今回のプレイガイドはベルギーのロワイヤル・シャルルロワです。最近調子の良いクラブで、ここ3年で2回3位になっていて、ヨーロッパリーグではありますが大陸大会に参加をします。日本人としては森岡亮太がいるクラブとして有名でしょうか。
ちなみにベルギーは公用語がフランス語とオランダ語(フラマン語)のためで両方の言語を選ぶことができたりする。語集中語学研修が複数選択できるタブ表示になったのを初めてみた。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力
フラナガンやベラヒノといったちょっと前のイングランドで聞き覚えのある選手がいたり、森岡亮太がいたりと面白いチーム。
キーパー
正GKのプヌトーは39歳の大ベテランだが悪くないフランス人。控えのデカンもフランス人で、フランスは隣国で、ベルギーの公用語にフランス語があるのもあってフランス人が多めなのか。
ニコラ・プヌトー
今シーズンで40歳になる大ベテランのキーパー。反応が高かったりと、ベルギーのリーグのレベルを考えれば悪くない選手だと思う。非公式の代表チームだがコルシカ島代表という珍しい経歴を持っている。
レミ・デカン
プヌトーと同じくフランス人のゴールキーパー。身長が高く、ジャンプ到達点や空中リーチが高い。それ以外は最低限という感じ。
センターバック
ヴラニェシュやキプレといったフィジカルの強い選手や、ウィレムスやクレーンプットといったポリバレントな選手がいる。
オグニェン・ヴラニェシュ
レッドスター・ベオグラード、クラスノダール、AEKアテネ、アンデルレヒトと地味に各国の名門クラブを周ってきたボスニア・ヘルツェゴビナ代表選手。タックルが優れていて、バランスと強靭さが高くフィジカルコンタクトが強くて、積極性と勇敢さが高いのでガツガツ当たってくるという結構怖いディフェンダー。
ドリアン・デソレイル
特に長所はなく、タックルがあまり高くなかったり、センターバックとしてはジャンプ到達点が低かったりするが、チームイワークが高くてスタミナもあるイイ奴。
セドリック・キプレ
強靭さが18と非常に優れているゴリラ。パス精度は14と意外と高く、パスミスが少ない。プレイ特性では「サイドにボールを振るのを好む」を持っていたりする。
モドゥ・ディアニェ
守備ではあまり特筆するようなところはなく全般的にそこそこなレベル。しかしパスと視野が12とセンターバックにしてはそこそこ高く、ビルドアップでは活躍をしそう。
スティーブン・ウィレムス
センターバック、左サイドバック、左ウイングバックが天性の選手。しかし攻撃の能力も高くなく、足も速いわけではないので使うとしたらセンターバックか。
ユレス・ファン・クレーンプット
センターバック、左サイドバック、左ウイングバック、守備的ミッドフィルダーができるというかなりポリバレントな選手。しかし、しかし攻撃の能力も高くなく、足も速いわけではないのでサイドバックやウイングバックで使うのは悩みどころで、バランスと強靭さが低くフィジカルコンタクトが弱いのでセンターバックも難しく、守備的ミッドフィルダーが一番良さそう。
ジョコ・ザイコフ
北マケドニア代表のセンターバック。ジャンプ到達点は少し良く、あとは最低限という感じか。
右ウイングバック
ボタカは守備が全くできないのでサイドバックで使うことは難しく、バハディールもまだまだな選手なので、少し欠点はあるがフラナガンを使うことになりそう。
ジョルダン・ボタカ
右ウイング、右サイドミッドフィルダー、右ウイングバック、右サイドバックと右サイドならどこでもできる選手ではあるが、タックルとマーキングが2で、ポジショニングが3ととても低く、なぜ彼をサイドバックで使うと思ったのか全くわからないくらい守備が苦手。一方で、ひらめきが高く、テクニック、ドリブル、スピード、加速力がそこそこ高く、そこそこ足の速い、そこそこなドリブラー。
ジョン・フラナガン
リヴァプールのユース出身の選手で、グレン・ジョンソンやホセ・エンリケが怪我をしたときには代役をつとめてシーズンで2013-14には20歳でリーグ戦で23試合も出場をして、シーズン終了直後の親善試合ではイングランド代表デビューもして期待をされていた選手だった。しかしその後のシーズンのプレシーズンマッチで大怪我をしてしまい、その後はリヴァプールで活躍をすることはできず、大先輩のジェラードが監督を務めるレンジャーズに加入をしたこともあったが、現在はシャルルロワでプレイをしている。能力を見るとタックル、マーキング、ポジショニングといった守備系のスキルやメンタル、勝利意欲、積極性、勇敢さあたりは面影があるが、攻撃的なスキルやフィジカルはやはり怪我の影響か昔と比べると弱さを感じる。
