先に念のために言っておきますが、チェルシーが嫌いとかそういうわけではありません。単純に興味本位でやった検証です。
2019年にチェルシーが18歳以下の選手に関する移籍条項に違反したとしてFIFAから移籍禁止処分を受けて、1シーズン補強ができないことがあったと思います。しかし、移籍禁止ということで例年だとレンタルで修行をさせていた若手選手をトップチームに抜擢したところ、メイソン・マウント、タミー・エイブラハム、リース・ジェームズ、フィカヨ・トモリといったユース出身の選手がブレイクをしました。
というわけで、チェルシーをもっと移籍禁止にしたら、優秀な若手選手がもっと沢山輩出されるのではないかと思ったので、サッカー監督ゲームFootball Manager 2022でチェルシーを2100年まで移籍禁止にして検証をしてみることにしました。
FM22がどんなゲームか知らない人はこちらの記事を見て欲しいです(真面目な記事も書いています)。
ちなみに真面目にチェルシーでプレイをしている記事もあるので、よろしければそちらもご覧ください。
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1年目
というわけで、今回用意したチェルシーはこの通り。
2100年9月3日まで移籍禁止となっている。
補強が出来ないとなるとチーム編成の方針も変わると思うので、レンタルで放出をしていた選手は戻してあげておいた。
今回の企画で、以前のマウントなどのように期待ができそうな若手選手たちを見てみるとこのあたりか。
まずはコナー・ギャラガー選手。昨シーズンはプレミアリーグのWBA、今シーズンもプレミアリーグのクリスタル・パレスにレンタルされて頑張っており、2021年11月14日にはイングランド代表にも招集されている。
続いてビリー・ギルモア選手。20歳と若いが優秀なプレイメイカーで、現実ではノリッジにレンタルをされている。スコットランド代表にも既に選ばれている。
最後にイーサン・アンパドゥ選手。昨シーズンはプレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッド、今季はセリエAのヴェネチアにレンタルをされている。20歳と若いのだが、既にウェールズのA代表で30試合以上の出場がある。
そして1年目のプレミアリーグの成績はこの通り。
チェルシーは2位だったが、優勝をしたマンチェスター・シティと勝ち点差が1の接戦だった。
今季のチェルシーで戦ったメンバーはこの通り。
やはりまだ1年目なので大きな変化はなく、変わらないメンバーが試合に出ていた感じ。本来はクリスタル・パレスにレンタルで出ているギャラガーが途中出場で試合に出ていたくらいか。
ちなみに今季、マラング・サールを放出している。
23歳と若手のセンターバックなので、今後必要になっていくと思うのだが…
2年目
出ていったラーマン、バークリーあたりは出場機会があまりないと思うので良いとして、バカヨコも悪い選手ではないのだが、中盤は選手層が厚いので押し出されてしまった感じか。
27歳のクリステンセンを放出しているが、同じセンターバックのチアゴ・シウバは超ベテランで、リュディガーも30歳と歳上なのだが大丈夫なのだろうか。
そしてリーグ戦の成績はこの通り。
今季は6位でCLの出場権を獲得できなかった。
成績不振でトゥヘル監督が解任になっていて、新しい監督にはジダンが就任をしていた。
現実ではレアル・マドリードの監督を退任した後に様々なクラブから監督の就任のオファーを貰っているが、カタールW杯後にフランス代表監督になることを狙っているので全て断っているらしいのだが、FMの世界では結構節操なくどこの監督にでも就任をしたりする。
リーグ戦の成績は微妙だった一方で、CLはなんと優勝をしている。CLでのジダン監督は強すぎではないか?
