ドイツのサッカー専門誌kickerによると、2021-22年シーズン限りで、元ドイツ代表のマルコ・マリンが引退をするようです。2010年を最後に10年以上ドイツ代表でプレイをしていないマルコ・マリンのストーリーを、サッカー監督ゲームのFootball Managerのシリーズで追ってみたいと思います。
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さっそく現在のマルコ・マリンは以下の通り。
現在はハンガリーでここ4年間リーグ戦を連破している名門のフェレンツヴァーロシュでプレイをしている。能力を見ると、クロス、テクニック、ドリブル、パス、ファーストタッチとシュートに関するものを除いた攻撃系のスキルが全般的に優れていて、ひらめきが高くて相手の予想外のプレイをして、視野が高くてボールを持った時の選択肢も多い、ファンタジスタのような感じの選手だ。32歳ともう若くは無いが、敏捷性が高くて、動きのキレはまだまだある。
Football Manager 2013
このシーズンよりドイツのヴェルダー・ブレーメンからチェルシーに加入をして、リーグ戦6試合に出場をして1ゴールをあげている。最近のヴェルダー・ブレーメンは2部に降格をしたりしたが、このころは同じく元ドイツ代表のエジルも所属をしていたりして、ここ10年間で優勝1回、2位を2回、3位を3回とかなり強いクラブだった。マリンはクラブだけではなく代表でも活躍をしていて、2010年のW杯にも出場をしていた。
能力を見るとサイドでドリブルをしてクロスを上げるために特化をした能力をしていて、一方で、判断力と予測力といったプレイ判断に関する能力や、チームワークと運動量といった献身性に関する能力が低くて、かなり自己中心的な評価を受けている感じもする。
Football Manager 2014
前のシーズンでチェルシーであまり活躍が出来なかったので、このシーズンはスペインのセビージャへレンタルとなった。この後マリンは、セビージャも含めて4つのクラブにレンタルに出されることになり、チェルシーでプレイをすることは無かった。
セビージャでは最初はトップ下で使われていたようだが、ラキティッチも所属をしていたので、レギュラーを奪うことが出来ず、途中からはサイドで使われたが、そこでもレギュラーにはなれなかった。結果としてリーグ戦18試合出場0ゴールとなっている。
ちなみにこの時のセビージャには他にはカルロス・バッカ、ガメイロ、レジェスなどがいて、監督はエメリだった。
能力を見ると前作とほぼ変わらないが、オフザボールとスピードが1下がっている。
Football Manager 2015
このシーズンは前半はイタリアのフィオレンティーナへレンタルで、リーグ戦は1試合も試合に出場せず、後半はベルギーのアンデルレヒトへレンタルとなった。このころのフィオレンティーナには近いポジションだとクアドラード、ホアキン、シーズンの大半を怪我をしていたがベルナルデスキがいて、入れ替わりでシーズン後半で加入だがサラー、他のポジションだとジュゼッペ・ロッシ、マルコス・アロンソ、ジャンルカ・マンチーニ、ステファン・サヴィッチなどが所属をしていて、監督はモンテッラという感じ。マリンと同じくチェルシーからレンタルだった、サラーやクアドラードはこの後は活躍をしているのが対照的だ。
シーズン後半のアンデルレヒトでは加入後に数試合の出場をしたが、途中で怪我をした後に、ずっとベンチ外となって、リーグ戦6試合出場0得点だった。この時のアンデルレヒトのメンバーはなかなか豪華で、現在はウルヴァーハンプトンのデンドンケル、レスターのティーレマンスとプラート、フラムのミトロヴィッチとなかなかイングランドみを感じる。
マリンの能力を見ると、バランスが前作の6から13へと急成長をしている。ここ最近活躍をしていなかったのでこの成長は謎だが、選手の能力を決めるスタッフで、イタリアかベルギーの担当の趣味か。
Football Manager 2016
