今回のプレイガイドはプレミアリーグのレスターです。
2015-16シーズンにまさかのリーグ優勝を果たし、ミラクルレスターと言われました。その次の年は12位でしたが、的確な補強で近年力をつけております、奇跡ではなく実力で上位にランクインをしています。
他のクラブのプレイガイドもこちらでまとめてあるので、よろしければご覧ください。
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戦力確認
ゴールキーパー
正GKのシュマイケルのレベルが高いだけではなく、控えのウォードとヤクポヴィッチも控えにしておくのがもったいない強さで、選手層が厚い。
カスパー・シュマイケル
非常に優れたキーパーで、1対1、ハンドリング、反応とシュートストップに関する能力は全て15以上となっている。空中リーチが12と少し低く空中戦があまり強くないが、それ以外の能力はおおむねそこそこ高い評価をつけられており、プレミアリーグでもトップレベルのキーパー。
ダニー・ウォード
キーパーに必要な能力が全般的に13前後のそこそこ良い評価が付けられており欠点が無い。2部であれば間違いなく正GKで、1部でもクラブによれば正GKのレベル。
エルディン・ヤクポヴィッチ
集中力、判断力、冷静さが低くプレイの安定性や判断に難があるが、1対1や反応を中心に優れたキーパーとしてのスキルを持っており、コーチングも上手い。
センターバック
エヴァンス、ソユンク、モーガンと守備力の高いセンターバックがそろっており層が厚め。
ジョニー・エヴァンズ
元マンチェスター・ユナイテッドのセンターバック。足が少し遅いことを除けば、センターバックに必要な能力が全て優秀。パスや視野もセンターバックとしては優秀で、両足が使えるので、ビルドアップでは重宝をしそう。
チャグラル・ソユンク
身体能力が優れている選手。ジャンプ到達点、バランス、強靭さが高いので空中戦やボディコンタクトが強いし、スピードもあるので足の速さもある。エヴァンズには少し劣るが、守備に必要な能力が全般的に優れている。
ウェズレイ・フォファナ
フィジカルが優れているセンターバックで、ジャンプ到達点が高く空中戦に強く、スピードが高いので足が速い。守備的なスキルとメンタル面はそこそこで欠点は無く、パスと視野がディフェンダーにしては優秀でビルドアップの参加が得意。
ウェズ・モーガン
スピード、加速力、敏捷性が低く機動力が無く、パスとファーストタッチは最低限はあるもののテクニック、ドリブル、視野が低いのであまりボールを持てるタイプの選手ではない。しかしそれ以外の能力は優れており、エリア内で引きこもって跳ね返す守備をするなら最高の選手。
ダニエル・アマルテイ
センターバックと右サイドバック、さらには守備的ミッドフィルダーとセントラルミッドフィルダーが出来る多才な選手。視野が低くパスセンスは無いのだが、それ以外はスキル、メンタル、フィジカルと全般的にそこそこ。センターバックをやるには守備力やフィジカルが足りないが、サイドバックであれば空中戦にも対応ができる守備が得意な選手という感じだし、中盤でも守備が得意な選手という感じになると思う。
右サイドバック
リカルド・ペレイラという極めて優秀なサイドバックがいるが残念ながら大怪我をしている。しかしながら、カスターニュとジャスティンと他にも2人も悪くない選手がいる。
リカルド・ペレイラ
攻守ともに優秀なサイドバックで、守ってはタックルが優秀なのでボール奪取が出来て、せめてはドリブルを中心に様々なプレイが出来て、チームワーク、運動量、スタミナ、スピード、加速力が高いので足が速く走り回れる選手。しかしながら全治3,4か月と大き目な怪我をしており、前半戦は絶望。
ティモシー・カスターニュ
守備は最低限からそこそこという感じだが、クロス、テクニック、ドリブル、パス、ファーストタッチといった攻撃に必要なスキルが13以上だったり、オフザボールが14と攻撃面が優れている。この選手もチームワーク、運動量、スタミナ、スピード、加速力が高く、走り回って活躍ができる。
