サッカー監督ゲームFootball Managerでのフランスのサッカーリーグの特徴についてまとめてみました。
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目次
リーグのレベル
2021年のUEFAカントリーランキングではイングランド、スペイン、イタリア、ドイツといった4大リーグに次ぐ5位で、1つ下にはポルトガルがいる感じで、4大リーグより少し劣る感じで、ポルトガルのリーグと同じくらいのレベルか。CLの出場枠は4大リーグの4つから1つ減って3つとなっている。
大陸大会の成績を見ると、パリ・サンジェルマンはここ10年間連続でCLの決勝トーナメントに進出をしていて、半数以上が決勝トーナメントの初戦を通過していて、優勝はしていないが、1度の準優勝を経験している世界クラスのビッグクラブという感じ。このパリ・サンジェルマンの頑張りのおかげでUEFAカントリーランキングのポイントを稼いでいる感じがある。
それ以外では、ここ10年でモナコとリヨンが1度ずつCLでベスト4になっていて、マルセイユとニースが1度ずつ決勝トーナメントに進んでいる。
強豪クラブ
パリ・サンジェルマン
説明をするまでもないビッグクラブだと思うが、2011年にカタールの資本が入ってから積極的な補強でフランスでは圧倒的な戦力を持っていて、ここ10年間で8度の優勝を誇っている。
それはFMでも再現をされていて、FM22では多額の移籍金予算が設定されているし、パリ・サンジェルマンのせいで、リーグ1の他のクラブはリーグ優勝をするのが至難の業になっている。
ASモナコ
2016-17シーズンには、ファルカオ、ムバッペ、レマル、ベルナルド・シウバ、モウチーニョ、バカヨコ、ファビーニョ、バンジャマン・メンディなどなど豪華なメンバーを擁してリーグ優勝とCLベスト4を達成した。
ASモナコ - ユヴェントスFC, 2017/05/03 - UEFAチャンピオンズリーグ - マッチシート | Transfermarkt ; https://www.transfermarkt.jp/spielbericht/index/spielbericht/2849343
その後は有力な選手が引き抜かれてしまったりして、その時ほどの成績を残せてはいないが、だいたいリーグで3番手以内には入っている印象。
リヨン
パリ・サンジェルマンが強くなる前は、リーグ1を7連覇していたりしたフランスを代表するクラブだった。
その後は優勝はしていないもののリーグでよく上位に入っていて、2019/20年シーズンには現在ブラジル代表のギマランエスやフランス代表のアワール、オランダ代表のデパイを擁して、前述の通りCLでベスト4に入っている。
マルセイユ
オリンピック・マルセイユ - EAギャンガン, 2018/09/16 - リーグ・アン - マッチシート | Transfermarkt ; https://www.transfermarkt.jp/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A6_ea%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%B3/index/spielbericht/3047475少し前はフランス代表のパイェ、トヴァン、マンダンダ、アルゼンチン代表のオカンポス、オランダ代表のストロートマン、日本代表の酒井宏樹など結構良いメンバーが揃っていたり、地味に良い選手がいるクラブ。
収入
放映権料も観客動員数も5位ではあるが、4大リーグとは少し差がついている感じ。そのためクラブの財政面を見ると、オーナーが非常にお金を持っているパリ・サンジェルマンは例外として、イングランドと比較をしてしまうと、リヨンやマルセイユといったフランス内の強豪クラブであっても、イングランドの下位レベルと同じくらいになってしまっている。
モナコを見ていても分かるかもしれないが、ムバッペ、ベルナルド・シウバ、ハメス・ロドリゲス、マーシャルなどなど高額の移籍金で選手を放出していても、そこまで財政的には余裕があるわけではなさそうな感じになっている。
一方で、フランスは優秀な選手を多く排出していて、例えばドイツのリーグでは、ドイツの若手選手の出場機会がフランスの若手選手に奪われているということが問題視されることもあったりする。それはFMでも再現をされていてFM23では、フランスは生成される若手選手のレベルが世界では2番目、ヨーロッパでは1番高い設定になっている。
ASモナコ - 移籍 17/18 | Transfermarkt ; https://www.transfermarkt.jp/as%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B3/transfers/verein/162/plus/?saison_id=2017&pos=&detailpos=&w_s=
前述の収入の多くないことや、優秀な若手が出てきやすいも合わせて、パリ・サンジェルマンを除くクラブでの遊び方としては、モナコやリヨンのように、素質のあるフランス人選手や若い南米出身の選手を育てて売却して、それで得たお金をまたユース育成や安く獲得できる有望な若手に投資をするといったことを繰り返す感じになりそう。
外国人枠が厳しい
