今回はサッカー監督ゲームFootball Managerで、「チームのまとまり」の悪さを親善試合をしまくって無理矢理なんとか出来ることがわかったので、その検証と副次的に考察できる負傷に関することについて書いていきたいと思います。
Twitter(@kerlon_fm)もやっているので、よろしければフォローをよろしくお願いいたします。
当ブログではFootball Managerの様々な情報を発信しているので、よろしければ他の記事も見ていってください。
FMではチームに「チームのまとまり」という値が存在していて、その値が低いとチームの連携に問題が生じて、おそらく選手のオフザボール、ポジショニング、視野などのメンタル系の様々な能力に悪い影響が出る。そして逆にこの値が高いと、メンタル系の能力に良い影響が出ると思う。
そしてこの「チームのまとまり」なのだが、チームに多くの選手が加入をすると下がり、逆にずっとほぼ同じメンバーでチームを運営していると上がったりする。なので以下のサウサンプトンみたいに、多くの選手を補強したクラブは、プレイ開始時点で低い値になっており、そのためシーズンの序盤にチームワークの不足により戦術が上手く機能しなくて、苦労をすることになってしまう。
ここからが本題なのだが、色々とプレイをしていたら、この「チームのまとまり」の値の低さを解決するのは、練習や時間ではなく、試合の数であるような気がしてきた。実際に、練習のテンプレートを参照すると、試合数が多い場合に、この値が良くなることを示している。
実際に普通のプレシーズンの日程と、試合をギチギチに詰め込んだプレシーズンで、どれだけ「チームのまとまり」に差が出るかを見てみたら以下の通りだった。
まずは、以下の画像が週に1試合程度の頻度でプレシーズンを終えた後の「チームのまとまり」となっている。目安としては、この「チームのまとまり」は、やっとこれで他のクラブのプレシーズン開始時点の水準くらいだと思う。
そして今度は以下の通りに、週3試合というペースで日程を組んでみた。すると以下の通りで、明らかに「チームのまとまり」が普通のケースより良くなっている。
というわけで、以上、プレシーズンにはたくさん親善試合を組みましょうと言いたいところなのだが、頭の良い読者の方は、もちろん「そんなにたくさん親善試合をしたら怪我人が多発してしまうのではないか」と考えると思う。
というわけで、今度は下部組織の選手を犠牲にして、トップチームの選手は休めて、下部組織の選手だけでプレシーズンを戦えば、「チームのまとまり」を上げつつ、(トップチームの)選手は怪我をしなくても済むということが実現できるのではないかと考えた。そして、それを検証した結果が以下の通り。
現実は甘くなかった。むしろ週1で普通に親善試合を回したときより悪化をしていて、おそらくトップチームの選手を試合に出場させないと「チームのまとまり」は良くならないのだろう。
ということで今度は、下部組織の選手をトップチームに昇格させて、犠牲になってもらえば良いのではないかと考えた。そして、それを検証した結果が以下の通り。
はい。トップチームに人を増やしたのが悪影響でむしろ悪化をしていますね。
というわけで、素直に元からトップチームにいたメンバーで親善試合をやりくりするしか無いようだ。そして、上記でトップチームのメンバーで多くの親善試合をこなしたケースではスタメンを固定してプレイをしていたのだが、ローテーションを多用した場合には、「チームのまとまり」の上がり方に影響があるのか気になる。そのため、1試合ごとにメンバーをフルでローテをするとどうなるか検証をした結果が以下の通り。
めでたく良い感じに「チームのまとまり」が上昇をしている。これで選手の怪我を比較的抑えることはできるだろう。
しかし、やはり過密日程気味だし、プレシーズンに怪我人が多発してしまうことは少なくない気がする。そのため、この日程でプレシーズンをやった場合に、実際にどれくらいの怪我人が出るかを見てみたいと思う。
前提知識として以下の3人の選手、スチュアート・アームストロング、スレマナ、チャレタ=カーの短所に「負傷にやや弱い」があって、怪我をしやすいというものがある。そして再発をする怪我を持っている選手はいない。
検証は、上記の週3で親善試合をする日程で、1試合ずつメンバーをフルローテーションして、これを5回繰り返した。
結果としては、シーズン開幕戦の時点で試合に出場を出来ない赤色の怪我をしていた人数は3人で、試合には出場できる黄色の怪我は1人だけとなった。つまり1回あたりの平均だと0.8人ということになる。赤色の怪我の内訳は、開幕戦時点での残り離脱期間が1-2週が2人、3-6週が1人、黄色は5日が1人だった。なんか思っていたよりかなりシーズンに響く怪我人が少なかった気がするのだが、怪我人が多発したときの印象が強く残っていたせいでプレシーズンに多く怪我人が出る気がしていただけで、実際に統計を取ってみるとそうでもないのかもしれない。とは言ってももちろん試合をしないよりリスクがあるのは間違いはない。
そして、今回考えたのは負傷だが、実際には裏パラメータの疲労にはやはり悪影響は出ていて、シーズン終盤や過密日程の時期に選手のパフォーマンスが微妙になったり、怪我人が出やすくなるという副作用もある。そのため、「チームのまとまり」を上げることとのメリットとデメリットを比較する必要があるし、「チームのまとまり」がそこまで悪くないときは無理をしなくてもよいだろう。そして今回の検証では1試合ごとにメンバーをフルでローテーションをしたが、控え組を多めに出場させることによって、スタメン組の疲労を回避する事もできるだろう。
