Football Managerでメッツァーラをクリエイターとして活用する(翻訳記事)

2025年7月22日火曜日

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Football Managerの公式ブログにメッツァーラを解説する記事があったので翻訳をしました。

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https://www.footballmanager.com/the-byline/how-use-mezzala-creator-fm23

FM18で導入されて以来、メッツァーラの役割は絶大な人気を誇っている。歴史的な伝統に彩られたこの役割は、ピッチの中央でダイナミズムと創造性を発揮し、監督に大きな戦術的柔軟性を与える。

しかし、メッツァーラは中盤で様々な役割をこなすことができるものの、チームのクリエイティブな主力として意識されることはあまりない。このブログでは、Rock's End FMがマンチェスター・シティのケヴィン・デ・ブライネを使って、その認識を変え、メッツァーラを中心とした攻撃の脅威をどのように構築できるかを紹介する。

役割の進化

イタリア語の「メッツァ」(ハーフ)と「アラ」(ウイング)の合成語で、メッツァーラという言葉はもともと、セントラルMFとサイドの間のスペースでプレイする選手を指していた。

1960年代には、カテナチオの守備システムの重要な歯車として普及した。メッツァーラは、ウイングサイドのハーフスペースに入ることで、攻撃に幅を持たせ、相手のディフェンスを引き伸ばし、フォワードが活動できるスペースを作り出す役割を担っていた。

現在のFM23での解釈では、メッツァーラはダイナミックなミッドフィルダーであり、通常、中央からピッチのサイドに移動する。この意味で、メッツァーラの主な仕事は、攻撃的な選手をサポートし、得点のチャンスを作ると同時に、チームの守備をカバーすることである。

マンチェスター・シティのケヴィン・デ・ブライネほど、この万能性を発揮する選手はいない。このベルギー代表MFは、ピッチの中央でクリエイティブな力を発揮し、鋭いパスやクロスでチームメイトをサポートする能力に長けている。短いパスと長いパスの両方に精通し、ボールを出すタイミングを見極める目も鋭い。同時に、驚異的な運動量と疲れ知らずのエネルギーで、試合中に多くのプレイエリアをカバーする。

クリエイターとしてのメッツァーラ

メッツァーラがどのようにプレイするかは、そのポジションに選ぶ選手の能力と特徴、そして戦術的なフォーメーションや周囲の役割に大きく左右される。

例えば、【※】プレスをマスターする(Football Manager)(翻訳記事) ハイプレスに対応し、ミドルシュートのために遅れてボックス内に到達するダイナミックなランナーを起用することもできる。あるいは、ファイナルサードでポゼッションを回復するオプションを提供する落ち着いたパサーを採用し、ウイングや突進力のあるウイングバックとワンツーでプレイすることもできる。

私が好むオプションは、彼らをチームのプレイメーカーとして起用することである。

メッツァーラが効果的なプレイメーカーとなるためには、ディフェンスを振り切るパスを出せる、優れたボールコントロール能力を持った選手が必要だ。また、そのようなプレイをするためのインテリジェンスと敏捷性を備えた選手も必要で、そのためには敏捷性、予測力、バランス、冷静さ、判断力、ひらめき、視野の広さも欠かせない。最後に、オフザボール、チームワーク、運動量といった能力を駆使してスペースを見つけ、隙を作るチームプレーヤーとなる選手が必要だ。

前述したように、これらの条件を誰よりも満たしている選手は、マンチェスター・シティのケヴィン・デ・ブライネだ。

デ・ブライネがチームのクリエイティブな心臓のようなポジションにいる以上、彼の能力を最大限に生かすためのチーム作りが不可欠だ。

何よりもまず、他の選手にプレイメイキングを任せないようにしなければならない。どのような役割でも選手本来の持ち味は発揮されるものだが、それを重視した特定の役割を使うことで、他の選手をプレイメーカーとしてマーキングすれば、そちらが優先されることになる。

その上で、彼の強靭さを発揮できるフォーメーションを考えることになる。メッツァーラは定期的にポジションから離れるので、守備の切り替えの瞬間にカバーリングできる選手が必要だ。そのため、メッツァーラを中盤のペアで起用することもできるが、一般的には3人のセットアップで起用したほうがいい。