ジェームス・ジャスティン
カターニュから攻撃力を差し引いた代わりに、少し守備力を上げた感じの選手。この選手も元気に走り回る。
左サイドバック
ベテランのフクスと若手のトーマスの二人がいるが、フックスは高齢のため機動力に難があり、トーマスはまだ若手でメンタル面に問題があって起用が難しいところ。
クリスティアン・フックス
クロスが得意で守備が得意なサイドバック。センターバックもできる。サイドバックとしてはジャンプ到達点、強靭さあたりが優秀なので、ファークロスの対応が得意か。スピード、加速力、敏捷性が10と低めで、高齢なのもあって機動力には問題がある。パスや視野が高いのでビルドアップは得意で、ロングスローも得意だったりする。
ルーク・トーマス
レスターのユース出身の若手サイドバック。攻撃のスキル周りは優れており、クロスが15と高く得意だったり、テクニック、ドリブル、パス、ファーストタッチも13とサイドバックとしては良いレベル。守備を見るとタックルは14と良いのだが、ポジショニングが11ともう一声欲しかったり、集中力も10と物足りない感じで、プレイの安定感に少し不安があったり、オフザボールも10とあまり高くない。しかしながら19歳とまだまだ若いのでこれからに期待。
ミッドフィルダー
個性を持った選手が揃っており、組み合わせ次第では面白そう。
ユーリ・ティーレマンス
パス関係の能力が全て非常に優れている、凄いパサー。パス自体の精度を表すパスが17、パスの種類や質の高さに関係するテクニックが17、敵味方の動きを読む予測力が16、パスコースを探す視野が18、どんなパスを選ぶかの判断力が16、プレッシャーがかかっているときのプレイ精度の冷静さが16と、どれをとってもワールドクラス。フィジカル周りの能力は中の下という感じだが、それ以外の能力は全般的に悪くない。
ウィルフレッド・ディディ
守備が非常に得意で、カンテと似たタイプの選手。中でもボールを奪う能力のタックルと、相手の動きを読む予測力が世界でもトップクラスで、彼をドリブルで抜くのは非常に難しそう。守備だけではなくパスと視野が13あり、そこそこパスも出せる。
デニス・プラート
彼自身も割と優秀なパサーで、プレミア中位のクラブなら試合を作る中心選手になるだろうが、残念ながらティーレマンスという上位互換がいる。
ナンパリス・メンディ
守備が得意で、運動量があり、パスも出せなくはない選手。判断力と予測力が高く、プレイの判断が的確。
ハムザ・チョードゥリー
タックル、チームワーク、運動量、積極性あたりが高く、元気に走り回ってボールを奪う感じの選手。ボールを奪うのは得意だが、ポジショニングが10だったりと、守備が得意なわけではない。
ウイング
ここのポジションも皆それぞれ個性を持っているが、だからといって一方で欠点を持っているわけでもないので、使いづらさを感じない選手ばかり。
ジェームズ・マディソン
テクニック、ドリブル、ひらめき、バランス、敏捷性とドリブルに必要な能力が全般的に優れている良いドリブラー。パスと視野も優秀で、判断力もそこそこあるので、パスも出せる。
ジェンギズ・ウンデル
この選手もテクニック、ドリブル、ひらめき、バランス、敏捷性とドリブルに必要な能力が全般的に優れていて、さらにスピードと加速力もある俊足ドリブラー。クロスやコーナーキックが得意だったり、オフザボールも良かったりする。
マーク・オルブライトン
クロスが得意で、献身的に走り回る選手。守備もそこそこ得意で、ポジショニングが14とウイングではかなりの高評価。
ハーヴィー・バーンズ
2列目はどこでもできる選手で、テクニック、ドリブル、ひらめきが優れているドリブルの上手い選手。
フォワード
層が厚いポジション。プレミアリーグを代表するフォワードのヴァーディーがいる。ペレスも優秀な選手だが、何でもできて、色々なポジションができるが、少しインパクトが欠けるので、使い勝手の良い控えという感じになってしまうか。イヘアナチョも良い選手で、中堅クラブならエースストライカーかもしれないが、残念ながらヴァーディーがいるので、1トップだとスタメンで使うのは難しいか。
