2012年7月26日、ロンドン・オリンピックで日本代表がスペイン代表からまさかの大金星を獲得した。それからしばらくたったが、当時のスペイン代表を現在確認してみると結構豪華なので見ていきたいと思う。
ダビド・デヘア
ちょうどマンチェスター・ユナイテッド1年目の終わり頃。22歳でマンチェスター・ユナイテッドの正ゴールキーパーを務めるのは凄すぎでは。
イニゴ・マルティネス
当時はレアル・ソシエダに所属をしていたが、このときは既にレギュラーだった。その後はA代表も経験し、現在はバスク人縛りのクラブのアスレティック・ビルバオに所属をしている。
ジョルディ・アルバ
オリンピック直前に、レギュラーとして活躍をしていたバレンシアからユース時代を過ごしたバルセロナへ移籍をしたジョルディ・アルバ。それからはバルセロナで長く活躍をしており、A代表としても70試合の出場をしている。
マルティン・モントヤ
左サイドバックのジョルディ・アルバと同じくバルセロナのユース出身だが、モントーヤはオリンピック時点ではまだバルセロナに所属していた。その後はA代表に召集をされることもあったが出場はない。クラブは2016年にバルセロナを出た後に、バレンシアやイングランドのブライトンに所属した後に、現在はスペインに戻ってベティスに所属をしている。
ハビ・マルティネス
オーバーエイジとしてオリンピックに参加をしたハビ・マルティネス。オリンピック前まではアスレティック・ビルバオ、オリンピック直後にバイエルンへ移籍をした。時には足元のあるセンターバック、時には守備力のある守備的ミッドフィルダーとして活躍をした。A代表としても18試合の出場をしている。
コケ
アトレティコ・マドリード一筋のコケ。ちょうどこの年あたりからスタメンとして活躍をし始めた時期だ。
イスコ
バレンシアのユース出身のイスコだが、カタールの富豪がオーナーになったばかりのマラガへオリンピックの前年に移籍をした。その後はレアル・マドリッドへ移籍をして、A代表にも38試合の出場をしている。
フアン・マタ
オーバーエイジとしてオリンピックに参加をしたマタ。当時はチェルシーへの移籍1年目だった。その前は元々はレアル・マドリードの下部組織出身で、チェルシーの前はバレンシアに所属をしていた。2014年からは現在に至るまでマンチェスター・ユナイテッドに所属をしていて、A代表には41試合もの出場をしている。
ロドリゴ
ブラジル出身ではあるが10代の前半でスペインへ移住をして、セルタからレアル・マドリードの下部組織で成長をしたロドリゴ。オリンピック当時はベンフィカに所属をしてスタメンとして活躍をしていた。現在はプレミアリーグへ戻ってきたリーズに所属をしていて、スペインのA代表にも20試合以上の出場をしている。
アドリアン
オーバーエイジとしてオリンピックに参加をしたアドリアン。当時はアトレティコ・マドリードに所属をしており、A代表としても出場をしていた。その後はポルト、ビジャレアル。ディポルティーボ、オサスナとイベリア半島を転々としている。
ディエゴ・マリーニョ
当時はビジャレアルのBチームで正ゴールキーパーを務めていた。とはいってもBチームはスペイン2部に参加をしていたので、まぁ2部のクラブで正ゴールキーパーといった感じか。その後はビジャレアルのトップチームで数試合の出場をした後に、バジャリード、レバンテ、ヒホンでプレイをしている。
セサル・アスピリクエタ
当時はマルセイユでプレイ、オリンピック直後にはチェルシーへ移籍をして現在までプレイをしている。A代表としても20試合の出場をしている。
アルベルト・ボティア
バルセロナの下部組織で育ったが、当時はヒホンに所属をしていた。その後はセビージャ、エルチェ、ギリシャのオリンピアコスと点々をした後に、サウジアラビアに移ってアル・ヒラル、アル・ワフダに所属をしている。
イケル・ムニアイン
キャリアは一貫してバスク人のクラブのアスレティック・ビルバオで過ごしている。A代表としても2試合の出場をしている。
オリオール・ロメウ
オリンピック当時はバルセロナからチェルシーへ移籍をした1年目。その後はバレンシア、シュトゥットガルトを経て、現在はサウサンプトンに所属をしている。
アンデル・エレーラ
当時はビルバオに所属をしていて、その後はマンチェスター・ユナイテッド、パリサンジェルマンへと移籍をした。A代表としても2試合の出場をしている。
クリスティアン・テージョ
当時はバルセロナに所属をしていたが、その後はポルト、フィオレンティーナを経て、現在はベティスに所属をしている。A代表経験は1試合。
ロンドン・オリンピックに参加をした18選手のうち、アルバロ・ドミンゲスのみが既に引退をしている。ドミンゲスは背中に大きな怪我を負ってしまったせいで27歳の若さで引退を余儀なくされたようだ。
18選手のうちアルバロ・ドミンゲスも含めて14選手がA代表の経験があるので、かなり良いメンバーがそろっていた世代なのではないかと思う。
育成元クラブではバルセロナの5人(ジョルディ・アルバ、アルベルト・ボティア、オリオール・ロメウ、クリスティアン・テージョ、マルティン・モントーヤ)が最多で、アトレティコ・マドリードの3人(デ・ヘア、コケ、アルバロ・ドミンゲス)が続く。時代的にはペップがバルセロナの監督を務めており、バルセロナの全盛期といった感じか。クラブというわけではないがバスク地方のクラブ出身(オサスナ、ソシエダ、ビルバオ)の選手が4人(ハビ・マルティネス、アスピリクエタ、イニゴ・マルティネス、ムニアイン)いて、バスク地方はスペインの人口の1割もいないはずだが、育成力の高さを感じる。
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