メッツァーラの周りには、私がパートナーと呼ぶ選手とオプションと呼ぶ選手を何人か配置したい。パートナーとは、近くのスペースに位置して、プレッシャーがかかっているときやビルドアップの局面でのワンツーにパスのオプションを提供する選手のことで、ディープライイングFW、カットインするインバーテッドウイング、【※】センターバックを理解する(Football Manager)(翻訳記事) 前に顔を出すボールプレイイングDFなどをイメージしてほしい。

一方、オプションは、ランや広いスペースを突いてプレイメイキングのチャンスを提供する選手だ。ウイングが相手をワイドに広げたり、ストライカーが最後のディフェンダーの横についたり、ウイングバックが深く走り込んだりする。

この記事でマンチェスター・シティを例に挙げると、もちろんデ・ブライネをメッツァーラとして戦術の中心に据えている。パートナーとしては、メッツァーラの動きを常にサポートしカバーできるように、イルカイ・ギュンドアンをカリレロとして選んだ。

また、フィル・フォーデンをインバーテッドウイングとして起用し、デ・ブルイネと頻繁に交錯することで、サイドでの素早いポゼッションチェンジを可能にする。ロドリはメッツァーラの突進をカバーするだけでなく、ポゼッションを回復するオプションでもある。

オプションとしては、ベルナルド・シウバがウイングバックとしての役割を新たに見いだし、深い位置への飛び出しとデ・ブルイネのために相手を引き伸ばすオプションを提供する。また、ジャック・グリーリッシュは右サイドで攻撃的なタスクをこなし、彼の背後には守備的なカバーがつく。

最後に、アーリング・ハーランド。このノルウェー人の並外れた能力は、パートナーとしてもオプションとしても機能する。サポートのコンプリートFWとしてポジショニングすれば、少し深い位置まで下がり、マークしているディフェンダーを引きずり出し、メッツァーラに短いパスのオプションを提供することができる。また、状況によっては、彼を攻撃の先鋒にするために、彼を攻撃タスクのコンプリートFWに変えることもできる。

もし、3-5-2のような3バックのフォーメーションに変更するのであれば、こうしたパートナーやオプションの探し方も変わってくるだろう。シルバを左サイドの攻撃的なウイングバックとして起用する考えは変わらないが、右サイドにはジャック・グリーリッシュがいない。この場合、フィル・フォーデンを右のディープライイングFWに変更し、ハーランドをさらに押し上げることができる。同様に、セントラルDFが1人増えたことで、ギュンドアンとロドリにももう少し自由度が増す。後述するように、ギュンドアンを攻撃のセントラルMFに設定し、ロドリをサポートのタスクに変更した。

最後に、私たちが選んだチーム編成について考えてみよう。もちろん、メッツァーラをプレイメーカーとして起用すると、中央でボールを進める素早いパスワークのチームにすることだ。この例では、パスの長さを短くし、ピッチの中央でプレイすることをチームに求めている。

メッツァーラをよりダイナミックなランナーとして使いたいのであれば、よりダイレクトなスタイルに変えたほうがいいだろう。同様に、よりスローで、より慎重なビルドアップのアプローチなら、ドリブル能力で堅い守備に風穴を開けられるメッツァーラが有利だ。

デ・ブライネを中心とするシステムでは、彼をサポートタスクで起用した。これは、デ・ブライネにチームの他の選手と同じスピードで動いてもらい、リスクの高い判断力をあまり求めないためだ。プレイ中にメッツァーラのパスに創造性が足りないと感じたなら、「ロングパスを多め」や「もっとリスクを負え」という個人指示を追加することもできる。

素早く鋭いパスが持ち味のチームにとって、デ・ブライネが数年間ペップ・グアルディオラにとってそうであったように、メッツァーラはとてつもないプレイメーカーになり得る。ここで紹介したことを参考に、FMで最も汎用性の高い役割のひとつを最大限に活用して、チームの攻撃を刷新してほしい。

良い監督業を

Rock’s End FM

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プロフィール

サッカー監督シミュレーションゲームのFootballer Managerに関する動画やサイトを作っている人です。 かれこれFM2013からやっているけど、永遠の初心者。 好きなサッカークラブはイングランドのニューカッスル・ユナイテッド。 当ブログではプレイしているゲームについての...

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