ちなみにおそらくピークだったFM15でのフラナガンの能力はこのような感じ。非常に才能があった選手なので怪我をしてしまったのが悔やまれる。
ユヌス・バハディール
17歳と非常に若いトルコ人。スピードと加速力が15と足が速く、テクニック、ドリブル、パス、ファーストタッチといった攻撃系のスキルはそこそこあるが、他は大体残念な感じ。右サイドバックとウイングバックがメインだが、右サイドならどこでもできる。
左ウイングバック
カイェンベもゴラノフも守備に不安のある選手なので、できれば5バックのウイングバックで起用をしたいところ。
ヨリス・カイェンベ
左サイドならどこでもできる選手。スピードと加速力あたりがあり足が速く、ドリブルもそこそこできる。サイドバックとしては守備は最低限で、ウイングなら優秀という感じ。
イバン・ゴラノフ
ブルガリア代表の選手で左サイドバックがメインだが、ウイングバックとサイドミッドフィルダーもできて、ウイングもできなくはない感じ。チームワーク、運動量、勝利意欲、勇敢さ、スタミナが高く、とにかく走り回る選手という感じ。しかし判断力と予測力が低くプレイ判断が良くなかったりする。
ミッドフィルダー
セントラルミッドフィルダーが天性の選手が少なく、ちょっと戦術が組みづらいかもしれない。
森岡 亮太
パス、視野、判断力が高く、質の高いパスを安定して供給できる選手。テクニックとドリブルもそこそこあり、ドリブルも上手い。運動量は低く、クラシカルな10番タイプの選手。
ギヨーム・ジレ
長らくベルギーの名門アンデルレヒトでプレイをしていいて、ベルギー代表としても22試合の出場があるベテラン選手。スピードと加速力が8と足は遅いが、能力が全般的に13前後と万能な選手。
マルコ・イライマハリトラ
ゲームPlague Inc.でなかなか感染をさせづらいことで有名なマダガスカルの代表選手。本人はフランス生まれで、世代別ではフランスの代表に選ばれていたが、ルーツがマダガスカルとレユニオンと、アフリカの東に浮かぶ離島にある。チームワーク、運動量、スタミナが高く献身的に走り回る選手で、オフザボールと予測力もそこそこあるので、攻撃時の走りの質も高い。
クリストフ・ディアンディ
左サイドの全てと、守備的ミッドフィルダー、セントラルミッドフィルダー、トップ下も少しできるポリバレントな選手。守備はちょっと苦手だが、それ以外は普通という感じ。
クリスティアン・ベナベンテ
ペルー代表ではあるが生まれはスペインのマドリッドで、レアル・マドリードのユースで育った選手。エジプトのピラミッズFCからレンタルで加入をしている。テクニック、ドリブル、ひらめき、加速力があって、ドリブルが得意な選手。パスや視野もそこそこあるのでパスも得意。Wikipediaには母親が世代別の元ペルー代表のバレーボール選手で、現在はイギリスのイプスウィッチにあるZestというナイトクラブの共同オーナーであるという謎情報がのっている。
アミン・ベンチャイブ
スピードと加速力が14と少し高く、ちょっと足の速い選手。タックルが12とトップ下にしては優秀。
ウイング
ゴーリザデは普通な感じの選手だが、フォールとブルーのがとても濃い個性を持っている。
ママドゥ・フォール
スピードと加速力がとても高く、とにかく足の速い選手。それに加えてもう一つある長所がパス精度の高さという面白い選手だが、視野が5と低くパスコースを探すのが苦手でさらに面白い。
アリ・ゴーリザデ
イラン代表の選手。スピードと加速力が14とそこそこ足が速い。また、オフザボールや判断力もそこそこある。特に欠点はなく、全般的にそこそこな感じ。
マッシモ・ブルーノ
テクニック、ひらめき、視野が高く、予想外で素晴らしいパスをサイドから供給する。
フォワード
イングランドの元ワンダーキッドのベラヒーノ、空中戦に強いテオドルチュク、イラン代表のレザーイーなどなど面白い選手が揃っている。
サイド・ベラヒーノ
2014-15年に21歳でプレミアリーグで14得点をあげる活躍をして、イングランド代表にも出場はしてはいないが招集をされるという期待をされていた若手選手。しかし、その次のシーズンに謎のコンディション不良で欠場を続けていたが、後にイギリスのタブロイド紙のデイリー・メールでドーピングではないが娯楽用ドラッグで陽性反応が出ていて協会から出場停止処分となっていたという記事も出た。真相は不明だが、直後にストーク・シティへ放出をされて、その移籍先のストーク・シティも素行が悪かったために解雇をされて、シャルルロワに流れ着いたという感じ。攻撃系のスキルが高かったり、バランスや敏捷性の高さは昔の面影はある。
ちなみに活躍をした次の年のFM16での能力はこの通りで、非常に優秀。