1部はEU圏外の選手登録が4人まで、2部は2人までというルールがある。EUに加盟をしていないスイスのようなヨーロッパの国々や、経済協定のACPに加盟をしているカリブやアフリカの諸国、ACPに参加をしていないアフリカの諸国の多くも外国人枠には数えられず、外国人として扱われるのは基本的にアジアとアメリカ大陸の選手となる。
スペイン1部は似たような条件で3人までのEU圏外の選手の登録が許されていて、スペインのほうが外国人枠が厳しいように感じるかもしれないが、スペインは南米の選手が2年で国籍を取得できる一方で、フランスはどの国でも一律5年かかるので、体感的にはフランスのほうが外国選手の制限が厳しい感じがする。
実は3部はベンチ入りが3人までと、2部より外国人枠が緩いので、3部から2部に昇格をするときは注意が必要。
アフリカ国籍多め
フランスは積極的な移民受け入れを実施してたり、アフリカに多くの植民地を持っていた歴史がある影響か、フランスのサッカーリーグには多くのアフリカにルーツがある選手が所属している。FM22で見てみると、リーグ1のクラブに所属している選手が1172人で、その内でアフリカの国籍を持っている選手は31%にもおよぶ366人となっている。
アフリカのほとんどの国はフランスのリーグのルール上では外国人として扱われないので、アフリカ人の多さで外国人枠で困るようなことはない。しかし、2年に1度、アフリカでNo1の代表チームを決めるアフリカネーションズカップがシーズン中の冬に開催される事になり、その頃は選手層が非常に薄くなり、苦戦を強いられることになる。
出場停止のルールが微妙に厳しい
フランスのリーグはイエローカードの累積による出場停止の規定が、最近10試合で3枚というルールになっていて、他のリーグより少し条件が厳しい気がする。例えばイングランドのサンダーランドでプレイをしていたカッターモールは2014-15シーズンは14枚のイエローカードを貰っていて、イングランドであれば2試合の出場停止だが、フランスであれば場合によっては4試合の出場停止となる。
特徴的なクラブ
ASモナコ
前の強豪クラブのところでも紹介をしたASモナコだが、面白い特徴を持ったクラブでもあって、本拠地がフランスではなくモナコにある越境クラブとなっている。
モナコ自体はフランスの南部にあって、フランスに囲まれている国なのであまり地理的な面白さは無いの。しかし、モナコは税制がフランスと大きく異なっていて、モナコは税金が非常に安い国となっている。
選手に支払う給料には所得税などがかかるのだが、基本的にはその割合が非常に少なく、他のフランスのクラブと比べて手取り額が非常に多くなっている。ただし、モナコでもフランス人の場合はフランスの税制が適用されるらしく、フランス人の選手は普通に税金が持っていかれている。それも微妙に例外があるっぽく、古くからいるフランス人の選手は手取りが多かったりする。
Football Managerでは選手が契約先を決めるときには、クラブやリーグの知名度など様々なことを考慮するが、その中にもちろん給料の良さもあって、それは手取りで考慮をされるらしいので、この税金の安さは強い武器になるかもしれない。
コルシカ島
コルシカ島は地中海に浮かぶフランス領の島で、ナポレオンの出生地でもある。
Description:Location of region xy (see filename) in France as of Jan 2016., Author:TUBS, https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Corsica_in_France_2016.svg
このコルシカ島には1,2部を行き来するレベルのクラブの、アジャクシオとバスティアがあったり、2022/23シーズンは3部に所属をしている2017年に作られた新しいクラブのボルゴがあったりする。
ナポレオンが生まれた島から、本土のクラブをなぎ倒してリーグ制覇を目指すのも面白いかもしれない。
ジロンダン・ボルドー
ワインの名産地でも知られるボルドーを本拠地とする、ジロンダン・ボルドーはジダンがユベントスに加入する前に所属をしていたクラブだったり、直近では2008-09年シーズンにリーグ1で優勝をしていたりと、歴代で6回の優勝をしている名門クラブだが、最近は調子を落としていて、2022年には降格をしてしまい2部でプレイをしている。そんな名門クラブを立て直すプレイも面白いかもしれない。
パリ
世界的な都市のイングランドのロンドンにはアーセナル、チェルシー、トットナム、クリスタルパレス、ウェストハムなどなど非常に多いクラブが存在していて、スペインのマドリードにはレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、ラージョ、ヘタフェ、レガネス、イタリアもミラノにはACミランとインテル、ローマにはASローマとラツィオと大きなクラブが2つあるが、フランスの首都パリにある大きなクラブはパリ・サンジェルマンしか無い。
パリ・サンジェルマン以外でパリに本拠地があるクラブは、2022/23シーズンでは2部にパリFC、3部にはレッドスターFC93とUSクレテイユ=リュシタノとなっている。これらのクラブでフランスで圧倒的な強さを誇るパリ・サンジェルマンと、同じパリを本拠地とするクラブでライバルを目指すプレイも面白いかもしれない。
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