皆さんはラヴェル・モリソンという選手を覚えていますか。マンチェスター・ユナイテッドのユース出身で、当時の監督のファーガソンからは才能を非常に高く評価をされており、同じくマンチェスター・ユナイテッドのユースに所属をしており同世代のポグバより早くトップチームのデビューをしました。
しかしながら素行の問題などからマンチェスター・ユナイテッドから放出をされたあとは、様々なクラブを転々とし、大成をすることはできず、アラダイスからは「才能の無駄遣い」とも言われました。
そんなモリソンの2013年のU21イングランド代表時代のプレイ動画を見ていたら、他の選手も割と豪華だったので、そんな彼らの現在をFM21で見ていきたいと思います。
代表メンバーの情報などはTransfermarktから取得をしました。(https://www.transfermarkt.com/spielbericht/index/spielbericht/2319539)
ジャック・バトランド
当時のU21代表の正ゴールキーパーで、その後はイングランドの1,2部でプレイをしている。A代表のキーパーをつとめたこともあった。現在の能力を見ると、シュートストップや空中戦など自身のキーパーとしての能力は高いものの、コーチングが苦手だったり、ビルドアップが全く駄目だったりと、現代のキーパーに求められることに追いつけてない感じがする。
ジョン・ストーンズ
現在はセンターバックでプレイをしているが、この頃は右サイドバックもプレイしており、U21代表ではセンターバックと半々という感じだった。センターバックとしては足元がとても優秀で、現在ではマンチェスター・シティに所属をしており、ペップに重宝をされている。代表でも39試合者出場をしている。
ナサニエル・チャロバー
当時はチェルシーのユースでとても期待をされていた選手で、17歳で飛び級でU21にデビューをして、40試合も出場をしている。現在はミッドフィルダーがメインだが、当時はセンターバックでもプレイをしていた。過去のFMではワンダーキッドだったが、結局チェルシーのトップチームには定着できず、現在はワトフォードに所属をしている。
マイケル・キーン
マンチェスター・ユナイテッドのユース出身のセンターバック。マンチェスター・ユナイテッドでトップチームに定着をすることは出来なかったが、現在はエヴァートンでプレイをしており、イングランドのA代表としてもプレイをしている。
ジャック・ロビンソン
当時のU21代表で左サイドバックをつとめていて、クラブはリヴァプールに所属をしていた。リヴァプールのトップチームに定着はできず、2部のクラブでプレイを続けていたが、現在は1部のシェフィールド・ユナイテッドでセンターバックでプレイをしているようだ。全般的にそこそこな能力をしているのだが、センターバックとしては守備力が物足りなく、サイドバックとしては足の速さが物足りない感じ。パスを出せるのは良いところか。
トム・キャロル
当時はトットナムのユースに所属をする期待の若手ミッドフィルダーだった。過去のFMでも高いポテンシャルをもっていた。その後、トットナムのトップチームで少しプレイをしたものの定着はできず、現在はイングランド2部のQPRでプレイをしている。
ジェームズ・ウォード=プラウズ
18歳で飛び級でU21の代表デビューをし、当時は2部であったサウサンプトンでもこの年あたりからトップチームに出場をしはじめた。他のサウサンプトンの同僚はビッグクラブへ羽ばたいていく中で、彼だけはサウサンプトンに残り続けている。A代表には2017年に初招集をされ、最近も呼ばれている感じだ。運動量が豊富で、フリーキックが得意な選手で、右サイドもこなせるので、ベッカム2世といった感じか。
ラヴェル・モリソン
今回の主役。前述の通り非常に期待をされていた選手で、優れたテクニックがあり、若手ではあるが非常に落ち着いて堂々としたプレイをしていた。その後は素行面の問題もあり、国内外のクラブを転々とし、2020年の9月に加入をしたオランダのADOデン・ハーグも2021年の1月に契約を解除して、現在はフリーである。
ウィルフレッド・ザハ
アレックス・ファーガソンが契約した最後の選手。しかしながら、レンタルバックでクリスタル・パレスでプレイをしていたため、直接ファーガソンのもとでプレイをしたことはない。マンチェスター・ユナイテッドでは定着ができず、またクリスタル・パレスに戻りプレイをしているが、最近ではまた評価を上げており、ビッグクラブへ移籍する噂も出ている。
トム・インス
父はイングランド代表で活躍をしたポール・インス。ユースはリヴァプールだが、この当時はブラックプールの所属。過去のFMでは高いポテンシャルを設定されていたが、現在まで基本的にはイングランド2部のクラブを渡り歩いている。
サイド・ベラヒーノ
この選手も期待をされていたが消えてしまった選手という感じがするが、一度プレミアリーグでシーズン14得点の活躍もしている。しかしその後はその調子が続かなかったり、素行が悪かったりと色々あり、現在はベルギーでプレイをしているようだ。ちなみに6週間の間に別々の女性から、彼の子供が3人生まれたことがあったとか。ハットトリックと言っていいのか。
ジョナサン・ボンド
ここからは控えの選手。当時は2部のワトフォードで第2GKをつとめていた感じ。その後はイングランドの2,3部でプレイをしていたが、なかなかどこのクラブでも正GKとして定着ができなかった感じ。能力を見ると確かに1部でスタメンとして使うのは難しいが、ビルドアップも含めて欠点がないのは悪くない感じがする。現在はイングランドを離れMLSでプレイをしているようだ。
エリック・ダイアー
現在ではイングランド代表だが、当時は控えにまわることもあったようだ。スタメンのマイケル・キーンは現在でもA代表の同僚だが、チャロバーはかなり立場が異なるようになった感じがする。
カール・ジェンキンソン
当時はちょうどアーセナルでトップチームの試合に出始めたころで、A代表にも選ばれていたりして、このままアーセナルのスタメンとして活躍をする選手になることを期待していたファンもいたのではないか。しかしながらレギュラーとして定着をすることができず、レンタルでいくつかのクラブでプレイをした後に、ノッティンガムへ完全移籍をした。
ニック・パウエル
香川と同じタイミングでマンチェスター・ユナイテッドに加入をして、一緒に記者会見をしたので覚えている人もいるのではないか。ルーニー2世と言われて期待をされていたが伸び悩んでしまった。テクニックはかなり優れているが、メンタルなど他の能力が伸びなかった感じか。
ジェシー・リンガード
当時からマンチェスター・ユナイテッド一筋の選手。トップチームでレギュラーになったこともあったり、なんだかんだA代表で20試合以上の出場もあったりして、ある程度成功をしたといっても良いだろう。
ネイサン・レドモンド
当時は2部のバーミンガムに所属をしていて、その後はノリッジ、サウサンプトンと渡り歩いた。地味に1試合だけA代表の出場経験がある。
ハリー・ケイン
この世代のイングランドの選手では一番出世をした選手か。クラブや代表でともに活躍をし、ワールドカップやプレミアリーグで得点王をとっている。
以上が2013年に行われたユーロU21予選のリトアニア戦のイングランド代表のメンバーでした。以下がスタメンで、結果は5-0でイングランドが勝ち、ベラヒーノとモリソンが2得点、ウォード=プラウズが1得点という感じでした。
割と豪華なメンバーな気がして、ほぼ全員が見た事があるような選手な気がします。期待されており、過去のFMでは高いポテンシャルを設定されていた選手たちですが、現在は明暗が別れている気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