Football Managerで様々なことを検証して、その結果を動画にしてYoutubeにアップをしているEvidence Based Football Managerというチャンネルがあるのだが、今回は選手の標準的な成長パターンに関する動画の要点を和訳して記事にしてみた。
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今回の記事はあくまで要約なので、詳細な内容については直接に動画を参照して欲しい。ちなみに動画ではFM23で検証をしている。
上記の動画では主に以下の4つのことが分かっている。
- 選手の成長にはトレーニングと試合出場の両方が重要
- 選手の成長速度はPAも影響をしている
- フィールドプレイヤーは19歳まで大きく成長をして、その後は少し成長速度が落ちるのと一部の能力の成長が止まるが27歳まで成長をする。ゴールキーパーは29歳まで成長をする
- 一部の能力の成長は一般的なトレーニングや試合出場以外の影響を受ける
以上はあくまで一般的なパターンで、稀に上記以外の成長の仕方をする選手もいる。
主な内容はこの通りなのだが、少し補足をした内容を書いていく。
1. 選手の成長にはトレーニングと試合出場の両方が重要
動画では4つのケースで成長速度を検証していた。そのケースとは、1シーズンに20-30試合程度の出場をするor全く試合に出ないと、練習をデフォルトの設定のままにしておくor練習を全て休養にするのそれぞれの組み合わせで4つとなっている。そして、それぞれのケースをさらにフィールドプレイヤーとゴールキーパーに分けてCAの成長を解析していた。
結果としては当然かも知れないが、試合にも出場をしているし練習もしているパターンが一番成長をしていた。FM界隈でよく「選手の成長には18歳までは練習、19歳からは試合出場が大事」と言われていたが、年間20-30試合程度の無理のない負荷であれば試合にも出場をしたほうが良いようだ。一方で、おそらく言われていた試合に多く出場をしすぎると、若手は疲労回復が遅いのもあって疲れが溜まって、トレーニングの質が下がるので成長に悪影響となるというのもある程度は嘘ではない気がして、詳しくは後述をするが、18歳まではトレーニングだけでもある程度の成長をするので、そこを邪魔をしてはいけないということから来ているのだと思う。しかしながらこの動画の検証結果を見ると、無理がないレベルで試合に出場をさせるのがベストな育成みたいだ。
ちなみに成長の速度は早い順に、試合有&練習有、試合無&練習有、試合有&練習無、試合無&練習無といった感じ。試合には出場をしているが練習は無いケースは、フィールドプレイヤーでは19歳以上では全く成長せず、19歳未満でも成長がわずかで、ゴールキーパーでも成長は僅かな感じとなっていて、ここから何が分かるかと言うと、セミプロやアマチュアのクラブで選手とフルタイムの契約を結んでいない場合は練習が実質ほとんどできないので、成長を期待して選手を獲得するといったことは無意味だということだ。この点で成り上がりプレイにおいてプロと非プロクラブの難易度の差がかなり如実に出ると思う。
2. 選手の成長速度はPAも影響をしている
これは文字通りで、PAが高い選手のほうが成長スピードが早いようだ。あくまで一般的な話なのだが、選手の成長スピードでなんとなくPAの予測がたつかもしれない。とは言っても選手の成長は様々な要素が複雑に絡み合って決まっているので一概に言うことは出来ないが。
3. 選手の成長と年齢の関係性
選手の成長と年齢の関係性について、まずフィールドプレイヤーについては箇条書きをすると以下の通り。
- 19歳までは大きく成長をする。
- 19歳までは積極性、度胸、意志の強さを除いて全ての能力が成長をする
- 19歳以降は試合出場とトレーニングの両方がないと成長をしない
- 19歳以降は、コーナーキック、クロス、フリーキック、ロングスロー、ペナルティキックは普通に練習をしていたり試合に出ているだけでは成長をしない。逆に言うと19歳までは成長をする
- 27歳くらいまで成長をする
- 24歳以降はトレーニングをしないと能力が下がる
個人的に「24歳以降はトレーニングをしないと能力が下がる」を補足すると、フリーになって長い間に渡って未所属になってしまっている選手は能力が下がる。なので、7月にフリーになったまま前半を未所属で終えてしまった選手を冬に見ると能力が下がっていたり。1年後に見るともっと下がっている。
キーパーに関しては一貫をして試合出場と練習の両方が無いと大きくは成長をせず、そして29歳までは一貫をしてあまりペースが変わらず成長をするようだ。19歳まではトレーニングだけでも、そして26歳あたりまでは試合出場だけでも成長はするが、試合と練習の両方と比較をすると微々たるもののようだ。
4. 一部の能力の成長は一般的なトレーニングや試合出場以外の影響を受ける
一般的な成長ペースを解析したときには19歳以降は、コーナーキック、クロス、フリーキック、ロングスロー、ペナルティキックはほとんど成長をしなかったのだが、これはあくまで検証に使った全ての成長データを平均してみた時の話で、個々の選手を見るとこれらの能力が成長をしているケースがあるようだ。今回はそこまで検証ができなかったが、おそらく個別トレーニングや、試合で実際にキッカー等をやっているかが影響をするかもしれないとのこと。
というわけで動画の内容はこのような感じ。どこかのFMシリーズで選手の成長に関するロジックが変更になって、それ以前は23歳までしか成長をしなかったのだが、ここ最近のFMではそれ以降も成長をするとの話だったが、データを見てもその通りの感じだった。同じくフィジカル系の能力は23歳までしか成長をしないという話もあった気がするが、それも今ではそんなことが無いようだ。
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