ライオラの顧客たち(Football Manager 2022)

ここ数年間で一番優秀なサッカー選手が誰かというとメッシやクリロナの名前が上がるかと思います。また、一番優秀な監督は誰かというとグアルディオラやクロップの名前が上がるかと思います。少しコアな話になりますが、一番優秀な代理人が誰かという話になるとおそらくミノ・ライオラの名前が最初に上がるかと思います。

そんなライオラですが、残念ながら2022年4月30日に亡くなられました。そして、代理人は選手や監督のように目立つ存在ではないはずにも関わらず、このライオラは死亡は大きなニュースになりました。

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— Mino Raiola (@MinoRaiola) April 30, 2022

ライオラは巨額な手数料や、強引な契約条件の吊り上げ手腕でクラブに嫌われていたり、ファンからは批判を浴びることもありましたが、選手からは面倒見の良さでとても慕われていたようです。

𝙰𝚕𝚠𝚊𝚢𝚜 𝚒𝚗 𝚖𝚢 𝚑𝚎𝚊𝚛𝚝 ❤️ 𝚝𝚑𝚊𝚗𝚔 𝚢𝚘𝚞 𝙼𝚒𝚖𝚒 🙏🏾 pic.twitter.com/oeIHPlYHRz

— Paul Pogba (@paulpogba) May 1, 2022

今回はそんな代理人のライオラの顧客をサッカー監督ゲームFootball Managerで見ていきたいと思います。

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ズラタン・イブラヒモビッチ

ライオラの顧客としていちばん有名なのはイブラヒモビッチだろうか。とはいっても、ライオラは選手のことを顧客と考えておらず、家族だと思っているらしい。このイブラヒモビッチはアヤックスからユベントスへ移籍をするときからライオラの家族となって、今までに8クラブを渡り歩き、移籍金を合計すると230億円もの高額のお金を動かしてきた。

ライオラが名を上げたのは元チェコ代表のMFのネドベドの代理人を務めたときだが、それ以降には家族となった選手に「サッカー界で成功をするにはネドベドのようなプロ意識を持て」と言っているらしく、イブラヒモビッチもライオラと最初に会ったときに言われたらしい。ネドベドがどんな選手か知らない人のために、彼がどんな選手か分かる逸話を1つ紹介すると、ネドベドがチェコ代表の若手選手向けに開いたパーティーでふるわれたものがミネラルウォーターと野菜スティックだったらしい。

マリオ・バロテッリ

未完の大器マリオ・バロテッリもライオラの顧客で、インテル時代にイブラヒモビッチがライオラに紹介をしたらしい。その後、バロテッリはマンチェスター・シティ、ミラン、リヴァプールなどなどビッグクラブを渡り歩いた。しかしながら若い頃に期待されていたほどの選手になることは出来なかった。ネドベドのようなプロ意識を持っていたら良かったのだが。

ポール・ポグバ

ポグバをフリーでマンチェスター・ユナイテッドからユベントスに連れ出したのはライオラで、そのときに当時マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めていたファーガソン監督とは険悪な関係になったらしい。しかし、そのファーガソン監督がいなくなった2016年には約130億円もの大金でマンチェスター・ユナイテッドに移籍をしている。その2016年には他にもイブラヒモビッチやムヒタリアンなどライオラの顧客がマンチェスター・ユナイテッドに加入をしていて、ライオラのカモ良い取引先になっている。

マレク・ハムシク

ナポリで12シーズンにも渡ってプレイをしたスロバキア選手だが、以前はライオラの顧客だった。ナポリでの活躍で様々なビッグクラブから注目をされていて、ライオラも商売のために移籍をさせたがっていた。しかしハムシクがナポリを非常に気に入っていたらしく残留を希望してライオラと対立をして、代理人を変更した。

アーリング・ハーランド

ライオラは交渉術だけではなく、有望な選手を見る目もあって、ハーランドも彼の顧客だ。21歳とまだまだ若いが、ザルツブルク、ドルトムントと強豪クラブを渡り歩いており、近々レアル・マドリードやマンチェスター・シティなどのクラブにまた移籍をするという噂が流れている。

ジャンルイジ・ドンナルンマ

イタリア代表キーパーのドンナルンマもライオラの顧客なのだが、ミラン時代に契約更新のたびに大きな騒ぎを巻き起こしていた。2017年の契約更新のときには、兄のアントニオ・ドンナルンマを年俸約1.4億円という控えのキーパーにしてはかなり高額の契約でミランに加入をさせて話題になった。また、2021年の契約更新ではクラブやファンなどを巻き込んで大騒ぎになり、結局は契約を更新せずにフリーでフランスのパリ・サンジェルマンへの移籍となった。ちなみに弟が移籍をした直後に、兄もミランから移籍をしている。

ライアン・フラーフェンベルフ

オランダの期待の若手選手で、既にA代表で2桁の出場があるフラーフェンベルフも既にライオラの顧客となっている。ライオラは生まれてすぐにオランダに引っ越していて、サッカー界のキャリアもオランダからで、オランダで強いコネを持っているようで、マレン、クライファートの息子、ボアドゥなど有望な若手のオランダ人が多く顧客にいる。