これでジダンは4回目のCL優勝という快挙を達成していて、監督としてのCL優勝経験回数が単独で1位となっている。
今季のチェルシーで戦っていたメンバーはこの通り。
監督が変わったのでフォーメーションが5-4-1から4-3-3に変わっている。今季もまだ選手にあまり変わりはなく、変わった点といえばギルモアが途中出場がメインだが15試合ほどリーグ戦に出場をしていたくらいか。
3年目
今季からオーナーがアブラモビッチから、アメリカ人実業家で現実ではミルウォールの会長のジョン・ベリルソンに変わっている。アブラモビッチも、今まで大好きだった大金で選手を獲得してくることができなくなってしまったので、つまらなくなってしまったのだろうか。
センターバックのチアゴ・シウバが引退をしてしまったのと、バチュアイ、ムヤンバ、バローが退団をした。
ムヤンバとバローはリザーブにいた選手なのだが、詳細を見るとこの通り。
プレミアリーグでスタメンでやっていくには少し厳しいレベルの選手かもしれないが、若い選手なので、補強ができないため今後に選手層に不安があるので、放出しても良いのかという気もする。
今季のリーグ戦の成績はこの通り。
4位となっていて、今季はCLの出場権の獲得ができた。
今季のメンバーはこの通り。
センターバックでチアゴ・シウバが引退をしたりクリステンセンが退団をしているので、若手が多く出場をしていて、チャロバー弟やアンパドゥが試合に出ていたようだ。
他には今季このような若手選手がトップチームで31試合の出場をしている。
ヘンリー・ローレンスという選手なのだが、右サイドバックをメインに色々なポジションができるところはリース・ジェームズ感がするが、それ以上にポリバレントな感じ。
4年目
今季はなんとギャラガーが退団をした。
今後のチェルシーの中盤はギャラガーとギルモアが背負っていくと思っていたので驚きだ。
そんなチェルシーの今季の順位は4位。
補強をしていない割には善戦をしていて、さすがジダン監督という感じだ。
そしてなんとCLも優勝をしていて、ジダン監督のチェルシーでは2回目だ。流石に凄すぎでは??
今季戦ったメンバーはこの通り。
気がついたらいつの間にか左サイドバックのマルコス・アロンソが退団をしていて、去年からトップチームで試合に出ていたローレンスが左サイドバックのスタメンに入っていた。
補強をせずに4シーズン目となったが、アスピリクエタが35歳、カンテが34歳、ジョルジーニョとメンディが33歳、リュディガー、ツィエク、ルカクが32歳、コバチッチが31歳とチームの高齢化が進んでいる。
チェルシーは30歳以上とは複数年の契約を結ばないなど、高齢の選手に厳しいことで有名だが、補強ができないとなるとさすがに様相が変わっている。
5年目
現実ではサウサンプトンにレンタル移籍をしていて、記事を書いている現時点では18試合で5得点とそこそこな活躍をしている。高齢になってしまったルカクの後に必要になる選手なきもするのだが。
今季の成績はこの通り。
6位となってCLの出場権を獲得できなかった。
CLの出場権を獲得できないと監督がクビになるようで、ジダン監督の後任はこの人。
まさかのシメオネ監督だ。現実では長い間アトレティコ・マドリードに忠誠を誓っている監督だが、FMだとあっさり裏切って他のクラブの監督になることがよくある。
今季戦ったメンバーはこの通り。
監督が変わったのでフォーメーションが変わっているのだが、ボックス型の5-4-1と少し珍しい感じになっている。昨シーズンの左サイドバックは若手のローレンスがメインの器用だったが、今季はベテランのチルウェルだったようだ。
6年目
せっかくトップチームに定着を仕掛けていた若手で、しかも色々なポジションが出来て使い勝手の良い選手を手放すことになった。
そしてもう1人、まさかのギルモアを放出している。
カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチがいなくなった後はどうするのだろう。
今季のプレミアリーグの成績はこの通り。
