チームのスカッド構成のときに考えること(Football Manager)

今回はFootball Managerでスカッドを組む(選手層やトップチームの人数を考える)ときに個人的に考えていることを書いてみました。

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スタメン

個人的に一番大事だと思うのは、得点や失点に直結をするフォワード、センターバック、キーパーあたりか。たとえ他のポジションのクオリティが高くても、ここのポジションの質が低いと、決定機を台無しにしてしまったり、つまらないミスから失点につながって試合を落としてしまう事があると思う。特に弱いチームであればビルドアップなんて出来たものではないので、脚が速くて決定力のあるフォワードによるカウンターに頼ることが多くなる気がする。

続いて大事になるのは中央に位置するミッドフィルダーか。戦術にもよると思うが、個人的な優先度は、攻守でプレイに関与する頻度の多さ順で、セントラルMF、守備的MF、攻撃的MFが大事になるかと思う。前述のフォワード、センターバック、キーパーに加えて、これらのミッドフィルダーと、センターラインにある程度のクオリティのある選手を揃えることができれば、ある程度まともに戦えるようになると思う。

残るはウイングとサイドバックになると思うが、この2つのポジションを比較すると、どちらかといえばウイングが大事になるか。現代の守備戦術が発達をしたサッカーでは、中央から崩すのは容易なことではないので、サイドからチャンスを狙うことが増えているので、攻撃時にウイングの重要性は高くなっていると思う。ウイングは守備の面でもサイドの大事なファーストディフェンダーという側面も持っていて、守備も頑張れる選手を配置しておくと、守備が安定するだけではなく、高い位置でボールを奪うことで、得点に繋がりやすいカウンターのチャンスも作ることが出来る。

最後に残ったのはサイドバックで、中位や下位のレベルのクラブであればそこまで力を入れる必要はなく、無難な選手を置いておけば良い気がする。一方で上位のクラブになると、多くのポジションで優秀な選手が揃っているのは当たり前なので、違いを作れるポジションとして重要性があると思う。上位のクラブからすると相手のクラブは守備を固めてくることが多いと思うので、そこを崩すために厚みのある攻撃をする必要があり、攻撃に参加ができるクオリティの高いサイドバックが必要になるかと思う。

以上、スタメン選手のポジション別に優先順位を考えてみたが、優先順位が高い選手ばかりに投資をして、優先順位の低い選手のレベルが低いままにしておくような極端なスタメンの組み方は個人的にはあまりよろしくないと思っている。サッカーはチームスポーツで、どこかに大きな弱点があれば、攻めるときはそこで攻撃が詰まってしまったり、守るときはそこを突かれて失点をしてしまう事があると思う。

スタメンはできれば長い時間優秀な能力を発揮してほしいので、試合の中でどれだけ最後まで精神的に頑張れるかの勝利意欲、肉体的に頑張れるかのスタミナ、試合と試合の間の回復の早さの健康さ、裏パラメータだが負傷しやすさが高かったり、繰り返しの怪我を持っていたり、同じく裏パラメータだが試合ごとにどれだけパフォーマンスを発揮できるかの安定感に問題がある選手はなるべく取りたくないところだが、全てが優れている選手はなかなかいなかったり、いなとしても価値がとても高いので、難しいところ。

控え

スタメンは11人いるので、できれば最低でもそれぞれのポジションで1人ずつ控えの選手が欲しいところ。特に、週2試合以上が少なくない、試合数が多いクラブの場合は、選手の疲れが溜まりやすいのでローテーションをする必要があるし、怪我人も出やすいので、11人揃えることは重要だし、欲を言えば選手登録が許すのであれば、もう少し多めの選手がほしいところだが、出場機会が少ない選手の不満の管理が面倒になったり、出場機会が多い選手への資金投資が減ってしまうという問題もある。ゴールキーパーは特殊なポジションなので3人いても良いかもしれないが、トップチームではなく3番手はリザーブの選手でも良いかもしれない。基本的にトップチームのスカッドのサイズは22人か23人あたりになるかと思う。

予算的に11人の控えをそろえるのが厳しかったりすれば、複数のポジションをこなせるポリバレントな選手を用意して人数を削ると良いかもしれない。予算に関係なくポリバレントな選手がいれば、数に限りのあるベンチの数に余裕が出来るので嬉しかったりはする。ウイングとフォワードが出来る前線の選手、守備的MF、セントラルMF、攻撃的MFと真ん中のMFは何でもこなせて、能力も攻守ともにそつなくこなせる選手、センターバックもサイドバックもこなせる選手あたりで、スタメンと比較をしても大きな差がない選手がいると、いざといったときにとても助かる。

控えの選手のスタイルとしては、様々な考え方があると思う。スタメンの選手と同じタイプの選手を用意しておいて、スタメンの選手が怪我をしたときや、疲れているときに代役を務めるパターンもあれば、試合の終盤にリードをしたり同点に追いつくために投入をする攻撃力があったり足が速い選手もいれば、逆にスコアをキープするために投入をする守備に自信がある選手をベンチに配置しておくこともあるかと思う。

控えの選手の年齢層は、控えでも出場機会が多い選手であれば出来れば若手を用意しておきたく、出場機会を糧に成長をして、スタメンを売却して現金化を狙えるようにしたいところ。大陸大会にも出ていて試合数が多いようなクラブは、控えの選手は基本的に若手で揃えても良いかもしれない。逆に若手の選手は出場機会をもとに成長するので、あまり試合に出せなさそうな場合は、試合に出れそうなクラブにレンタルに出してしまうと良いと思う。そこまで出場機会が望めなさそうなところは、中堅以上の年齢でコスパが良い選手をそろえておくと良さそう。こういった中堅以上のコスパが良い選手は、フリー移籍、移籍リストに載っている選手、降格していくクラブの選手などあたりを探すと良い気がする。

外国人枠やホームグロウンなど、選手登録に制限のある場合は、スタメンになるべく優秀な人材を起きたいので、控えには外国人枠ではない選手や、ホームグロウンまたはホームグロウンになる可能性がある選手、場合によっては選手登録をしなくても出場ができる若手などを置いておきたいところ。特に、控えのGKは出場機会が少ないと思うので、非外国選手や、ホームグロウンにしておきたいところ。

戦術にもよるが、ミッドフィルダー、センターバック、場合によってはフォワードなど、スタメンが2人以上いるようなポジションは、基本的には控えも複数用意することになるかもしれないが、その場合、例えば控えを2人用意する場合であれば、どちらも同じくらいのレベルの選手を取るのではなく、どちらかを優秀でより給料が高い選手にしておけば、スタメンの選手が使えないといういざという時に、チームのレベルをそこまで下げなくても済むことになるかと思う。お金がない場合は、控えは1人だけにしても良いかもしれないし、例えば3バックの場合は、控えのセンターバックを3人用意しても、6番手のセンターバックはほとんど出場機会がないと思うので、バックアップは2人でも良いかもしれない。

スタメンの所で話をした、勝利意欲、スタミナ、健康さ、負傷しやすさ、怪我の経歴、安定感などで問題がある選手の控えには、優秀な選手を用意しておくと良い。