最後に、検証中で発生した怪我のデータと、そこからの軽い考察をを以下に記載しておく。
接触による怪我は6件発生をしていて、1週あたり1.2回となっている。もしかしたら戦術設定でタックルを「立ったまま当たれ」などにしていたら、接触による怪我の発生回数を減らせるかも知れないが、実際にシーズン中に使う設定と異なってしまう場合は、僅かだが戦術の習熟度に悪影響となってしまう。
怪我の発生は、フォワード、ウイング、サイドバックなど強度の高いランニングやターンが発生しやすいポジションに多い気がして、これらの負傷は全体の21件中20件となっている。今回はプレシーズンでのデータだが、おそらくシーズン中でも同じような傾向がある気がして、そのため、これらのポジションの選手層には余裕を持っておいたほうが良いかもしれない。しかし今回は格下との試合を多く組んだので、試合展開としては押し込んだ場面が多く、それが原因でこれらのポジションに多くの負荷がかかってしまったのかもしれない。
負傷の21件中6件がInter MiamiかCardiff戦で、親善試合は16試合あったので偏りがある気がする。この2チーム以外の相手は格上のJuventusと、サウサンプトンと比較をすると実力がかなり低いチームだったので、戦力が均衡しそうなチームとの試合はもしかしたら怪我が発生しやすいのかもしれない。
上記の通り怪我をしやすい設定になっているスチュアート・アームストロングとスレマナは、さらに上記の怪我をしやすい可能性があるウイングの選手という事もあってか、それぞれ3回の怪我をしている。怪我をしやすい選手とポジションの条件が被ってしまっているところは、出場時間を減らすなどの配慮が必要かもしれない。しかしそもそもポジションとかに関係なく、単純に彼らが怪我をしやすいから怪我をしたのかもしれなく、その辺を見極めるにはさらなる検証が必要そう。
28歳以上にのみ発生をする怪我の種類があるのだが、今回はこの怪我の発生はなかった。
以上の考察はあくまで今回の検証データからによるもので、さらに追実験をしたり、より公正なデータを得るために条件を整えたら違う結果になる可能性もある。
1サイクル目
ST Che Adams(26歳) 試合中(Tampa Bay Rowdies)にダッシュ 2日
AMR Moussa Djenepo(24歳) 試合中(Inter Miami)にタックルをされて 2週間
AML Kamaldeen Sulemana(20歳) 試合中(Inter Miami)にタックルをして 3日
Adam Armstrong(25歳) 練習中にジャンプ 1-3日
DR James Bree(24歳) 試合中(Cardiff)に激しいチャレンジ 3-4週
Gavin Bazunu(20歳) 練習中のウエイトリフティング 3日
2サイクル目
DM Ibrahima Diallo(23歳) 試合中(Hamble)にタックルをして 1-3日
AMR Moussa Djenepo(24歳) 試合中(East Cowes Vics)にボールを追って 2-4週
ST Adam Armstrong(25歳) 試合中(East Cowes Vics)に急停止をして 1-2日
Moussa Djenepo(24歳) 練習中に接触 2日
AML Kamaldeen Sulemana(20歳) 試合中(Baltimore Armour)に偶然 3週
DL Juan Larios(18歳) 試合中(Inter Miami)にダッシュ 3週
DL Romain Perraud(24歳) 試合中(Miami FC)にダッシュ 3日
3サイクル目
DL Juan Larios(18歳) 試合中(Bethesda-Olney)にダッシュ 2日
Mislav Oršić(29歳) 練習中にダッシュ 9日
AML Moi Elyounoussi(27歳) 試合中(Newport (IOW))にタックルを受けて 1-2日
AMR Stuart Armstrong(30歳) 試合中(Blackfield)にダッシュをしようとして 10日-2週
Mislav Oršić(29歳) 練習中に違和感 1-3日
4サイクル目
Joe Aribo 練習中にダッシュ 3日
AMR Stuart Armstrong(30歳) 試合中(Blackfield)にダッシュをしようとして 3-5日
AMR Moussa Djenepo(24歳) 試合中(Cardiff)に偶然 1-2日
Carlos Alcaraz 練習中にジャンプ 1-2日
Ainsley Maitland-Niles 練習中にひねる 1-3日
5サイクル目
AMR Stuart Armstrong(30歳) 試合中に急停止(Blackfield) 10日-2週
ST Mislav Oršić(29歳) 試合中に急停止(Cardiff) 2-3週
ST Adam Armstrong(25歳) 試合中にボールを追って(East Cowes Vics) 1-2日
AMR Moussa Djenepo(24歳) 試合中にダッシュ(Gosport Borough) 5-8週間
AML Kamaldeen Sulemana(20歳) 試合中の接触(Eastleigh) 9日
DL Juan Larios(18歳) 練習中に急激なターン 2日
DL Romain Perraud(24歳) 試合中にダッシュ(Miami FC) 3日
Mohammed Salisu(23歳) 練習中の接触 2日
0 件のコメント:
コメントを投稿