6位でCLの出場権を逃している。となるとやっぱり監督が変わっていて、次の監督はなんとこの人。
グアルディオラだ。マンチェスター・シティをやめた後にユベントスを経由して、チェルシーの監督に来たようだ。
今季のチェルシーで戦ったメンバーはこの通り。
今季からついにアンパドゥがセンターバックのレギュラーになっている。
控えにはアーサー・デイヴィーという見慣れない名前の選手がいるが、この通り若手の生成選手となっている。
21歳にしてはかなり優秀な選手で、攻撃時の位置取りが良くて、シャドーストライカーっぽい能力をしているが、決定力が低くてシュートが残念という可愛さも持っている。
7年目
今季でついにアスピリクエタが退団をしている。
38歳と非常に年齢が高く、さすがにそろそろフィジカルが限界か。もともとフィジカルが優秀だったり、テクニックがある選手ではなかったが、守備のメンタル系の能力が全般的に高くて、サッカーに対する理解力が非常に優れているというタイプの選手で、守備版のミュラーという感じか。
今シーズンの成績はこの通り。
7位だったのだが、順位の横を見るとCL出場のマークが付いている。
というわけで、参加をしていたヨーロッパリーグの成績を見ると優勝をはたしていて、これでCLの出場権を獲得していた。リーグ戦の成績は良くなかったが、ヨーロッパリーグのおかげでグアルディオラ監督の首の皮がなんとかつながった感じか。
今期の戦ったメンバーはこの通り。
センターバックがアンパドゥとチャロバー弟になっていて、センターバックの世代交代が完了をしている。
そして気になるのは守備的ミッドフィルダーがマウントになっているところ。
もともとマウントはそこまで守備的ミッドフィルダーの適性はなかったのだがメインポジションと同じようにプレイできる天性まで育っている。ジョルジーニョが衰えているのもあるが、カンテをまだスタメンで使っているので、カンテを守備的ミッドフィルダーで使えば良い気もするのだが、グアルディオラがそうしているので、なにか考えがあってのことなのだろう。
控えにザイン・シルコット=デュベリーという新しい名前が見えたので能力を見るとこの通り。
サイドならどこでもできる足の速い選手という感じ。189cm80kgという巨体でこのスピードで走れるのは凄いと思うが、フィジカル以外の能力がかなり残念で、いよいよチームの選手層が怪しくなってきたのがわかる。
8年目
今季はカンテとジョルジーニョが引退をして、コバチッチとツィエクが退団をしている。カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチは3人で素晴らしい中盤を形成していたが、3人とも同時にチェルシーからいなくなることになった。桃園の誓いでもしていたのだろうか。本家の桃園の誓いはバラバラに話から退場をしたが。
今シーズンの成績はこの通り。
今季もギリギリ大陸大会の出場圏内の7位だった。今季はCLで優勝をしたとかはないので、来季はカンファレンスリーグへの出場となる。これでもグアルディオラ監督は解任になっておらず、クラブに求められる成績の水準が下がってきている。
今季戦ったメンバーはこの通り。
ミッドフィルダーのロビー・シェールギルは少し優秀だが、他の選手は全くプレミアリーグで戦えるレベルではなく、この選手層でプレミアリーグで7位に入ることが出来たグアルディオラはさすがという感じがする。
9年目
今季は去年まで正GKをつとめていたメンディが引退をした。
そしてルカクもついにチェルシーを去ってしまった。現実ではチェルシーに復帰して早々にインテルに心の底から帰りたいなどと言っていたが、この世界では9シーズンもチェルシーに在籍をすることになった。
ルカクを放出したにもかかわらず、チェルシーは同じタイミングで優秀な若手FWを放出するという謎な動きを見せている。このレベルの選手であれば、ルカクの後にスタメンになる気がするのだが…
今季のリーグ戦の成績はこの通り。
なんと16位と大きく順位を下げた。やはりエースストライカーと正GKの退団はデカかったか。
