2001年生まれは日本の期待の若手選手の久保建英が生まれた年なのだが、サッカー情報サイトtransfermarkt.comで同じ年に生まれた選手の市場価値ランキングのベスト10をFootball Manager 2021で順番に見ていきたいと思う。
10位 ライアン・エイト・ヌーリ
現在はフランスのアンジェからイングランドのウルブスへ期限付き移籍をしており、約28億円の買取オプションがついている。ウルブスの選手ということで分かる人には分かると思うが、代理人はやはりメンデスである。去年はアンジェのレギュラーとして頑張っていたみたいだが、途中で怪我をしてしまって後半戦は出場をしていなかったようだ。代表はフランスのU21に参加をしている。FM的には欠点が無い能力をしており、全てがそこそこ高いレベルという感じで、このまま順調に成長をすればワールドクラスのサイドバックになるだろう。
9位 イ・ガンイン
バレンシアのユースで育って、一昨年からトップチームデビューをしている選手。現在は準レギュラーという感じ。日本のライバルの韓国の選手で、久保建英と同じくスペインで育った選手で境遇が似ていたり、ポジションも近いことからライバルのような感じか。代表は既に韓国のA代表として出場をしている。FM的にはドリブルの能力が目立つが、他の得点能力やアシストの能力も既にそこそこ高いが、チームワークの悪さが少し気になる。近頃、バレンシアは財政難なのか、選手をどんどん放出しているので、もしかしたらステップアップしてビッグクラブへと移籍をするかもしれない。
8位 エリク・ガルシア
バルセロナのユースで育ったが、16歳でマンチェスター・シティに引き抜かれた選手。代表も既にスペインのA代表の出場経験がある。FM的には足元のあるセンターバックという感じ。ペップが好きそうなタイプだ。この選手も欠点は無く、全てがそこそこ高い感じ。この年齢で集中力15で冷静さも16という落ち着きっぷりは恐ろしい。層の厚いマンチェスター・シティではなかなか試合に出れないので、出場機会を求めて今年限りでチームを出ていくとの噂。
7位 ウィリアン・サリバ
2019年に移籍金約38億円でサンテティエンヌからアーセナルへ移籍をしたサリバ。2002年にネスタがラツィオからミランへ移籍したときの移籍金と同額だが、近頃の移籍金の高騰っぷりは凄い。2018-19シーズンの後半から弱冠17歳でフランス1部のサンテティエンヌのレギュラーとして活躍しており、昨シーズンもサンテティエンヌにレンタルバックをしていた。去年は怪我を2回ほどして長期離脱をしていたのが気になる。FMの能力的には欠点がなくバランスの良いセンターバックといった感じ。最近の若手の選手は完成度の高い選手が多い気がする。代表はフランスのU20でプレイをしている。
6位 ガブリエウ・マルティネッリ
2019年にブラジルの4部からアーセナルへ移籍をして周囲を驚かせたが、加入1年目から活躍をしたのは更に驚きだ。アーセナルのスカウトの凄さを感じる。代表はU23に参加をしている。
5位 ブノワ・バディアシル
モナコのユース出身で、一昨年からトップチームのスタメンで出場をしているバディアシル。代表ではフランスのU21に参加をしており、7位のサリバはベンチである一方、バディアシルはスタメンで出場をしていて序列は上みたいだ。FMでの能力は欠点がなく総合的に能力がそこそこという感じだが、ジャンプ到達点はずば抜けていて、空中戦はとても強い。
4位 久保建英
日本の将来を背負うと言っても過言ではない久保建英は4位で登場。バルセロナのカンテラで育ち、途中で日本のFC東京に戻ったが、18歳になると今度はバルセロナのライバルであるレアル・マドリードへ加入をして周囲をおどろかせた。現在はビジャレアルへレンタル移籍をしていて経験を積んでいる。代表では既に日本のA代表に10試合以上の出場をしている。FMの能力は、若手特有のスピードで勝負をするようなタイプではなく、テクニックと頭の良さで勝負をするようなベテランのようなタイプ。
3位 ブカヨ・サカ
アーセナルの下部組織で育ち、昨年トップチームでデビューとともにスタメンに定着をしたサカ。代表も既にA代表に出場をしている。FMの能力としては足の速さと運動量が武器と言う感じ。攻撃の能力は全体的にそこそこ高いレベルでまとまっていて、守備も前線の選手にしてはそこそこ高い。集中力が9と少しプレイの安定感に欠けるところがあり、そこに少し若さを感じる。
2位 ロドリゴ
2019年にサントスからレアル・マドリードへ移籍金58億円で移籍をしたロドリゴ。移籍前のサントス時代に17歳ですでにレギュラーで活躍をしていた。代表も既にA代表にデビューをしている。本人がネイマールをお手本にしていると言っているだけあってか、FMでもネイマールと似て、ドリブルが上手くて、得点能力のある選手といった感じ。チームワークと運動量の低さが気になるところ。
1位 メイソン・グリーンウッド
2001年生まれの選手の中で市場価値が一番高い選手はマンチェスター・ユナイテッドのグリーンウッド選手でした。マンチェスター・ユナイテッド一筋で、去年はトップチームに31試合の出場をしていて、A代表にも出場をしています。FMでの能力は足が速くてシュートが上手いフォワードという感じ。
というわけで、1位はマンチェスター・ユナイテッドのグリーンウッドでしたが、トップ10の内でプレミアリーグの選手が6人となりました。近頃はイングランドの育成がうまく行っているのか、優秀な若手が多く出ている気がしますし、一番資金力のあるリーグでもあるので、海外から優秀な若手を獲得できるからこのような結果になったのでしょう。クラブで見るとアーセナルの選手が3人おり、ちょうどクラブが過渡期なのもあるかもしれませんが、若手の選手の獲得に積極であったり、マルティネッリの場合はスカウトの能力が優れていたという感じで、また自前のユースの選手の育成力も目立ちます。
国籍で見るとフランスが3人と多いですが、近頃はフランスの育成の質が高いのか、どこでもフランス人の若手が多い気がします。アジアからも久保建英とイ・ガンインがランクインしていて、これからに期待です。
悲しいことにドイツ人選手のランクインが1人もおらず、少し前までは育成といえばドイツだった気がしたのですが、サッカー界は戦術の発展が早いだけではなく、同様に育成の発展も早いようで、育成の質が高い国の入れ替わりも早いようです。最近ではブンデスリーガでも若手のドイツ人選手の出場機会がフランス人に奪われつつあるそうです。また、ブラジルからは2人がランクインをしている一方で、アルゼンチンも同様にランクインが無く、若手の育成がうまく行っていないのかもしれません。
バルセロナのユースから久保建英とガルシアの2人がランクインをしていて、バルセロナのカンテラのレベルの高さを感じる一方で、最近育成が上手く行っている気がするアヤックスからのランクインが無いのが意外です。
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