ジェイミー・ヴァーディ
昨シーズンのプレミアリーグ得点王。チームワーク、運動量、勝利意欲、積極性、勇敢さ、スタミナが高く、試合を通して献身的に走り回る選手で、オフザボールと予測力が高いので攻撃時の位置取りが良く、テクニック、決定力、冷静さが高いので難しいシュートも決めれるし、決定的な場面で外さない。実はパスと視野も悪くなく、パスも出せる。
アジョセ・ペレス
ドリブルとひらめきが高くテクニックがそこそこ良いのでドリブルが上手く、オフザボールが高くて予測力がそこそこ良いので攻撃時の位置取りが良く、シュート、パス、守備もそこそこできて、運動量が豊富。ポジションもフォワード、トップ下、右サイドができて使い勝手の良い選手。
ケレチ・イヘアナチョ
オフザボールが優れており、予測力がそこそこ良いので、攻撃時の位置取りがよく、テクニックがそこそこ良く、決定力と冷静さが高いので、難しいシュートも決められるし、かんたんなシュートも外さない。全般的に身体能力は悪くなく、スタミナ、加速力、敏捷性あたりは優秀。また、パスやドリブルなどはそこそこできて、運動量とチームワークも14で、そこそこ献身的に動き回る。つまり、できることは出来て、何でもそこそこできる選手。
戦術
試合を作るチームの中心選手としてローミングプレイメイカーで、パス能力が非常に優れているティーレマンスを起用。相方にはプレイメイクの一方で走り回る役目をになってもらうためにボックストゥボックスMFで、パサーだが運動量もそこそこあるプラートを起用する。その後ろにタックルを中心に守備が得意なディディをボールウィニングMFで使い、守備を支える。
前線は足が速く、運動量が豊富で、ポジション取りが優れていて、シュートも上手いというポーチャーに適任なヴァーディーをポーチャーで起用して、得点と相手のラインを押し下げる事に期待。左はバランスやフィジカルと、狭いエリア内でプレイが得意そうなフィジカルの特徴を持っているマディソンをインサイド・フォワードで中央寄りでプレイをさせる。右サイドは、ドリブルが得意なウンデルを外からカットインさせるために、インバーテッド・ウイングを任せる。
サイドバックは両方とも前のウイングの選手が最終的に内側に行くので、逆に外側で幅を取ることを狙って、ウイングのサポートを任せる。右はとても優れているペレイラが怪我から復帰次第に使うが、それまではカターニュを起用する。左はフックスの機動力不足が気になるので、トーマスを起用する。
センターバックはエヴァンズとソユンクが他の選手より頭が抜けているので、そのまま起用。キーパーも同じくシュマイケルが優秀なのでそのまま起用。
結果
リーグ戦は4位でチャンピオンズリーグ出場と良い成績。また、ヨーロッパリーグも2位と健闘したが、一方でローテーションをしたFAカップとリーグカップは早期の敗退だった。
勝敗や引き分け数は順位に相応という感じ。5位のアーセナルのほうが得点は多いが、失点が少ないうちのクラブのほうが安定をして勝点をとれた感じか。
ヨーロッパリーグは準々決勝からトットナム、アーセナル、マンチェスター・シティとイングランド同士の戦いになり、大陸大会とは?という感じだった。そもそもヨーロッパリーグにマンチェスター・シティが出てこないで欲しい。
ヴァーディーが32得点と大爆発をしてさすがという感じ。次に得点を求めていたインサイド・フォワードのマディソンも11得点と良い感じ。
課題
戦術面では今見ると、ローミング・プレイメイカーの隣にインサイド・フォワードを置いたほうが得点が増えそうとか、ドリブルや視野的にマディソンのほうがインバーテッド・ウイングで、オフザボールが高いウンデルがインサイド・フォワードという気もしなくは無い。ローミングプレイメイカーもドリブルが上手いマディソンを使っても良かったかもしれない。
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