にもかかわらずなぜかヨーロッパリーグの出場権を得ていて、なんでだろうと思ってカンファレンスリーグの成績を見たらこの通り。
なんと優勝をしていた。決勝はスコットランドのレンジャーズが相手で、同じイギリスを構成する地域同士の戦いだったので盛り上がったのではないか。
ちなみに、成績不振でやはり監督は変わっていて、ドルトムントのマルコ・ローゼが新しい監督になっていた。
今季のメンバーはこの通り。
監督が変わってフォーメーションも4-3-1-2になっている。今季ルカクと若手のFWが抜けたこともあって、2トップがハフェルツとハドソン=オドイと無理矢理な感じになっている。更に選手の年齢を見ると、開始から9年も経っていることもあって、最初は若手だったリース・ジェームズ、チャロバー弟、ハフェルツの3人が30歳になってしまった。
ミッドフィルダーには去年からスタメンに定着をしているデイヴィーと、今季からシェールギルもスタメンに入っていて、若手の2人が頑張っている。ちなみにデイヴィーがかなり優秀に成長をしていてこの通りになっている。
イングランド代表にも選出をされていて、背番号も10番を背負っている。
キーパーはメンディが引退をしたので新しくアンドレ・リンジィが正GKになっている。
能力を見るとそこそこで、まぁ悪くない世代交代をしたのかと思う。U21イングランド代表の出場数が25とかなり多く、エリートコースを歩んできた感じか。
その他には控えにも優秀なミッドフィルダーが2人ほどいる。スタメンになっているデイヴィーとシェールギルといい、ミッドフィルダーはかなり豊作のようだ。
あとセンターバックにも1人悪くない選手がいて、アンパドゥとチャロバーの次の世代も安泰かもしれない。
10年目
今季の成績はこの通り。
15位で、去年のように大陸大会で奇跡を起こす事はできず、大陸大会の出場権を得ることが出来なかった。17位のギリギリ残留のウルブスが去年のチェルシーと同じくカンファレンスリーグで優勝をしてヨーロッパリーグの出場権を得ていたりする。どうやらこの世界ではよくあることのようだ。
成績が悪かったのでまた監督が変わっていて、次はまさかのこの人。
ランパード第2政権が爆誕していた。やはりチェルシーが困ったときはこの人なのか。以前にチェルシーを退団した後はブライトンで5シーズンほど監督を務めた後に、イングランド代表監督のマンチーニが急にレアル・マドリード引き抜かれたのでその後釜として代表監督に就任をしてユーロでベスト8になった後に退任。続いてマンチェスター・ユナイテッドの監督を2年ほど勤めるが、成績不振で解任になって、フリーになっていたところ、チェルシーの監督の声がかかったようだ。
チームのトップ画面を見ると、監督がランパード、キャプテンがリース・ジェームズ、副キャプテンがアンパドゥという、なにか微笑ましい感じになっている。
今期を戦ったメンバーはこの通り。
今季からフォーメーションが4-2-3-1となっている。引き続きフォワードをやっているハフェルツを見るとシーズンで30得点も上げていて、完全に本職となっている。
チルウェルが抜けた左サイドバックには、去年からトップチームの試合に出場をし始めた、本職がセンターバックだが左サイドバックもできるマー・サミーが入っている。
そして右ウイングでは新しい若手選手のオリー・ティビーがプレイをしている。
テクニックがあってドリブルが得意だったり、視野もかなり優れていて、バランスが高くてプレミアリーグの選手っぽい、かなり良い選手に見える。
11年目
せっかくここまで優秀に育って、イングランド代表にも選出をされているのに、かなり謎な放出だ。
そして今季の成績はこの通り。
11位という結果で、今季は余裕を持って残留をすることが出来た。
そしてウルブスがリーグ戦は17位だが去年に引き続き大陸大会のヨーロッパリーグで優勝をして、CLの出場権を獲得するという変態なことをしている。
今季のメンバーはこの通り。
中盤は一昨年辺りからトップチームで出場機会を得ていたアサンテがレギュラーになっていたようだ。そして正GKのリンジーが抜けたキーパーなのだが、今季からはミック・ワトソンがプレイをしている。
