀さで、ケレハーも緊急時のバックアップの第3キーパーとしては十分な能力かつ自クラブ育成で、バランスの良いメンバー構成となっている。
アリソン
足元も含めて、何でもできるゴールキーパー。特にシュートストップに関しては非常に優れている。
センターバック
ファン・ダイクは世界最高峰の選手で何でもできるので使わないという選択肢はないだろう。続いてマティプもファン・ダイクほどではないが優秀で何でもできる感じで欠点がないので使いやすい選手。ゴメスは守備面はマティプと同じくらいだが、ビルドアップに課題がある。スピードで優れているので場合によってはゴメスを使ってもよいか。4番手はそこから大きく離れていて、本職ではないがセンターバックをできなくは無いミッドフィルダーのファビーニョあたりを緊急時には使うことになるかもしれない。
フィルジル・ファン・ダイク
守備に関してはスキル、メンタル、フィジカルが全て非常に高いレベルにあり何でも対応ができそう。その上にビルドアップ面も優秀で世界最高のセンターバックと言っても過言では無い。
セップ・ファン・デン・ベルフ
緊急時のバックアッパー候補。強靭さが物足りないが全体的に悪くはない。2,3部レベルか。まだ18歳なので成長次第ではリヴァプールの将来を背負う選手になるポテンシャルを秘めている。
右サイドバック
アレクサンダー=アーノルドは攻撃面ではアシスト能力やビルドアップ能力が非常に優れていて、守備面もそこそこ良い感じなのでそのままファーストチョイスだろう。控えが難しいところで、ウィリアムズが大きな欠点を抱えているので、アレクサンダー=アーノルドが怪我をしたらセンターバックのゴメスやミッドフィルダーのファビーニョあたりを起用することになるか。
トレント・アレクサンダー=アーノルド
ビルドアップやクロスなどのアシスト能力が非常に優れているサイドバック。守備面を見ると全体的にそこそこ良くて欠点が無く、運動量が豊富。
左サイドバック
1番総合能力の高いロバートソンが欠点が無く優秀なのでそのままスタメンだろう。控えとなるツィミカスも似たタイプで、中下位のクラブならレギュラーになるレベル。
アンドリュー・ロバートソン
攻守ともに高いレベルで何でもできるサイドバック。無理やりケチをつけるとしたらジャンプ到達点が少し低めだが、サイドバックなのでこんなもんだと思う。
ミッドフィルダー
基本的に豊富な運動量と献身性がある選手が多い。相手にボールを持たされた際に違いを作る選手としてチアゴを獲得したのは納得な感じ。
ジョーダン・ヘンダーソン
ボールを持っていないときの動きが攻守ともに、また、質と量がともにハイレベル。特に運動量、チームワーク、スタミナといった量面は世界最高レベル。他の技術面やフィジカル面も長所とはならないが、そこそこ良いレベル。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
ニューカッスルファンの筆者からすると、こんな能力だったっけ?という感じ。ヘンダーソンなどリヴァプールの他のミッドフィルダーと共通するのが、チームワーク、運動量、スタミナが高くて献身的に走り回る上に、ポジショニング、予測力が高く、守備時に的確な位置取りができることだ。また、だいたいの選手が判断力が高く、プレイの判断を誤らない。それに加えてワイナルドゥムはテクニック、ドリブル、バランスも高く、推進力のあるドリブルで、前にボールを運べる。
チアゴ
ファビーニョ
守備が全てにおいて高いレベルの守備的ミッドフィルダー。攻撃参加やビルドアップあたりもそこそこできる。センターバック、右サイドバック、ミッドフィルダーもできるので、怪我人などの状況次第ではそのポジションをやるのもありうる。
ジェイムズ・ミルナー
右ウイング
サラーと言う世界最高峰の選手がいるが、控えのシャキリも他のクラブならスタメンだったり10番をつけている選手。南野は欠点が無く、前線ならどこでもできるので便利な控えといった感じか。
モハメド・サラー
得点能力と空中戦を除いた身体能力が非常に優れているウイング。ドリブルやアシストもできる、世界トップレベルの選手。
左ウイング
ワールドクラスのマネと、優秀な若手のジョッタというバランスの良い組み合わせ。
サディオ・マネ
何でもできるウイング。点も決めれるし、アシストも出来る。ドリブルも上手いし、クロスも上手い。足が速いし、体も強い。
ディオゴ・ジョッタ
フォワードもできて、足が速くてディフェンスの裏をつくタイプの選手。ドリブルも上手い。
フォワード
一番能力が高いフィルミーノは周りを活かすタイプのフォワード。ウイングのサラーとマネが得点能力が高いのでちょうどよい感じか。控えのオリジも優秀だが、サラーとジョッタもフォワードができる。
ロベルト・フィルミーノ
本人の得点能力が無いわけではないのだが、周りを活かすのが上手いフォワード。ボールの収まりが良い上に、そこからドリブリやアシストができる。
戦術
特に欠点があって使いづらい選手や、戦術とあわない選手、同じポジションで能力が拮抗している選手などはいなかったので、それぞれのポジションで一番強い選手を起用している。
ゴールキーパーはアリソン。リーグ上位のクラブなのでキーパーとしての能力だけではなく、ビルドアップ能力も求められるが、ともに優秀。
センターバックはファン・ダイクとマティプ。最後方からパスを回したいが、ここも両選手とも適正があるし、ディフェンス能力も優秀。
ウイングのマネとサラーは得点を狙える選手なのでインサイドフォワードを任せる。守備のバランスも考えてサポートにしておく。
サイドバックのアレクサンダー=アーノルドとロバートソンがサイドバックの攻撃にして、インサイドフォワードが攻撃のために中央へ寄ったところでサイドに空いたスペースを使う。
ミッドフィルダーは他のポジションが攻撃的なのでバランスを取る役目。セントラルミッドフィルダーはインサイドフォワードのサポートと守備もしっかりやって欲しいのでボックス・トゥ・ボックスのミッドフィルダーで、適任のヘンダーソンとワイナルドゥムに任せる。守備的ミッドフィルダーは広いエリアの守備をカバーして欲しいのでボール・ウイニング・ミッドフィルダーで、ここもファビーニョという適任がいる。
フォワードにはどんどん前線でてディフェンスを押し下げることにより周りを活かしてほしいのでポーチャーにして、フィルミーノに任せる。
結果
リーグ戦は2位、カップ戦は優勝とベスト4、チャンピオンズリーグはベスト16といった感じ。リーグ戦は勝ち点96なので実質優勝といっても良いのではないか…カップ戦はFAカップは最後の方だけフルメンバーで戦って優勝、リーグカップは控え主体のみで戦ってベスト4となった。チャンピオンズリーグはグループリーグで控えを使って手を抜いた結果2位通過となって、決勝トーナメントの初戦でパリ・サンジェルマンとなってしまって敗北をした。
得失点差を見ると1位で、得点もダントツで1位であるが、失点が1番少ないマンチェスター・ユナイテッドが優勝となった。やはり安定して勝ち点を積み上げるには失点の少なさが大事なのか。
得点は前線のフィルミーノ、サラー、マネの3選手が得点能力を発揮して多くのゴールを決めた。ジョッタも控えながら9得点の活躍。ファン・ダイクも5ゴール4アシストと空中戦の強さを見せた。
アシストは幅広い選手がしており、どこからでも得点機会が作れる良い感じだった。
走行距離は攻撃を頑張りつつも守備にも参加をするウイングの2人が高めの値となった。このポジションは後半に交代をするべきポイントであると思うが、控えにジョッタやシャチリといった優秀な選手がいるので問題がないか。
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