開始時点ではマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、トットナムと国内の強豪クラブが獲得を狙っている。
ウカシュ・テオドルチュク
ポーランド代表の選手で、ポーランドのレフ、ウクライナのディナモ・キエフ、ベルギーのアンデルレヒトと各国の名門クラブを渡り歩いてきた。ジャンプ到達点、バランス、強靭さが高く、空中戦やフィジカルコンタクトが強く、ヘディングも得意な選手。
カーヴェ・レザーイー
ゴーリザデと同じくイラン代表の選手。シャルルロワはイランにつてがあるのだろうか。メンタルとフィジカルは全般的に13前後とそこそこで、スキルはほとんどが最低限という感じだが、決定力はそこそこある。あとロングスローが得意。また、タックルが10、マーキングとポジショニングが8とフォワードにしてはかなり守備が得意。
シャマル・ニコルソン
ジャンプ到達点が高く、空中戦に強い。あとは最低限という感じ。
戦術
今回の戦術はレジスタを使った5-3-2。攻撃の幅を広く設定して、ピッチ上に幅広く選手を配置して、その間をレジスタが動き回って繋いでいくイメージ。ちなみにレジスタに個人設定は入れていない。
フォワードはポーチャーとディープライイングFWの組み合わせで、ポーチャーが前に出て相手のディフェンスラインを押し下げつつ得点も狙う。ディープライイングFWは前線と中盤のつなぎを担いつつ、チャンスが有れば得点を狙っていくことを目的としている。ポーチャーにはニコルソン、ディープライイングFWにはテオドルチュクに任せる。本当はポーチャーは足の速い選手が良かったのだが、どちらも空中戦に強いタイプとなってしまった。
セントラルMFはメッツアーラとセントラルMFの守備の組み合わせ。メッツアーラはポーチャーの後ろに空いたスペースを使い、セントラルMFは守備のバランスを取るのと、ビルドアップ時にはポーチャーの補助を行う。メッツアーラはイライマハリトラに任せるのだが、オフザボールが高いのでおそらく頑張ってくれると思う。セントラルMFはジレに任せるが、ここも彼は万能なので大丈夫だろう。そして中盤のそこにはレジスタを置くのだが、ここは森岡に任せる。森岡はパス、視野、判断力が高く良いパスを安定して供給できるので素晴らしいレジスタになると思う。
右のウイングバックは比較的欠点の少ないフラナガン、左はカイェンベに任せる。
センターバックはレジスタにシンプルにパスを渡したいので、普通のセンターバックの役割を選択。気になる欠点の少ないヴラニェシュ、キプレ、ディアニェの組み合わせで起用をすることにした。
キーパーは一番手のプヌトーを使う。
結果
リーグ戦は優勝、ヨーロッパリーグは予選でトットナムと当たってしまい虐殺をされて、ローテーションをしたカップ戦は早期の敗退となった。ベルギーのリーグはだいたいアンデルレヒトかクリュプ・ブリュッヘが優勝で、たまにヘンクやリエージュが優勝をするくらいなので、他のクラブが優勝をするのは珍しく、もちろんシャルルロワは今回が初優勝だ。
リーグ戦の詳細を見ると47得点と得点はとても少ないが、失点が17とそれ以上に非常に少なく、そのおかげで勝点を積み上げて優勝をすることができた。
個人の成績を見るとフォワードのテオドルチュクとニコルソンが仲良く15得点。ここではそこそこの点が取れたが他は伸びず、あまり多くのチーム得点数にならなかった。とは言えども、得点を狙える位置にいるのもこの2人くらいなので、ここでもう少し点が取りたかったか。
左ウイングバックのカイェンベのアシスト数が12と多い結果となった。高い位置でメッツアーラからパスを受けてそこから空中戦の強いFWの2人にめがけてクロスを上げたり、相手のディフェンスラインが高いときにはポーチャーの前のスペースにめがけてスルーパスを出すなど、だいたいこの2パターンでアシストをしていた。
また、森岡の平均パス数が74と非常に高い値になった。さすがレジスタという感じだ。
課題
失点は少なかったものの、得点が少なすぎる。なので戦術をもう少し攻撃的にいじったほうが良いかもしれない。例えばセントラルMFの守備に設定していたところをボックストゥボックスMFにしたり、ウイングバックもより攻撃的な役割にしても良かったかもしれない。
選手層を見ると、中盤の層の薄さや、サイドバックの守備の弱さがあたりが気になる。サイドバックに関しては3バックにしてしまえばある程度は問題がない気がするが、中盤はどうにもならないので来季に補強をしたほうが良いと思う。
これからも過去作の能力紹介してほしいです!
返信削除今後もフラナガンやベラヒノみたいな感じの選手がいれば過去の能力も紹介したいと思います!
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