どう見てもプレミアリーグでプレイをできるレベルではなくて、よくリンジーを放出したナーという感じ。プレミアリーグでの試合の平均評価点は6.21となっていて、だいたい普通は6.7-6.8あたりで、7.0以上だと良くて、6.6あたりだと悪いという感じで、あまりにも悪いと普通はスタメンにも選ばれないので6.21というのは異常に低い結果だ。
他のスタッツにもヤバさが現れている。
失点数が、失点数の期待値より21点も多い結果となっている。つまり普通のキーパーなら防げた21点分のゴールが決まってしまったという感じか。
12年目
今季もせっかくいい感じに育ったサミーを出荷することになった。去年のキーパーのリンジーといい、ワトフォードに良い選手を放出しているのだが、ワトフォードになにか弱みでも握られているのだろうか。
そして34歳になったプリシッチも今季限りで退団をしていて、いよいよ初期からスタメンとして活躍をしていた選手が少なくなってきた。
今季の成績はこの通り。
16位で今季もなんとか残留という結果だった。そしてなんと、監督のランパードが今季限りで辞任をしている。解任ではなく辞任で、自らチームを辞めた形で、どこかの監督になるためというわけでもなくフリーとなっている。
ちなみに昨シーズンにリーグ戦17位でギリギリ残留だったのにヨーロッパリーグで優勝をしてCLの出場権を得ていたウルブスのCLの成績はこの通り。
なんとユベントス、マルセイユ、ゼニトというそこそこ厳しいグループリーグを無敗で首位通過して、決勝トーナメントの初戦はシャフタール・ドネツクに勝って、準々決勝もバレンシアというクジ運の良さを見せたのだが、残念ながら敗退をしてしまい、3シーズン連続で大陸大会を優勝して大陸大会の出場権を得るということは出来なかった。
今季戦ったメンバーはこの通り。
サミーがいなくなった左サイドバックにファビオ・バラタが入っている。名前がイギリスっぽくないので国籍を見てみたら、第2国籍にポルトガルがあった。さらに生まれはオーストラリアのようで、かなり国際的な選手だ。トップチームは補強を禁止されているようだが、ユースの方は上手くやって、よそから選手を引っ張ってきている感じがする。
本来はセンターバックの選手なのだが、左サイドバック不足の影響で無理矢理に左サイドバックをやっているようだ。いよいよサミーを放出した理由がわからない。
13年目
ランパードの辞任で空いていた監督の座だったが、新しく来た監督はこの人。
ショーン・ダイチ監督だ。現実では長らくバーンリーの監督を務めていて、バーンリーを2部から、プレミアリーグで戦えるクラブへ成長をさせた名監督である。
そして今季退団をしたのはまさかのこの選手。
ファビオ・バラタ選手だ。チルウェルが抜けた穴を埋めたサミーを謎放出して、その後を任せているバラタも悪くない感じなのに放出をするという完全に謎な編成ムーブをしている。ランパードの辞任や謎編成で、おそらく地元のファンの方々は頭がおかしくなるのではないか。
そしてもう1人重要な選手が退団をしていて、それがメイソン・マウントだ。流石に年齢が35と結構高齢ではあるが、今のチェルシーならまだまだ貴重な戦力になりそうな気がするのだが。
そしてリーグ戦の成績はこの通り。
15位と今季も残留をはたした。もともと優勝を争うようなレベルだったのだが、10年以上も補強を禁止していると、さすがにここまでおちぶれるか。
今季のチェルシーのメンバーはこんな感じ。
結構メンバーが入れ替わっていて、フォワード、左のセントラルミッドフィルダー、左のサイドミッドフィルダーにはそこそこ優秀な選手が入っている。なんだかんだ、プレミアリーグで戦える選手がユースからたくさん上がってきていて、チェルシーの育成能力の高さがうかがえる。
そしてバラタがいなくなった左サイドバックなのだが、後釜もセンターバックを無理矢理に左サイドバックにした感じのアントニオ・メレウがシーズンの前半はプレイをしていたのだが、なぜか冬にレンタルで放出をするという謎ムーブをしていた。
