4-4-2の攻撃を考えてみた(Football Manager)

今回は4-4-2の戦術を組むにあたって個人的に考えたことを記事にまとめてみました。

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4-4-2の特徴といえば、以下の通りピッチ上に均等に選手が配置されいていることだろうか。

この4-4-2の攻撃を考えると、特に工夫をしないと、どのポジションも互いにそれなりに距離を取っていたり、ラインの間に配置されている選手がいないため、選手間の連携を取ることが難しい気がする。連携といえばせいぜいウイングとサイドバックの2人で上手くサイドを崩すくらいだが、ここも最終的にはどちらかの突破力がないと、攻撃は詰まってしまう気がして、大体は各々の個人技頼みになりがちな気がする。

これを解決するために、どこかのポジションの選手を通常の位置から動かすことによって問題を解消する必要があると思うが、中盤は2枚しかいないので、ここを大きく動かしてしまうと守備に大きな悪影響をおよぼしてしまう気がする。もちろんカンテなどのような異常な運動量を持った選手がいれば話は変わってくるかもしれないが。

となると、無難に動かすことができそうでかつ、最終的にゴールにつなげるために効果的な選択肢としては、フォワードかウイングを動かすといったところか。具体的には以下のようにフォワードをサイドに流してサイドに選手を3枚いるようにして数的優位を作ってみたり、ウイングを思いっきり中央に絞って中盤と前線のつなぎ役をさせるといったものか。

フォワードをサイドに流すパターン

基本的にサイドの守備は2人ですることが多いと思っていて、そのためフォワードをサイドに流して、ウイングとサイドバックをあわせて3人で攻撃をすれば数的有利を作ることが出来ると思う。この3人に上手く役割やタスクを割り当てて、最終的にフリーになって突破をして欲しいような選手を設計すると良い気がする。

具体的な例だとFM23のシャルケでのプレイか。

攻撃の幅を広く設定した上で、さらにフォワードには個人設定で「サイドに残れ」を設定している。

左サイドではウイングをサポートタスクにして起点にしてフォワードとサイドバックが前に出るようなことを期待していて、左サイドではウイングが前に出ることを期待している。

サイドからの攻撃なので、中央には空中戦に強いFWがいると良い気がするし、突破力と突破した後のプレイに自信がありそうな選手を使うと良いかもしれない。実際に上のシャルケの例でも左のフォワードは足が速い選手を使っていて、突破後に直接決定機になるようなプレイを期待しているし、右のFWは空中戦が強い選手を使っていて、サイドを崩した後に、そこからのクロスのターゲットになることを期待している。

ウイングを中央に絞るパターン

ウイングを中央に絞ることにより、中盤より後ろと前線を繋ぐ役割を担ってもらってボールを前に進めることを狙った戦術。

具体的な例としてはFM23のサンプドリアでのプレイか。

サンプドリアの例ではウイングをインサイドFWという中央に絞る役割にした上で、さらに「中央に絞れ」の個人設定も入れている。左サイドが分かりやすい例で、インサイドFWのサポートタスクが中央に寄って、中盤からボールを受けて、前のFWをサポートするような動きをしてくれると思う。右サイドは逆にフォワードがボールを受け気味の位置に行く役割になっていて、ウイングは攻撃タスクでフォワードを追い越して攻撃することを期待する設定になっている。

このような戦術を組む場合は、フォワードやウイングに中央で周りの選手と連携を取って攻撃やアシストを出来るような能力を持った選手がいると良い気がする。実際にサンプドリアの例の場合もFWは非常にメンタルの能力が全般的に優れた2人で、右のウイングも本職はFWなので直接得点を狙えるような能力も持ちつつ他のサポート系の能力も悪くない選手となっている。また、ウイングが中央によるので、サイドバックがその空いたサイドの位置を使えるようになるので、攻撃参加が得意で上下運動も苦としないようなタイプのサイドバックがいると良い気がする。

おまけ(守備)

4-4-2の特徴としては攻撃のところでも記載をしたが、FW、MF、DFとそれぞれのラインがはっきりしていて、その間に選手が配置をされていないということか。そのため、守備時には、相手の選手にその間の位置でボールを持たれると厄介になる。なので、その弱点であるラインの間のスペースをなるべく少なくするために、縦にコンパクトな守備をすると良いと思う。

また、フォワードとウイングと前線に4人が配置されていて、相手が4バックだった場合は同数なので、相手がディフェンスの位置でボールを持っているときに上手くプレスをはめることが出来ると強力な気がする。前線に守備も行ける選手が揃っている場合は、積極的なプレスでボール奪取を狙うと良いかもしれない。