今期はトルコのトラブゾンスポルへレンタルで加入。リーグ戦に24試合の出場とチェルシー移籍後の最多の出場となった。しかしここ数年の実績や、レンタル先がトルコの中堅クラブということで能力の評価は下がっており、スタミナ、バランス、敏捷性といったフィジカル系の能力を中心に査定が厳しくなっている。
Football Manager 2017
このシーズンよりチェルシーから、ギリシャの名門オリンピアコスへ完全移籍をした。
能力を見ると、今までずば抜けていたドリブルに関する能力や機動力に関する能力は依然として高いものの、チェルシー加入時のFM13と比べると評価は下がっている。一方で予測力や判断力といったプレイ判断に関する能力は最低限のレベル位まで成長をしていたり、パスコースを探すための能力の視野は13とそこそこのレベルに成長をしていて、自己中心的な選手から、少しずつ周りが見えるタイプに成長をしてきた。そして前回は4下がったバランスが今度は3上がっていて、相変わらずこの能力の安定感が無い。
同僚には現在リヴァプールのツィミカス、アンデルレヒトに続き現クリスタル・パレスのミリヴォイェヴィッチ、ウェストハムのマスアク、他にはカンビアッソやミララスもいた。
Football Manager 2018
昨シーズンは14試合4得点、このシーズンは23試合7得点とそこそこな得点能力を見せたせいか、決定力が9から12へとアップをしている。それ以外にも、視野がさらに上がって15と高い水準になって、予測力と判断力も前作に続き成長をして悪くないレベルになっている。さらに、今までは欠点だったチームワークと運動量が最低限以上になっていて、ほぼほぼ目立った欠点が無くなってきた。一方で、機動力に関する能力は初期からかなり下がっていて、スピードは15から13、加速力は18から13、敏捷性は20から15になっている。
Football Manager 2019
今季からセルビアの名門レッドスター・ベオグラードに移籍をしている。マルコ・マリンはドイツ代表だが、生まれはユーゴスラビアの今はボスニア・ヘルツェゴビナにあたるところで、故郷に近しいところに帰ってきた感じか。
能力はオリンピアコス時代とほぼほぼ変わらず、活躍っぷりもほぼほぼ変わらないのだが、年俸が3分の1くらいになってしまっている。
このシーズンは22試合6得点と、昨シーズンのオリンピアコスとほぼ同じ成績で、セルビアとギリシャのリーグは同じくらいなレベルなのか。
Football Manager 2020
この年はシーズンの途中にサウジアラビアのアル・アハリに移籍をして、給料は倍以上になった。同僚としては元ミランのニアンなどがいる。
前半のレッドスター・ベオグラードでは12試合3ゴール、アル・アハリでは9試合0ゴールだった。
能力を見るとチームワークや運動量がついに悪くないレベルまで成長をしていて、チェルシー加入時の尖った感じが完全になくなっている。
Football Manager 2021
このシーズンの前半はアル・アハリでプレイをして、後半は同じサウジアラビアのアル・ライードにレンタルとなっている。これで人生5回目となるレンタルだ。このシーズンはサウジアラビアのリーグで19試合の出場となっている。
能力は全く変わらないのだが、トップ下メインでプレイをしていたので、本職のポジションが左ウイングからトップ下に移っている。
Football Manager 2022
このシーズンからハンガリーの名門フェレンツヴァーロシュへ移籍をした。
能力を見ると、サウジアラビアで過ごしたここ2シーズンは戦術の影響か得点をあまりあげていなかったので、決定力が12から7へ下げられている。
ここでは17試合に出場をしたが、シーズン中の2022年3月に引退を表明した。
以上、マルコ・マリンをFMシリーズで見てみたが、2010年に21歳でW杯に出場をしていた輝かしい姿からすると、その後のキャリアは全く想像がつかないものだ。今シーズン限りで引退とのことだが、2010年やチェルシー移籍以降に何が起こったのか、レンタルの多さ、所属していたチームでの出場機会の少なさはインタビューや自伝で聞いてみたいところだ。
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