そしてその後には本職の左サイドバックのリカルド・テシェイラが後半戦を戦っていたようだ。チェルシーは放出やスタメンを星占いで決めているのだろうか。
そしてキーパーのワトソンがあまりにもひどかったからか正GKがボアドゥに変わっているのだが、あまりレベルに大差がなく、今季もチェルシーは失点期待値の+20の失点をしている。
14年目
そしてリース・ジェームズも退団をしてレアル・マドリードに移籍をしている。35歳のベテランだが、全く衰えず、まだまだ強い選手なのでかなりの痛手である。
そんな今季の成績はこの通り。
ついに踏ん張り切ることが出来ず、ビリになって2部へと降格となってしまった。
監督の人事を見ると、シーズンのかなり早い段階でダイチ監督が解任をされていて、後任には現在はニューカッスルの監督を務めていて、ボーンマスを4部からプレミアリーグまで押し上げた実績のあるエディー・ハウが後任となっていた。
しかしそのハウでも成績が向上せずに3月でクビになってしまい、その後は監督代行がシーズン終了まで率いていたが、最下位でフィニッシュをしたようだ。
短期間過ぎて気がついていなかったが、ランパードとダイチの間に3ヶ月ほどフィリッポ・インザーギが監督をやっていた時期があったようだ。
ちょっと監督代行をやっていたスタッフが誰だか気になったので見てみたのだが、ユース部門の責任者が代行を務めていたようだ。そして、能力が非常に高くて驚いた。例えるとグアルディオラ並に優秀な感じがする。
なんなら、このスタッフを永久に監督にしても良いのではないかと思うのだが、補強ができないチェルシーからするとユース部門の責任者のほうが重要な役職なのかもしれない。
今季戦っていたメンバーはこの通りで、去年とほぼ変わらない感じだった。
15年目
今季の2部の成績はこの通り。
12位と中位の成績になってしまった。サンダーランドのように、1年でプレミアリーグに昇格をする気満々でドキュメンタリーを撮影したらまさかの3部降格になったことと比べるとマシか。
今季戦ったメンバーはこの通り。
ハドソン=オドイは今季限りで引退のようで、元からいたメンバーだとセンターバックを守るチャロバー弟とアンパドゥだけという感じ。初期では若手だったチャロバー弟とアンパドゥもついに36歳と35歳という大ベテランになってしまっている。
16年目以降
2部に落ちてしまって、2部初年度でプレミア復帰も出来なくて、おそらく2部の沼にハマりそうだったので2100年まで一気に飛ばした結果がこの通り。
2部降格後はプレミアリーグに昇格をすることは出来ず、2070年頃まで2部と3部をさまようことになっていた。2072年に4部に落ちた以降はどんどん成績が下がって、2100年頃には5部に定着をしていた。
じつはこの2042年に第3期ランパード政権が樹立をしていて3部で優勝したのだが、次のシーズンに2部で成績不振で解任となっている。
チェルシーのユースの力であれば、1部から降格をしても、2部あたりで戦える力はあるのかと思ったが、プレミアから降格をしてしまうと収入が減ってしまったりして良いユース育成部門を保つことができず、良い選手が出てこなくてズルズルと戦力を落としてしまう結果となった感じか。
検証結果
1シーズン補強禁止にしたら良い若手がたくさん出てきたので、もっとたくさん補強禁止にしたらもっとたくさん良い若手が出てくると思ったが、これだけの長い期間続くと厳しいようだった。
2019年のときは前のシーズンにダービーでランパードと仕事をしていたマウントとトモリや、エイブラハム、リース・ジェームズといった優秀な選手がいたのでたまたま上手く行ったが、やはりあたりまえのことだが補強禁止になるとチームの戦力的に厳しいみたいだ。
なんかスポーツでパワハラ的な指導をしたら良い結果が出たけど、実際に良い結果が出た原因はその時に凄い優秀な選手がいただけみたいな話と似た感じになってしまいましたね。そんな監督に限ってその凄い選手をワシが育てたって一生語りそうだったり、成功体験で一生パワハラ指導をしそうだったり。
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